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自分の考えに自信が持てる本|広瀬 一郎

周りに流されずに生きる!!常識という虚構に騙されずに生きるための書籍。ビジネスに役立つ自分の頭で考える習慣を。

なぜ、東大生は官僚を、ハーバード大生は起業を目指すのか?

滑稽なようですが、 長年、同じ組織のなかにいる人にとっては「組織を守ること」「前例どおりに進めること」がフレームとなり、そこから離れられなくなってしまうのです。典型的なのは官僚の仕事の進め方です。彼らはとても有能ですが、その能力には「新たな枠組み」を考え出す力が含まれていません。これは日本にかぎらず、世界中の官僚がそうです。彼らはある目的に向け、「既存の枠組み=フレーム」のなかで最も効率のいい方法を考え、実行していきます。それが官僚に求められる専門的な能力だからです。評価されるのは効率のよさで、既存のシステムに疑問を持ち、再構築することは推奨されません。新しい取り組みには、ムダや遠回りがつきものですから、敬遠されるのは当然です。結果、基本的に官僚は新しいことを生み出す力ではなく、今ある枠組みのなかから最適な方法を探し出す能力に磨きをかけていきます。日本では、官僚になる人の多くが東京大学のなかでもトップレベルだとされている、法学部「文1」出身で、文系でいちばん頭のいい人たちが就職先に中央省庁を選ぶという構造になっています。一方、ハーバード大学やエール大学、ケンブリッジ大学など、世界的に有名な一流大学を出ている人たちが、競って官僚になるようなことはありません。なぜなら、海外のエリートたちは既存のフレームに疑問を持たず、物事を前例どおりに進めるという考え方をしないからです。

東大生が官僚を、ハーバード大生が起業を目指すのには、大学で受けた教育の影響もあるように思う。東大に受かるための勉強とハーバード大学に受かるための能力には大きな開きがある。そのどちらが良いとか悪いとかいう問題ではなく。受験の段階から将来の仕事に関するスキルも決定づけられているように思う。もちろん東大生でも起業を目指す学生はいるが。官僚に必要な資質が東大法学部で学べるという事実はそれを加速させているのだろう。海外の一流大学ではAO入試が基本。この時点でふるいにかけられるのだろう。

言われたとおりに仕事をするな

日本には、組織に所属して日が浅い人に対して、「若手は、つべこべ言わずに、言われたことを言われたとおりやれ」「若手が問題提起するのは 10 年早い」などと考える傾向があります。あなたも一度くらいはこのようなことを上司や先輩から言われたことがあるのではないでしょうか。そして、若い人のなかにも、「最初のうちは上司の言うことを黙って聞いていればいい」「素直であることがいちばん」という処世術のようなものが深く浸透しています。序章でも述べましたが、これまでは、言われたことを言われたとおりにこなしていれば、評価を得ることができました。つまり、こういった考え方は処世術として機能していたのです。しかし、これからの時代、この考え方は危険です。 なぜなら、1億人超の日本人が当たり前に感じているシンパシーは、海外に出るといっさい通用しないからです。 では、外国人は何を重視して仕事をしているのでしょうか。 それは、「エンパシー」です。シンパシーが「同じ人間なら理解できるだろう」という考え方を前提に共感する一方、エンパシーの前提には「最終的には理解し合えない」 という考えがあります。生まれも育ちも文化も宗教も異なる相手とは「最終的には理解し合えない」からこそ、この部分では限定的に共感し合おうと努力する。もっと言うなら、「ここはたしかに違うけど、こちらは認める。あなたと私とは意見に違いがあるけど、君がそう言いたくなる背景は認めるよ」と。海外では、最終的に全部はわかり合えない人とのコミュニケーションが当たり前にあるから、彼らはエンパシーで折り合いをつける術を子どものころから身につけていきます。

組織の下の方の人間が何か発言をしても、まず取り合ってもらえないのが日本の企業。それがとても良いアイデアだったとしても、上司が「うん」と言わなければまず採用されることはない。そんな日本では若手はベテランに付き従うのみとなりがちだ。長年同じ会社に所属していたりすると、その組織内での常識に縛られるようになり、茹でガエルのような現象が起きる。これを改善しようと組織改革に熱心な企業もちょくちょく出てきている。表向きだけ風通しが良い企業というのは案外多く、就職や転職の際に言われていた風通しの良さはないといった企業がほとんどだ。自分の能力を最大限生かして働きたいと思うか、とりあえず大きな船に乗って安定を手に入れるか、それは個人の自由なので自分にあった土壌を持つ企業をしっかり見つけることが就職で失敗しないコツだろう。

周りに流され流れるままに生きてきた僕のような存在の人が、新たな自信を手に入れるための書籍。まずは自分の頭で考えるという基本を叩き込もう。

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