デカルト、パスカル、ルソー、アランなど世界の哲学者に影響をあたえた名著、ついに超訳で登場。
自分は特別な人間ではない
きみはなにごとにもビクともしない人間になろうとしていないか? きみという人間を、金色に輝く特別な存在に仕立てようとしていないか? わたしは、ありふれた人間だ。 繊細で傷つきやすく、不快なことが続けば気持ちがくさくさしてくる、どこにでもいる人間だ。 でも、それでいいと思う。いつも笑顔でいることなんてできないのが人間なんだ。 さて、不快なことが続いたらきみはどうするだろうか? わたしは、そんな場所にとどまらず、さっさと居場所を変えてしまうことにしている。 なぜなら、わたしは特定の場所にしかいられない特別な存在ではなく、どんな場所にもいられるありふれた人間だからだ。
自分が特別な人間ではなく、他の人もそうだということを頭に入れておけば変な競争心が生まれなくて済む。そんなに特別な人は世の中にはいないということ。自分と違ったものを持っていたり、お金や権力を持った人がいたとしても、所詮同じ人間だと割り切るべき。そこで自己肯定感を下げてしまっては世の中嫌なことだらけになってしまいます。
私の辞書に不平という言葉がない
わたしはわたしだけの辞書を持っている。 そして、わたしの辞書には不平という言葉がない。 時が悪ければやり過ごす。あるいは、走り抜けることもある。時がよければ、腰をゆっくり落ち着ける。 ちょっと賢くなってくると、人間というのはよい時だけで埋め尽くしたくなるらしい。 悪い時がなくならないとわかれば、それを無視しようとするだろう。 冷たい雨が降ろうが、寒い風が吹こうが、わたしにとってはどのような時だろうと、よい時なのだ。 そんなわたしは、今や人生の衰退期にいる。それでもわたしは人生を尊重し、大いに楽しんでいる。 さて、きみの辞書にはどんな言葉が載っているだろうか?
不平を言いたくなったらこの言葉を思い出そう。自分の周りに起こる様々なことを肯定できれば人生生きやすくなります。不平を言った分自分が疲弊すると思います。なるべく言わない方が精神衛生上良いかと思う。
成功を真似しようとしなくてもいい
さまざまな成功例に、わたしたちは刺激される。 だが、成功の裏には失敗がある。 そして、どんな偉大な力にも、強さがあると同じだけ弱さがある。 わたしの弱さは、わたしの強さと同じほど正当なものなのだ。 わたしはほかの人の成功を正当に評価するが、それをマネしようとは思わない。 偉人たちの魂がマネできないほどの高さにあることを、はっきり認めようじゃないか。それが誠実さだ。だがその高さに上り詰めようなどと思わないことだ。それも誠実さだ。 どうやら、人はマネできそうなことばかりに目が向くようだ。 わたしはわたしの道を歩いていこう。整地されていなくて問題はない。水たまりの多い道でも、泥が跳ね返ってくるような道であっても、これがわたしの道なのだ。
成功者を見て見上げるのは自己肯定感が下がるという影響があるので見上げるのはやめよう。自分と同じ土俵の人とばかり比較するのも問題だが上を見て上空を見上げることはない。
何事も中庸が良い。突き抜けたい気持ちもわかるが、中庸のメリットも数多くある。そんな中庸という言葉を胸に日々生きれば少し肩の荷がおりることだろう。上ばかり見ている人生は辛すぎる。
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