自分自身の言葉をどこまで意識しているだろうか?無意識に「無理」「どうせ」「私なんて」など、ネガティブワードを使ってはいないか?それによって損をしてると感じることは?普段の会話で使う単語の一部を変えていくだけで短時間でコミュ力がアップする。そんなポジティブサイクルを生む言葉たち。
パワーワードVS.ポイズンワード
インターネットの時代になり、日常的に膨大な量のテキストに触れる機会が増えた。多くの情報の海の中では、人の注意を引きつけるための工夫が必要だ。しかし、刺激的な言葉の 濫用 により、受け手の感覚も 麻痺 している。 「うそぉ! 1週間で5キロやせる方法があるの?」 「寝ている間に英語力が 10 倍アップ!」 「みるみるうちに記憶力がアップする驚きの勉強法……ここをクリック!」
このようなバナー広告をご覧になったことがあるだろう。最初は目新しくても「どうせ……」と、読者側も慣れてしまう。
パワーワードを使うときにも、あまり安っぽい言葉の投げかけは控えるように注意したい。
YouTubeやSNSを閲覧していると流れてくる広告。僕ら世代だと怪し過ぎて見向きもされないような作りの広告ばかり。こんな広告に引っかかる人いるのかなと思ったりするが、ネットリテラシーが低い人が引っかかるから広告を出すのだろうと思うとちょっと気分が悪い。
やる気と成長は言葉で決まる!
「ピグマリオン効果」という有名な心理メカニズムがある。 「ピグマリオン効果」とは、アメリカの教育心理学者ロバート・ローゼンタールによって提唱された、「期待と成果」に関する効果のことだ。人間は期待されると、期待されただけの成果を上げる傾向がある、ということだ。 「お前はきっと天才だから、思い切って好きなことをやりなさい」「きみのドリブルのセンスは最高だから、一所懸命練習するといいよ」と期待感を言葉にして伝えると、その期待通りになる可能性が高まる。
逆に、「お前なんかどうせ何やってもダメ」「親がバカなんだからお前もバカ」など、期待とは相反する言葉をかけると、本当にダメになってしまう。期待しないことによって成果が下がることを「ピグマリオン効果」とは逆の傾向として、「ゴーレム効果」と呼ぶ。
「ピグマリオン・マネジメント」(『動機づける力』〔ハーバード・ビジネス・レビュー・アンソロジー〕、ダイヤモンド社刊に収録)という論文を著した元ハーバード・ビジネススクール教授のリビングストンは、数々の研究結果から、「マネジャーが何を期待し、どのように扱うかによって、部下の業績と将来の昇進がほとんど決まってしまう」ことを明らかにした。彼は次のように述べている。
「優れたマネジャーの特徴とは『高い業績を達成できる』という期待感を部下に抱かせる能力のことである。無能なマネジャーは、このような期待感を植えつけることができず、その結果、部下の生産性も向上しない。部下は部下で、自分に期待されていると感じていることしかやらない傾向が強いようである」
上司と部下のジェネレーションギャップが急速に増大する中で、むしろ否定的なピグマリオン効果(ゴーレム効果)を働かせてしまうことが多くなっている。
有能なマネージャーは動機付ける能力に長けている。部下を動かすにはそのプロジェクトの成功を予感させるような仕事の進め方をする必要がある。そうやって仕事に対する肯定感をうまく使ってやる気を引き出すのだ。ビジョンのようなものを掲げてもいい。成功するイメージを想起させることが重要。
良い習慣をインストールする場合もそれを取り入れたときに得られるものをイメージできるかが大事。成功体験を積み重ねるためにもまずは低いハードルを設けて越えさせるのも良いだろう。そうした努力の積み重ねが結実して明るい未来となる。
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