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薄っぺらいのに自信満々な人を読んでみたら僕もかなり薄っぺらかった

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帯の「約75%の人が自分を過大評価しています。」というのにドキッとして(自分もその中の一人なのだろうなと思い)手に取った。冒頭、専門用語を連発して横文字をよく口にする人は相当薄っぺらい(専門用語を使わずに自分の言葉で平易に説明するほど理解していない)かもしれないといっている。

つながる力より、一人でいられる力

最近の若い人たちはなんで群れたがるのだろう。SNSの影響が多いのだろうが、そろそろそんな時代も終わるのではなかろうかと個人的に思う。実際、群れている若者たちの中にもグループの同調圧力を苦痛に感じ、そこから抜けられないことにストレスを感じているものもいる。最近よく耳にする「SNS疲れ」で20歳〜34歳の男女の46.4%が感じているそうだ。つながる力より、一人でいられる力。一人になることにより世界は逆に広がる。読書や想像の世界で遊んだり、思索に耽ったり。

「一つのことをあらゆる角度から理解したり、自己と他者についての深い真実を垣間見ることができるようになるためには、ひとりになって、真実の自己を知るための率直な問いかけや、瞑想を行うことが必要となる。」

(ムスターカス著 片岡康・東山鉱久『愛と孤独』創元社)

本物のコミュニケーション能力

世の中ではポジティブな思考やコミュニケーション能力に対する信仰が強い。経団連の新卒採用で重視した点のトップは11年連続でコミュニケーション能力だそうだ。しかし、たえず群れている人にはコミュ力の高さより、弱さや自信のなさを感じると言っている。

相手の立場や要求を汲み取りながらうまく説得できる人物、立場の異なる相手とも理解し合い信頼関係を築くことができる人物がコミュ力が高いのである。

僕の高校の時の生徒会長はヤンキーからガリ勉やぼっち今でいうスクールカースト底辺から上層部までの幅広い層と付き合っていた。ああいうのがコミュ力の高い人物というのだと思った。

無意識に行っている「意識高い系」の戦略

「意識高い系」が無意識に行っているのが努力せずに自信を得る方法。自分より劣っているものと比較することだが、自信の割に能力を得るための努力を怠っているので成長していかない。一方上方比較では自分より優れた人物と比較するので、自分の無能さを認知しそれを謙虚に受け入れることで成長できる。

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