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10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと|山口 揚平|答えのない不安を自信に変える賢者の方法

将来が不安な仕事、27歳独身、彼女なしそんな人間が謎の人物から「今後生きるために必要なこと」を教わる。価値観の変容、広がり続ける格差、AIの台頭、資本主義の終わり、グローバル化。変容する社会で自力で生きていくためのサバイバル術とは?

結婚はオワコン化するのか?

「しかし、今からの話は、〝彼女〟がテーマではない。結婚がテーマだ」 「結婚……」 「君達の世代の言葉を借りるならば、 結婚は〝オワコン〟化する ということさ」 「そんなに結婚の未来は暗いのですか?」 「まずは数字で見てみよう。すでに、 男性の生涯未婚率は 20%、女性の生涯未婚率は 10% になっている」 「女性のほうが少ないのは……」 「何度も結婚している男性がいるからだね(笑)。まさに弱肉強食の時代だ」 「確かに結婚を躊躇する人は増えている気がするな」 「理由は何だね?」 「1人が気楽だからじゃないですかね?」

「結婚は、あくまで〝制度〟だ。男女のパートナーシップは、本当はもっと深いレベルで自然になされるものだ。そうだろう?」 「結婚の形は、小さい頃、両親を見て学ぶものじゃないですか」 「その通り。そして、自分もいずれ結婚することが当然のように思っていた」 「はい、まあ、そうですね」 「男性と女性のマリアージュ(有機的な結びつき)は世界で最も美しい姿の1つだ。しかし、人はつながり離れ、そしてまた結びつく。一方、結婚というのは、契約だ」 「僕の友人の女性の旦那さんが、浮気をしたらしく、その女性はカンカンに怒って、旦那さんに対して、ありとあらゆる措置をとると、息巻いています。その様子を見て、あぁ、元々は愛し合っていた2人なのになぁ……と寂しい気持ちになりました」 「民法では、浮気は犯罪だ。犯罪ということは、当然罰則も存在する。〝結婚〟は愛で始まるが、終わりは実に殺伐としている」

「そもそも、何で結婚という制度が産まれたんだろう……」 「社会秩序の維持という意味では結婚制度はよかったが、自然システムには逆らうことになっている。そして今、人々はより自然に生き始めているんだ。数字で見てみれば一目瞭然だ。先進国の多くは、離婚率が20%に達している。私生児(婚外子)も、40%代の国が多く、スウェーデンでは54%に上る(2008年米国商務省、日本:厚生労働省、香港:Demoguraphic Yearbook Special Issues1999 Natality Statistics)。日本はわずか3%にすぎない」

そもそも結婚が必要な理由ってなんだろうと考えた時、社会的に認められたパートナーや子供を得ること。そこには国からの支援や扶養に入ることでのメリットななどが挙げられる。しかし女性も働いており男性側も働いている場合、こうした補助を必要としないケースだって考えられる。ならば結婚は単なる紙切れ一枚のなんの意味もない契約書ということになる。先進国では婚外子が多い国も存在していて、これらの子供にもきちんと社会保障が受けられる制度が確立している。若者の考え方も変わっていており、結婚に縛られない生き方を望む人も増えた世の中では、形骸化した日本の婚姻制度はもう見直すべき時に来ているのではと思う。

ディズニーランドは入場料で儲けていない

「もう1つ、ビジネスには『どこで儲けるか』というポイントが大事だ。たとえば、ディズニーランドは何で儲けているのか、知っているかな」 「簡単ですよ。入場料でしょ」 「いや、実際は、 飲食と物販 なんだよ。ワールドバザールに行くと、たくさんの買い物袋を持った観光客を見かけるよね? あれで儲けているんだ。これと同じことをしている格安旅行会社もあるよ。海外ツアーで途中でお買い物に連れて行かれたりすることがあるよね。そのキャッシュバックで、利益を得ているんだ」 「そうか、もし、漁師になったとして、観光客を一緒に船に乗せて釣りツアーなんかをしてもいいんだな」

「多くの人は、その事業で儲けているように見えるが、実際には違う。 そこは覚えておくといいよ。劇団の経営をしていた時だが、通常、劇団は公演だけでは、なかなか収益が出づらいんだ。そこで、お芝居の小道具でおみくじが出てきたら、そのおみくじを売ったり、DVDやそのほかの物販を始めたり、小道具を別の劇団に貸したり、ということも始めた。すると、収益は100万変わってきたよ」 「そういう小さなアイデアでも、お金は儲けられるんですね」

ディズニーの収入源が物販であることは若者たちの楽しみ方を見ていればわかる。頭にディズニーキャラクターのカチューシャをつけて、もしくはディズニープリンセスになりきって楽しむスタイルが一般的になり客単価は大幅に上がっている。USJなんかも同じようなビジネスモデル。世間に目を向けるとそうした意外なところで収益を上げるアイデアに溢れている。

ロシアのウクライナ侵攻、北朝鮮の弾道ミサイル発射、中国の海洋進出などこれからの世界を憂う事柄は多い。しかし下を向いてばかりではいられないので何とか生き抜こうと皆知恵を絞る。そんな中から生まれる収益化の方法論を学べる書籍。

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