良い習慣をインストールしようとしてもなかなか続かない。そんな人に送るライフログ生活。なんでも記録するのって面倒っぽいけどやってみると案外習慣にするのは簡単。
情報はスマホで一元化
具体的にiPhoneアプリでライフログを記録するやり方を紹介します。いろいろなやり方はあるのですが、ここではFlavaというアプリを紹介しましょう。 Flavaをオススメする理由としては、第一にEvernoteと同期できることがあげられます。Evernoteについては、ここでは「デジタルノート」というにとどめます(基本的な設定方法は巻末付録をご参照ください)が、本書では原則的に「ライフログはEvernoteに蓄積する」 という考え方をとります。 なぜならEvernoteは、Notebook、タグ、検索という単純ながら強力な軸でデータを検索でき、しかも選択したノートの表示・編集機能が極めて優れているからです。ライフログは大量のデータを扱うし、データのなかには非常に古いものも含まれていますから、検索できないとどうしようもありません。100から500程度ならまだしも、10000ものデータを目で探すのではたまりません。Evernoteならノート数が10000になっても探し物を見つけることができます。
僕は1日の間でパソコンに向き合う時間が長いのでライフログは基本Evernote一択。普段スマホを肌身離さず手元に置いている人の場合このFlavaというアプリが有効だろう。
マネーログは単なる家計簿じゃない
家計簿は、「その日のレシート」などをひたすらノートに記載していくようなものですが、マネーログはそうではありません。これはほぼ、時系列に並んでいるのです。 ですからこれを見ると、その日に何をしたのか、ほぼ正確に思い出すことができます。マネーログは、ライフログなのです。 私たちのする行動の多くは、お金がかかります(もちろん全くお金のかからない行動もありますが)。 したがって、 いつどこでお金を使ったかをつぶさに記録していくと、自分がどのような行動をとったかの詳細な記録になる のです。 家計簿とは、つけてもつまらなく、眺めてもつまらない。そういうイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。 しかし、インターネットではよく「ライフログを眺めてニヤニヤする」という表現にぶつかります。マネーログも同じです。眺めると、何とはなしに楽しくなってきます。そこには少なからず思い出がつまっているからです。 マネーログは行動を思い出すトリガーになってくれるのです。
マネーログは絶対つけるべき。何にいくら使ったかという記録は未来の支出の参考にもなりますし、予測にも役立ちます。例えば僕の場合Apple製品の発売時期になると支出が増えます。そしてその買い物がどんなベネフィットを生んだかなど思い出に浸りながら振り返ることも可能です。
記録+「痩せたいという気持ち」
やせるためには、もうひとつだけ必要なことがあります。 それは「やせたいという気持ち」です。 今まで無意識のうちに食べていたものを意識するようになったとき、それを食べるか食べないかは、もちろん自由です。 太りたいと思っているなら迷わず食べるほうを選択するでしょうし、そもそも食べないという選択肢が出てこないでしょう。この、「選択肢がある」ということが大切です。 「やせたいという気持ち」があることによって、選択肢がつくられるのです。
・無意識だったものを意識したときに迷う
・太りそうなものを食べるかどうか迷う
・面倒だけど、運動しようかどうか迷う
やせたいと思っているときは、このような太るかやせるかに関わる行動について選択肢がつくられ、迷うでしょう。そして、やせるほうを選ばなかったときには、なんて自分はダメなんだろう、と感じるかもしれません。 全ての選択肢で太るほうを選んでしまうようでは問題ですが、全ての選択肢でやせるほうを選べなくてもいいのです。 まずは、選択肢をつくることができた、というだけでも状況は改善していると考えましょう。 そのなかでも、少しでもやせるほうを選ぶことができれば、確実に以前の自分からは変化していますし、やせる方向に進んでいます。
痩せたいという気持ちを持続させるために毎日体重とエクセサイズ、食事をレコーディングしていくと思いの外ダイエットの効果が得られます。
記録するだけでうまくいく。日常生活にライフログを取り入れて行動を可視化することで毎日が10倍輝きます。習慣にしたいけど続かないそんな悩みに答えてくれるのがライフログです。
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