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1日のタスクが1時間で片づく アマゾンのスピード仕事術|佐藤 将之|いかにして企業成長を達成しているのか

翌日配送や最短一時間で配送するサービスで利用者の利便性を追求するAmazonがいかにしてスピードを追い求めているのかを記す。

より少ないリソースでより多くのことを実現

アマゾンのOLP( リーダーシップ理念)の第 10 条に「Frugality」 という言葉があります。アマゾンジャパンのHPに付記されている解説文には、

私たちはより少ないリソースでより多くのことを実現します。倹約の精神は創意工夫、自立心、発明を育む源になります。スタッフの人数、予算、固定費は多ければよいというものではありません。

とあります。

「Frugality」 という言葉は、OLC(リーダーシップ理論)((*)参照)の日本語訳では「質素倹約」となっていますが、実際のニュアンスはかなり違います。ジェフ・ベゾスはよく私たちに、「正しいことにお金を使いなさい」という話をしていました。

対して、日本型企業の場合、敢えて強い言葉を使うならば「ケチ」「出し惜しみ」のようなお金の使い方をしている企業が多いように感じてしまいます。

その象徴的な例が、パソコンです。

「会議が多い会社なのに、デスクトップしか支給されていないんです」

「正社員は1人1台なのですが、契約社員は共用パソコンです」

「いまだに、何年も前の1㎏超え( 笑)くらいの重さのノートを使っています」

「よくフリーズするんですよね……。1日平均 10 分くらいは固まります」

ビジネスパーソンにパソコン事情を聞くと、そんな話がいくらでも聞こえてきます。

答えは1つ。会社はすぐにパソコンを買い換えるべきです。

あるいはビジネスパーソンの皆さんの方から必要な手順を踏み、会社と交渉してすぐにパソコンを買い換えてもらうべきです。

実際、アマゾンでは、非常によくパソコンを交換していました。私も 15 年間の在籍中に少なくとも7回、およそ2年に一度は交換してもらっています。

パソコンの交換の費用対効果は高いことが明らかで、かつすぐに実践できることなので、「パソコンの読み込みが遅くて砂時計の表示がすぐに出る」といった悩みを抱えている人は交換をぜひ検討してみてください。

パソコンの進化は著しく、処理速度は年々早くなっており、最新のソフトを使うような職業の人は軽快に仕事ができるように。読み込み書き出し機能は爆速になると待機時間が減り仕事の無駄やストレスが減ります。しかし、普通の事務作業だけならばオーバースペックになりがち。

たった5分短縮するだけで良い

本章の締めくくりとして、読者の皆さんにお伝えしたいことがあります。

それは、「たった5分短縮するだけで良い」ということです。

なぜなら、1日たった5分のムダを省くだけで、仕事の生産性が1%向上したことになるからです。

企業にとって生産性が1%上がることは非常に素晴らしい成果であることは、ビジネスパーソンの方々は皆さんよく理解されていることと思います。それが、たった5分の心がけで実現できてしまうのです。

たった5分でいい──これは非常に簡単な計算で求められます。

私たちの1日の平均就業時間が8時間=480分だとすると、5分は1%強に相当するのです。

「スピードを上げよ、生産性を上げよ」と生真面目に考えてしまうと、どこからどう手をつけていいのかわからなくなってしまいます。

けれども、今の仕事のやり方の中からまずは5分だけ見直してみよう、5分のムダをなくしてみようと考え、実行するだけで、1%という大きなインパクトを手にすることができるのです。

私たちの仕事時間で「なんとなく」すぎている時間はないでしょうか?

・なんとなくネットサーフィンをしてしまった……。

・ボーッとしたまま、スマホをいじってしまった……。

・終了予定時刻をすぎても気にせず、会議を続けてしまった……。

・資料作成に集中できないまま、デスクに座り続けてしまった……。

・同僚とつい、仕事とまったく関係のない長話をしてしまった……。

・ぎりぎりに会社に到着し、息があがって、しばらく仕事にならなかった……。

今の仕事をあらためて見直してみると、どんな人でも「5分を削り出す」ことは簡単にできると思います。

仕事を効率化する上での心得として5分短縮を意識する。5分なら意外と簡単に削ることができるかと思います。それが1%となり積み重なると案外まとまった時間になる。仕事効率化をする上で成功体験を積み重ねていくのに覚えておいた方が良いことかと思います。

Amazonの仕事術を惜しみなく披露。1日のタスクを効率化して時短を実現するノウハウが詰まった書籍。

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