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今日は、自分を甘やかす|夏生 さえり|日常の中で少しだけ愛せるようになるための考え方

ついつい頑張りすぎて心をすり減らしてしまいがちな現代人。ごく普通の日常の中で少しだけ愛せるようになるための考え方、生き方のコツや習慣を読みやすいエッセイという形で。

とてつもない低い目標を立てる

「今日は会社に行きたくない」わたしが立てた目標は、「白シャツにカレーうどんの汁を飛ばさないようにする」だった。この低すぎる目標が、その日一日を「できなかった日」から「できた日」に変えてくれた。 その日一日はなにもかもうまくいかなくても「白シャツだけは汚さずに」、と言い聞かせていた。そうして一日を終えて電車に乗り込み、ふと白シャツをみると、家を出たときの通り真っ白のまま。「あぁ、今日一日、目標通りにがんばれたじゃない」と自分を褒めてみせ、そんな低い目標を達成できたことだけでふわりと嬉しくなったのだった。 どんなにささいなことでも、「達成できた」と思えれば自信につながる。 元気がない日こそ、あれができた、これができた、と「できた」を数えられる一日に変えてしまえばいいのだ。 目標を立てるポイントは、①できるだけ具体的に、②達成しやすい目標であること。 たとえば、「笑顔で一度ありがとうと言えればOK」、「おはようございます、を大きな声で言えればOK」「カバンをなくさなければOK」など、かなえられそうな目標であれば、なんでもいい。 そうして、これさえできれば今日は百点。と思うようにしてみる。 ちなみにわたしの今日の目標は、「三食食べる」。現在夕方の六時。すでに二食完食しているので、目標まであと一食。今日も達成感を胸に眠れそう。

人間動き出してしまえばだんだん元気が出てきてやれそうもなかった事がエンジンがかかってできるようになる事も。僕の場合スロースターターなので朝起きたらとりあえず歯を磨いて体重を測る→スイッチが入る→パソコンを立ち上げ読書コミュニティーサイトへ投稿→ブログ執筆→エンジンがかかる→本を一冊読むといった具合に少しずつ自分にとって負荷の高い行動へ移るようにしている。低い目標は簡単に達成できるので今日もこれができたと充実感を味わう事ができるのでオススメです。

謙虚な姿勢もいいが褒められたら素直に喜ぶ

わたしは「綺麗ですね」と言われたときには「ありがとうございます」と答えるし、「文章がうまいですね」と言われたときには「うれしいです」と答える。謙虚でいることは大事だけれど、「謙遜」はしないようにしよう、とよく思っている。もちろん、「歌がうまいですね」などと自分が「そんなこと思ってもないし努力したこともないし、全然そうは思えない」という場合には、「えぇ?そんなこと初めて言われました」とは言うけれど、決して「謙遜」はしない。だって、がんばっているんだもん、と思う。綺麗だと言われたいと思って暮らしているし、文章がうまいと言ってほしくてがんばっている。なのにどうして「いえいえ、そんなこと」と嘘をつかなきゃいけないのだろう? と。もしかしたら「そんなことありません」と答えるのが礼儀だという人もいるかもしれないけれど、わたしが褒めた側の人間だったら「全然そんなことありません」と言われると褒め言葉を跳ね返されたように思う。せっかく渡した気持ちを「違います」と言われた気になって、ちょっと悲しい。素直に喜んでくれたほうが何倍も嬉しい。それに常々思っているのだけれど「いえいえ、そんなことないです」と謙遜された場合、なんて声をかけたらいいのかわからなくなってしまう。何度も「いえ、素敵です」「いえいえそんな」「いえ、本当に素敵です」などとやり取りするのが正解なのだろうか……? そんなのまるで女子高生の会話みたいだ。「かわいいね」「そんなことないよぉ。◯◯ちゃんのほうがかわいいよぉ」とこんな具合に。謙虚であることと謙遜することはやっぱりちょっと違う。褒め言葉は一度受け止めた上で、「まだまだがんばります」と言うのがいちばん素敵な受け止め方じゃないかと思う。「ありがとうございます。これからもがんばります」 「ありがとうございます。うれしいです」 こんな受け取り方でいいじゃないか。 むかし読んだ宇野千代さんの『行動することが生きることである』という本の一節にもこんな一文があった。「謙遜は美徳ではない。むしろ悪徳である」

謙虚な姿勢は必要だが褒められたら素直に喜ぼう。お世辞でも嬉しいという気持ちをあらわすことでちょっと可愛い奴という印象を与える事もできる。逆に何でもかんでも謙遜していると嫌味な奴というレッテルを貼られてしまうかもしれません。ならばちょろい奴と思われていた方が得なのでは?

「嫌われたくない人」は人を退屈にさせる

「合わない人と無理に仲良くしなくていいじゃん」と。嫌われないようにふるまって得られるのは唯一「不快にさせなかった」という達成感だけで、嫌われないようにふるまって「好かれるようなこと」はあまりない。いや、ときに「あいついい奴だよね」と言われるようになることはあるけれど、なんだかそのニュアンスには「便利屋」や「都合がいい」という雰囲気が含まれていることも多々ある。そんな感じで好かれたって、全然嬉しくない。もちろん自分から嫌われにいくようなこともわざわざしないし、「嫌われるってことは誰かから強烈に好かれるってことでもあるから!」と強い精神を持ってガンガンきわどい発言をする必要も、ない。でも、どんなに「性格が悪い」と思っている人にでも友達はいるように、意外と人の心って広いものなのだ、とも思っている。 自分らしく生きて、自分の心地よいように生きていれば「いいね」と言ってくれる人は絶対にいるのだ。そういう人を大事にして生きていればいい。

嫌われないように出る杭にならないように生きているとつまらない人間に。悪目立ちしたっていい、それも個性。それが認められない世の中の方がどうかしていると思う事だ。

今日はちょっと自分を甘やかしてみませんか?なんだか調子が出ない日はそうやってハードルを下げて過ごすのもいい。

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