人生で出会う、しがらみ、こだわり、未練、キャリア、人脈などを手放し自分が今本当に楽しい、大切だと思う頃に集中して生きることの大事さを教えてくれる。時代の変わり目の今、ぜひ読みたい新しい生き方本。
いじめが原因で不登校も経験
4年生のときには、いじめが原因で不登校も経験しました。
朝、学校に行く時間になるとお腹が痛くなって熱がでる──そんな毎日でした。
いじめの理由は、単にターゲットになる順番が回ってきたとか、少し目立つから……、みたいな、いま思えばよくあること。けれども、子供にとって学校は、世界のすべてみたいなもの。毎日辛くって、死ぬことばかり考えていたのは、いまでもはっきりと覚えています。 私の記憶では、2週間ほどの不登校期間だったのですが、先日、同級生と話していて、「直ちゃんは4年生のとき、半年学校に来なかったよねー」と言われ、噓でしょ!? って、自分でも驚きました。イヤで、イヤで、きっと、幼心に〝半年間家にいた〟記憶を消していたのかな、と思います。
ただ、そのとき両親から、「学校に行きなさい」と言われたり、学校へ行きたくない理由をしつこく聞かれた記憶は、一切ありません。
それが子供の私にとっては、とてつもなく安心でした。 みんなが学校に行っている時間は、ひたすら読書。この頃から、本を読むことには親しみを感じていたようです。
そんなふうに毎日を過ごししばらく経ったとき、「イヤなら学校を辞めてもいい。だけど、それなら先生には、自分で言いに行きなさい」と、母が学校に連れて行ってくれました。
当時の担任の先生は、熱血体育教師。私が、学校に行かない理由を話すと、「大草、お前いじめられていたのか!」って(笑)。その日をきっかけにいろんなことが次々と解決していき、学校に行けるようになったのですが……。
自分で決めたのなら、自分で先生に言いなさい。
──母のこの言葉には、子供ながらに「そうか。自分で決めたことなら、自分で言わなくちゃ」と、妙に納得したのを覚えています。
この経験はいまでもことあるごとに思い出されることですが、「いま、いるところだけが全てじゃない。逃げたっていい」 「自分で決めたことは、自分で責任を持つ」 私が、子育てや生きていくうえで大切にしていることに、少なからず通じているような気がしています。
僕らが子供の頃と比べ不登校でも学校以外の自宅などで学ぶことで高校卒業できたり大学に進学できたりと逃げ場は多くなったのかなという印象を受けます。昔のように不登校が被るリスクは減ったのかなと。それでもかなりの負債を背負っての学業にはなりますが、逃げ道があるというのは良いことです。逃げ場がなくなった子たちの行き着く先が自殺だったり犯罪だったりした時代はもう終わりに近づいてるんじゃないかと。それでも情報弱者だったりすると救いの手も差し出せない現状があるので注意が必要。
おしゃれは自分を好きでいるための「ツール」になる
飽きっぽいと自覚している私ですが、自分にだけは飽きたくありません。飽きることなく、最後まで愛し続けたい、と思っています。それができるのは、夫でも子供でもなく自分だけかもしれません(笑)。
そのためのツールとなるのが、ファッションやメイクです── 48 歳になったいま、皆さんにはそう伝えたいです。
だからこそ、人と同じである必要なんてないし、周りの目だって気にしなくていい。もちろん、飽きないために変わっていっていいものですし、同じスタイルでい続ける必要なんてない、心からそう思っています。 こんなふうにファッションについて自由に捉えられるようになったのは、ベネズエラ出身の夫の存在が大きかったような気がします。
出版社を辞め中南米に行き、帰ってきた私が好きだったファッションは、ちょっぴりセクシーだったり、エスニックな色合いやインターナショナルな香りのするスタイル。
たとえば、ビビッドな色合いのスカートだったり、ボディラインが強調されるようなワンピースや、背中が大きく開いているようなカットソー──ただ、そんな服を着ていくと、「今日はどうしたの?」とか「なんだか強めだね」って言われたりして……。
何気ないひと言で、自分をすごく否定されているような気持ちになり、ファッションに関して、とっても揺れている時期がありました。
そんなときに夫は、「セクシーでいいじゃん、インターナショナルで、エナジェティックで、エスニックですごくカッコいい!」と褒めてくれるのです。不特定多数の人に向けたファッションをしなくてもいい──彼の言葉にすごく安心しました。
そうやって、徐々におしゃれに関しての「フレーム」みたいなものが外れてからは、誰に何を言われたって大丈夫! だって、おしゃれは自分を好きでいるためにするものだし、いまの私はコレが好きだから! ──そう思えるようになりました。だからこそ皆さんにも、時には世間で言われている「おしゃれ」より、ご自分の「好き」という感覚を優先してほしいのです。
そして、私の仕事は、皆さんの「自分を好きでいたい」「幸せになりたい」という気持ちと、服やブランドが発しているメッセージをつなげるトランスレーター役だ、と思っています。
ですから、どうか、私がお伝えする服のメッセージが、いまのご自身にフィットしなければ、そのときはぜひ、ご自身の感覚を強く信じて自信を持ってください。
おしゃれは基本的に武装だと思っていてスキンケアやダイエットがレベル上げ。仕事やなんかで稼いだ金で洋服や鞄を買うのが強い武器を手に入れるための行動。まさしく人生はゲームだと思う。たまには背伸びしてハイブランドのものを買ってみて一流に触れたみたりするのも良いかと。おしゃれは武装!
どうでもいい8割からフォーカスすべき2割へと目を向けていらないものは無視することで幸せになれる。いろんなものに興味を持ち飽きたらやめればいい。とにかくやってみなければ物事は始まらない。続けられるかよりもやってみたいを優先しよう。
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