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0秒リーダーシップ|ピョートル・フェリークス・グジバチ|「これからの世界」で圧倒的な成果を上げる仕事術

Googleやモルガン・スタンレーで人材開発担ってきた著者が語るリーダーシップ論。グローバル化が進む日本のビジネスパーソンにおくる新しい働き方の提案とは?アクティブにイノベーティブに働くためのヒント集。

世の中を大きく変えるメガトレンド

国連によると、現在、世界人口 73 億人の 54%は都市に住んでいますが、2030年には世界人口 85 億人の 60%が都市に住むと予測されています。各都市の経済力も、欧米先進国からアジアの新興国にシフトしてきて、中国やインドなどの巨大な人口を抱えた都市が相対的に大きな力を持つようになります。しかし、都市人口が増えても、住宅、交通、医療、教育、福祉などの整備が追いつかないと、スラム化が進んだり、貧困問題が加熱したりするおそれがあります。食料事情も悪化するかもしれません。人口の都市への集中はエネルギー需要の増加を引き起こし、2015年から2030年まで年率 1. 7%の割合で増え続け、およそ 30%増えると予測されています。技術革新によって石油資源に替わる再生可能エネルギーの利用は増加するはずですが、すべてをまかなうのは難しいでしょう。水資源の枯渇も深刻で、2030年に水需要は 40%増えるとされていますが、利用できる水の量は限られています。 また、地球温暖化ガスの 80%は都市から排出されていて、毎年1000億ドル規模の環境対策費が費やされることになります。

巨大な人口を背景に発展してきた中国やインド。世界的に力を持ち始めてはいるが国内をみてみると貧困など格差が問題になっている。環境対策関連の仕事はこれからますます重要となってくるだろう。カーボンニュートラルなんてことも各国が言い出していて、再生可能エネルギーの需要は増すばかり。しかし現実問題、火力などのエネルギーミックスはいまだ欠かせない。こうしたメガトレンドを意識して仕事を選ぶのもビジネスパーソンの審美眼が試される。

「対岸の火事」では済まされない

①デジタル化の波は、僕たちの生活を根本から変えました。いまやスマホのない世界、ネットのない世界なんて想像もできません。  ②破壊的イノベーションの影響は日本にも押し寄せています。アメリカ発の「黒船」が次々と日本市場に参入し、既存の業界を破壊しているのは、みなさんもご存知の通りです。日本では後発のツイッターやフェイスブックがミクシィに取って代わり、Eコマースのアマゾンは、日本の小売・流通業に対する影響力を増しています。テレビ業界には、ネットフリックスが殴り込みをかけてきました。日本人は次の「黒船」をいまかいまかと待っているだけでいいのでしょうか。日本でも③ベンチャー成長の活力を取り込もうと、起業家を育成しようという試みが、これまで何度も行われてきました。クラウドファンディングなどの資金調達環境が整備され、会社設立の手続きも簡略になって、いまの日本は何度目かのベンチャーブームの真っ只中です。

テレビ番組がつまらないと言われて久しいが、動画配信サービスもコンテンツの奪い合いが激化している。ディズニー+やApple TV+、NetflixにHulu、AmazonPrimeVideo数えたらキリがない。どのサービスが生き残るか見ものだ。日本でも成長の見込みのあるベンチャーに投資する動きが加速。飛ぶ鳥を落とす勢いの会社もちらほら。Netflix等の殴り込みにどう対応するか正念場だ。

全員がリーダーシップを発揮する

全員がリーダーシップを発揮する組織、誰でもリーダーシップがとれる環境が、変化の激しい時代に求められる組織のあり方なのです。変化とは決してマイナス面だけではありません。破壊されるものがある一方、新しいものも生み出されるからです。変化は大きなチャンスでもあります。それを実現するために必要なのが、組織全員が発揮するリーダーシップです。もちろん、これまでの企業にもリーダーシップは存在しました。日本の大企業も、そうです。優れたトップが組織全体を引っ張ることで時代の変化に対応し、多くの成功を収めてきました。しかし、いまの急激な変化の時代、それでは不十分なのです。グーグルは、検索エンジンの事業からスタートした企業です。ところが、いまや自動運転車をはじめ、医療、健康、ロボットなど、大きく事業範囲を広げています。つねに世の中の変化の先を読み、自ら変化をつくり出すことが基本戦略となっているのです。変化が起こってから対応するのでは間に合いません。変化に追いつかれないように、つねに自ら変化し続けることで、これからの時代も優位性を保とうとしているのです。社内では、日々同時多発的に新しいアイデアが生み出されています。そのため誰か一人のリーダーの指示を待つ、という仕組みでは成り立ちません。 グーグルでは、社員の1人ひとりが責任をもって新しいチャレンジをすることがカルチャーとなっているのです。そのため、組織全員がリーダーシップを取ることが欠かせない条件となっています。

巨大な資本を背景に、これから脅威になりそうな成長企業を早い段階で芽を摘んでしまうなんてことがまかり通る時代。GAFAなどの独占的な振る舞いに待ったをかける動きもちらほら出てきている。組織全体がリーダーシップを取ることが欠かせない要素となる現在、1人のリーダーに丸投げでは会社の存続も危ういでしょう。あなたもリーダーの1人なのです。そういう認識ができてこその組織改革かと思います。

働くマインドとスキルをアップデートしてレッドオーシャンを駆け抜ける覚悟はあるか?新たなブルーオーシャンを見つける冒険心は持っているか?リーダーシップを語る上で欠かせない要素満載の書籍。

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