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新しい自己紹介 コロナ時代の人脈構築術|高嶋 大介|等身大の自己紹介とは?

自己紹介メソッドというと意識高いそれを想像する人がいるかもしれないがここでのそれは、等身大の自己紹介。これができるだけで自分を守る必要がなくなりさらに相手にも興味を持ってもらえるように。

名刺交換は自己紹介にならない

名刺には会社名や肩書き、役割が書いてあります。そして時間に余裕があれば、今まで自分が携わってきたプロジェクト内容などをお話しますよね。名刺交換の場合は、個人よりも会社に興味を持ってもらうことが目的になっています。

名刺を渡されたほうは、その場では相手の言うことを一所懸命に聞こうとします。たとえばこんな点を注意深く聞いていることが多いでしょう。

・自分の会社とは過去に取引があったのか

・これから一緒にビジネスを始められそうか

・信用できる相手だろうか

しかし、セミナーや交流会で名刺交換をした相手への興味というのは、ほとんどの場合その場限りなのです。家に帰って「今日名刺交換をしたあの人は誰だったかな?」と振り返ってみると、思い出せないことが多くありませんか?

名刺交換の場では、なるべくたくさんの名刺を交換することを目標にしてしまうことが多く、名刺交換をした事実や交換をした名刺の枚数に目がいきがちです。ですから、目の前にいるその人自身に全く目を向けられておらず、新たなコミュニケーションの記念すべき第一歩として本末転倒なケースが少なくありません。

デキる営業の方などは相手の趣味や特技、家族構成なども聞き出してより親密になろうとするかもしれませんが、ほとんどの場合は挨拶程度のいわば肩書き交換で、すぐに目的の話を始めるかと思います。

そして、名刺は後からでも見返せるので、極論をいうと相手の人となりは記憶しなくても問題がありません。会社名や部署、役職など、ビジネスで今後関係を持つときに最低限連絡をとる手段のみ覚えておけば良いのです。

では、我々はなぜ名刺交換と自己紹介を無意識に混同してしまうのか。それは、ビジネスの現場において長らく名刺交換が自己紹介の代わりになってきたからです。なぜなら、取引先から声をかけられる段階で、相手がこちらに期待をしていることが決まっているからです。

そこでの興味は「この人が営業部門での意思決定者なのか?」「この人がエンジニアのリーダーなのか?」と、誰が決裁権を持った担当者なのかを知りたい、もしくは伝えているからなのです。

名刺交換を自己紹介だと勘違いしがちな人が案外多い気がする。自分のことを会社という括りでしか紹介できないのはちょっと残念。名刺交換ではどうしても仕事括りで話が進んでしまいパーソナルな部分が見えて来ずつまらないことになりがち。より相手を深く知りたいならそこから一歩踏み込む必要がある。営業とかでそれができると相手の懐に飛び込むことができ武器になる。

実際に使ってみよう

今回作った自己紹介を使うのは、最初は恥ずかしいと感じるかもしれません。しかし、聞く相手は恥ずかしいとは感じず、むしろあなたに興味を持ってくれます。ですから、どうか自信を持って本当の意味での「自己紹介」をしてみてください。

僕はイベントやワークショップなど人前で自己紹介をすることが多いですが、自己紹介をすることが苦手でした。また、自己紹介をしても所属(会社名と部署名)と肩書き・役割を話して名刺を渡す。そんな自己紹介を繰り返していました。

大企業に勤めているときは、それでも企業名に興味を持って話を聞いてくれる方もいましたが、起業して自分の会社である一般社団法人INTO THE FABRICの高嶋として同じような自己紹介をしてみると、ほとんど興味を持ってもらえずに話が広がらない経験をしてきました。

このときに、人はいかに会社の看板をみていて、その人を見ていないのか、ということに気づかされました。

一方で、100人カイギに登壇するゲストの話を聞いていると、所属や肩書きではなく自分の強い想いを話してくださる方が大勢いました。するとその人にどんどん興味が湧いてきて、後日時間をもらってさらに詳しい話を聞かせてもらったり、僕から誰かを紹介するといったことが増えていきました。驚いたことに、そこまで社交的とはいえない僕でも、自己紹介が魅力的な人に対しては自然と何かしらのアクションをしていたんです。

自分のことを飾る必要もなく、ありのままの想いを語るだけでこんなにも魅力的に映るんだ、と100人カイギを通じて気づかされました。ですから、この本は100人カイギに登壇していただいた皆さんのお陰で書くことができたわけです。

100人会議ではないが10人ぐらいの相手に100の質問をぶつけてもらいそれにひたすら答えていくことで自分を再発見するという方法がある。同期なんかと一緒にやってみるとこれが意外とポンポン出るようになるには訓練が必要。しかし、100問終える頃には自分がどんな人間か炙り出しができる。そうしたものをベースに自己紹介を作ってみるのもいいだろう。

自己紹介は初めましての相手と対峙するときに必ず通る通過儀礼。これがうまいだけで最初の掴みがOKに。自身のことを知ってもらうプレゼンだと思って今一度自己紹介を再考してみては?

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