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『バカとつき合うな』堀江貴文 西野亮廣

あなたは自由になるべきだ。なぜ自由でないのか?答えは簡単。バカとつき合っているからだ!あなたがなりたいあなたになるための、すべての答えがここに。新時代を生きる28の最強の教え!

バカばっかりの環境に居続けるバカ

環境に従うしかないと思っている人の多くは、いまの環境以外にいる自分を想像できていない。想像力が足りないんじゃないかなと思います。想像力って、生まれ持った能力とかではない。想像できないというのは、単に情報を持っていないことにすぎない。情報がないから、想像力もないんです。情報を取りにいくことに消極的で、運任せで、その結果、想像力がない人。僕はそういう人を、バカと呼びます。

確かに情報がないことによって想像できないという事態は起こりがち。今いる自分のポジションを理解するためにも情報は不可欠。僕は以前勤めていた会社の待遇がそこそこ良かったにも関わらず、他社でどのくらいの給与や福利厚生が受けられるか知らなかったため、勝手に他社の方が待遇が良いのではと思い転職して失敗しました。表向きの給与が良い会社でも社内の風土が全然違い、かえって居づらい環境に陥ってしまったのです。前もって会社の情報として、社内風土とかまで調べるリサーチ能力があれば、こんなことにはならなかったのにと後悔ばかりしてしまいます。

一番得をするのはレールを作った人

『踊る!さんま御殿!!』で結果を出せば、さんまさんにポイントが入る。『笑っていいとも!』で成果を出せば、タモリさんにポイントが入る。さんまさんやタモリさんが作っている場があるからぼくらものびのび実力を出せるけど、その結果、「やっぱりさんまさんやタモリさんの番組は面白いなあ」となる。どんなにがんばっても、さんまさんやタモリさんの位置には手が届かない構造になっているわけです。

もちろんレールを作った人が成果を全て持って行くわけではないが、自分がそのポジションを取れればより多くのポイントが稼げるはず。今はSNSや動画サービスのYouTubeなど発信できる媒体も多くなってきているので、自分がMCをする番組だって自由に作れる。コミュニティだって自分が中心になって作れば思うようなポイントを稼げるだろう。僕が参加している読書コミュニティサイトでは、書評を利用者に投稿してもらうことでコンテンツにしている。もちろんサイト上では利用者同士がコミュニケーションをとることだってできる。自分が運営側に回れば数多くの書評を取り扱うサイトとして評価される。レールを作るということはそういうこと。

我慢を美徳にしたがるバカ

一昔前なら、退屈でも我慢してコツコツやることが成果につながる仕事がありました。日本の高度成長期を下支えしたのはそういう従順な労働力だった。だからそれにフィットする労働者を、社会は学校を通して作った。でもこれは50年前の話。文句を言わずコツコツ作業する力では、人間はとうに機械にかなわないわけです。機械やAIには、そもそも我慢という概念がない。いまの時代に必要なのは、我慢できないほど、「これをやりたい!」と欲望する力です。我慢とは真逆の力。

この社会で大なり小なり我慢癖がついてしまった大人が多い。そのメンタルセットがあなたの本当にやりたいことにブレーキをかけている場合も。自分自身を見失わないためにも、我慢癖を自分で解除していくことを意識してみては?やりたくてやっていることこそこれからの時代を生き抜くあなたのヒントになることでしょう。

機械の代わりを進んでやるバカ

AIには知的労働を、ロボットには肉体労働を。テクノロジーが人間から労働を奪って、人間が時間的に解放されていく社会を待っています。みんなが可処分時間を多く持つ社会のほうが、ぜったいに面白い。もっと多くの人が、労働ではなく自分のやりたいことをやっている社会を早くみたい。

AIが仕事を奪ったっていいじゃないかと僕は思う。奪われた仕事はAIやロボットの方が効率的に行える仕事だっただけ。人間はそれ以外の仕事につくか、好きなことに時間を費やせばいいだけ。自動改札がJR職員の仕事を奪ったり、洗濯が自動になったりして人間の仕事は今までだって常に変化してきた。テクノロジーは使いこなすものであって、決して僕たちの生活を脅かすようなものではないと思う。

人生の配分ができないバカ

「ワークライフバランス」という言葉で、プライベートをおろそかにしない生き方は、ここ10年でかなり定着しました。ぼくに言わせれば、大事なのはバランスというより、誰が先にとるか。あなたと企業、どちらが先にとるかです。

水曜の午後と木金だけでいいなら、正社員で働いてやってもいいけどどうする?と企業にふっかけるぐらいの就職活動ができる時代になったら、この社会も一変するだろう。

現代社会にはびこるいろんなバカを紹介してバッサバッサと叩き斬る痛快な書籍。あなたの周りにもきっとたくさんいるこの手のバカと付き合わなくて済むためにも読んでみて損はないと思います。

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