ガンは遺伝しない?60代で見つかるガンは40代ですでにできている?人間ドッグでガンは見つからない?ガンにまつわるさまざまな知識をトピックごとにお届け、一生使えるガンの知識が身につきます。
そもそも「ガン」って何?
「がん細胞は『犯罪者』、免疫であるリンパ球を『警察官』にたとえて考えるとわかりやすい。たとえば、ある街に凶悪犯が100人にいて、警察官が1人にしかいなかったとする。そしたらどうなると思う?」
「犯罪が増えると思います」
「そうだよね。犯罪者を抑えられなくなる。でも凶悪犯100人に対して警察官が100人いれば安心して暮らせるでしょう。逆に警察官が100人いたとしても、凶悪犯が1万人もいたら危ないじゃない」
「はい……」
「よく、紫外線にあたったり、たばこを吸うととがんになりやすいというのは、犯罪者であるがん細胞を増やしてしまう行為。それで、バランスのよい食事をとるとか、運動したほうがいいというのは、警察官である免疫細胞を活性化させるためだね」
「先生、どうしてコピーミスをすると細胞が死ななくなるんですか」
「細胞の染色体の端にテロメアという部分があって、分裂するごとに少しずつ減っていく。回数券をイメージしてもらえばいい。その回数券が 50 枚くらいあって、0枚になると分裂できなくなるしくみになっているの。でも、細胞がコピーをミスしてがん細胞になると、なぜか、分裂してもテロメア(回数券)が減っていかない。だから、永遠に分裂しつづけてしまい腫瘍となる。それががん。
このガンの説明はわかりやすい!免疫細胞に着眼して日々をおくれば犯罪者(ガン)の数より警官(免疫細胞)の方が数的優位に立つのでガンにかかりにくいと。タバコのように有害なものを体に取り入れないのもガン予防に役立つ。ガンはかなり予防のできる病気であることがわかる。
健康診断でガンが見つかった場合はほとんどが進行ガン
「そうだね。さっきも話したけど、がんは恐ろしいことに症状が出てから病院に行くと、ほとんど進行がん。だから定期的に検診を受けるしかない。でも、日本のがん検診の受診率は極端に低い。欧米だと受診率が7割から8割なのに対し、日本は2割から3割」
「そんなに少ないんですか?」
「特に女性の受診率が低くて乳がん検診は2割。こんなに騒がれているのに数年前からあまり増えていないの。がん保険に入っている人は多いのにね。もちろん、がんになったあとのことを考えておくことも大切だけど、 がんにならないようにすることのほうがもっと大切」
「健康診断じゃだめなんですか?」
「だめだね。 会社で受ける健康診断だと初期がんはまず見つからない」
「じゃあ、人間ドックですか?」
「人間ドックを受ければ、がんが見つかると思っている人も多いけど、検査の内容によっては、人間ドックでもがんは見つからない。もっと言えば、 日本でやっている一般的な人間ドックの検査だと、初期のがんはなかなか見つからないと思っていい」
人間ドックでは初期の癌を見つけるには不十分という事実。やはり専門のがん検診を定期的に受けなくては初期のガンは見落とされてしまうのだそう。僕は40代半ばだがガン検診どころか人間ドックすら受けたことがない。ガンが見つかり、それが進行ガンでそのまま死へ一直線コースが僕の末路というわけだ。もちろんガンだった場合。
一年に一回、胃がんと大腸がんの内視鏡の検査、肺のCT検査を受ける、乳がん検査はマンモグラフィーに加えエコー検査を組み合わせる。ガン予防、対策は面倒だがこれくらいやらなくてはならないようだ。
ガンにまつわる知識は日々アップデートしていかないと!医療技術や検査の精度も上がっていたりするのでより簡単な検査でガンが見つかる場合も。ガンが怖いならまず敵の特性を知ること。そして予防と検査を定期的にということだ。
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