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「どん底からでも人生は逆転できる。」時間をかけてコツコツといこう!

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父の失踪、どん底突然の差し押さえ!そして15歳でホステスに。自分にできることを、やり抜く心がまえを持ち、突き落とされた奈落の底から這い上がり、18歳で親の借金を完済。高校進学から結婚、夫のアメリカ留学に伴い渡米したのをきっかけに通っていた大学に見切りをつけ留学。そこで出会ったメンターなどから恩を受け人脈を構築し、今やドバイで一目置かれる実業家となった著者のサクセスストーリー。

私が大黒柱になる!

自宅差し押さえという事態にうろたえてしまった両親に代わって裁判所に出頭し、4000万円余りの借金を返していくと威勢良く宣言した私でしたが、いかんせん未成年の中学生です。これからどのように返済していくか、緊急に、具体的に考えなければなりませんでした。(中略)おろおろと途方にくれている両親は、もはや私にとって頼るべき存在ではなく、守り、背負わなければならないものとなっていました。もともと長女気質ではありましたが、環境が私を一気に大人にしたのです。

普通の中学生ならこの状況では何もできず、施設に保護されたりするのを待つぐらいしかできないだろう。中学生にここまでさせるほどの親って一体。親から受けた愛情などは子に返せと言われるように、愛情やなんかは親から子への一方通行であることが多いが、著者は中学生で「家族の大黒柱になる!」という決意を胸に借金返済を宣言する。

そして15歳でホステスとなり、そこでお客との関係で悩みながらも仕事をこなし、18歳の時に借金を返済。しかし、客からの高価なプレゼントを娘がもらってくると、母親はそれを質屋にいれできたお金を困っている友人に貸したりしてしまう。もともとお嬢様育ちだった母親はお金に対してルーズだったのだ。そのときはさすがに「この人、私の実の母親だよね?」と思わず確かめたくなるぐらい、母の親としての心情を量りかねたそうだ。

ついに昼の仕事へ

私の中には「いやいや、水商売をやっていたら、絶対に『負けない』と誓った、私をバカにした相手を追い越せない」という強い気持ちがありました。このまま続けていたら、お金は稼げるかもしれないけれども、悔しい思いをさせられた友達に「あなたを追い越したよ」なんて絶対言えない。それは、どうしても嫌でした。とにかく時間がかかっても、回り道でもいいから、どこかでみんなと同じスタートラインに立つ。それだけはどうしても譲れない、私のささやかな希望だったのです。

そしてついに昼の仕事へ。宝石店の販売の仕事でお客には学校の先生や銀行員などお堅い職業の人が多かったが、ここでもトップセールスおあげる社員となる。年収が1500万円を超えることもあったという。歩合制ってここまで人をやる気にさせるのかと感心した。僕なら売上はどん尻、即契約解除となりまた引きこもることだろう。「時間がかかっても、回り道でもいいから、どこかでみんなと同じスタートラインに立つ」という言葉は一度挫折した人間には心の支えとなる言葉だろう。この宝石店で知り合った男性と付き合うも家柄や学歴の問題から結婚は破談となった。それが原因でパニック障害となるが投薬治療で徐々に回復する。

人間は一生勉強

人間は一生勉強ーー。

この言葉は、人より10年も遅れて高校に入った私にとって、それから先の人生もずっと強い支えとなりました。

年を取ってから勉強し始めると「今更勉強?」と心ない言葉を浴びせる輩がいるが気にしないことだ。僕は勉強しているという意識はないが、カフェで読書をしていると友達と来店した若者に「意識高い系?」などと囁かれることがあるが無視。群れることでしか人をバカにすることができない愚かな人間に自分の大切な時間を奪われるわけにはいかない。

持たざるものにも公平に時間はある

「持てる者」より何倍も時間もかかりますし、苦労もあるとは思いますが、安易に目標にたどり着ける人よりは、人間の芯は強くなる。発想力も応用力も養われる。私は、負け惜しみではなく、それこそが、「持たざる者」だからこそ得られる強みなのではないかと思っています。そして、生きていく上で、それらは意外と重要なものなのです。

「持てる者」が最短距離で目的地に到達するのに対し「持たざる者」はどうしても回り道になる。しかし、時間さえかければ必ず到達できるし、その時間をフルに充実したものにできれば、時間をかけたなりの成果を得られます。時間をかけてでもいいから、コツコツと自分なりにできる範囲で勉強を続ける。それが、いつか必ず自分を助けてくれると信じ、せっかく習慣となった読書を続けていこうと思う。

自分が望んで走り出せば、そして少し回り道かもしれませんが時間さえかければきっと何かが動き出すはずです。それをあなたの手でつかみ取ってください。(中略)明けない夜はない、というのは本当です。1年で明けることのあれば、10年かかることもあるかもしれません。けれどもあきらめなければ、いつか必ず朝日は差し込んでくるのです。

サクセスストーリーなのでこんなに人生大逆転することはまずないだろうが、挫折しても時間がそれを解決してくれるという発想は共感できる。僕も投薬治療で今までよりだいぶ普通の生活ができるようになってきたので遠回りでもコツコツとブログや読書を続けていこうと思う。

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