気が進まない状態でやる気をだす方法。挫折しない方法や嫌われない方法まで。しつこく続ける方法を飽きっほい人や意志の弱い人に伝授。継続は信頼にも繋がり、あなたの評価を高めてくれます。
ザイオンス効果
対人関係で、「しつこさ」の効果を考えるときに参考になるのが、「ザイオンス効果」という行動心理学の概念です。
ザイオンス効果は、別名「単純接触効果」とも呼ばれ、1968年にアメリカの心理学者ロバート・ザイオンス氏が提唱しました。
何度も繰り返し接触することによって評価や好感度が高まる効果を意味します。
テレビで同じ曲を何度も聴くうちに、そのバンドのファンになった。
ネットで何回も見た新作スイーツが気になって、コンビニで購入した。
通勤中に毎日同じバスになった後輩と、休日に映画を見に行く仲になった。
頻繁に接するうちに、よい印象を持つようになったり、興味を持つようになったり、警戒心を解いたり、親近感を抱いたりすることは、日常生活でもよく起きることではないでしょうか。
ザイオンス効果は、人間関係のみならずビジネスでも幅広く活用されています。
私が営業職だったころ、お客様のもとへ何度も通いました。
用がなくても顔を出す、折を見て電話するというのは営業の鉄則みたいなものです。繰り返し通ううちに、顔を覚えてもらって、親近感を持ってもらい、信頼関係を築く。これ、全部、ザイオンス効果の応用なんですよね。
ウェブマーケティングでも、ザイオンス効果は生かされています。メールマガジンの配信、ブログやSNSへの投稿などもその例です。
いまでは絵本作家や映画監督など、多彩な活動をされている西野亮廣氏。有料のオンラインサロンはなんと7万人(2021年1月時点)の会員がいます。最近では、言動が何かと注目される西野氏ですが、この方もしつこさの固まりだと思います。
オンラインサロンのメンバーには、毎日記事を投稿。 講演会を開催する際などには、毎日のように、自身のSNSなどで地道に告知を続けたそうです。
有名人であったとしても、何度もいろんな手段で徹底する。まるでどぶ板戦術のようなしつこさが、多くの人の目に留まり、その気持ちを動かしているといえるのではないでしょうか。
ザイオンス効果はあらゆる場面で知らず知らずのうちに効果を発揮しているもの。別名単純接触効果といい刷り込みのような効果が得られる誰にでもできる単純な方法論。継続は力なりじゃないけど人は見慣れたものへの評価が高くなる傾向がある。そう言った意味でもしつこさは重要。
簡単にすれば、しつこくなれる
挫折せず、しつこくやり続ける人を観察していくうちに、次の3つのコツを身につけている人が多いことがわかりました。
1.フォーマットを作っている
ジョブズ氏や、フェイスブック社のザッカーバーグ氏がプレゼンをしているときの服装を、意識して見たことはありますか。
彼らはいつも同じ恰好。服を選んだり考えたりするのにかけるエネルギーや時間を無駄と考えていたからだそうです。
一つに決めれば、迷ったり、悩んだりする煩わしさから解放されますし、やり続けることもしやすくなります。
2.手間を省いている
ビジネスシーンで、クライアントから届くメールにどう対応していますか?
パソコンのメールアドレスに届くから、パソコンを立ち上げて返信。移動中に届いたメールならスマホで返信という方が多いかもしれません。
私は、スマホの音声入力をフル活用しています。
「え?」と思った方は、一度ご自分のスマホで試してみてください。
手でタイピングする 10 倍の速さで作成できますよ。
また、ユーチューブでも活躍されているメンタリストDaiGoさんは、iPhoneひとつで動画を撮影、投稿しているそうです。
クオリティを保ちつつ手間を省いて時短できれば、空いた時間を有効活用してパワーを維持することに費やせます。
3.判断を減らしている
1、 2 と重なる部分もありますが、判断にかけるエネルギーを極限まで減らすよう努力しましょう。
複数の選択肢を比較して判断するのは、とてもエネルギーのいることなんです。知らず知らずのうちに、判断疲れを起こしているかもしれません。
取り入れてほしいのが、「if‐then(イフゼン)プランニング」という方法です。ハイディ・グラント・ハルバーソン氏が『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学 』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)で紹介している方法です。
条件反射でやるべきことを自動化する究極のメソッドとしてイチ押しです。 方法はとてもシンプルで、 「もし〇〇になれば◆◆する」 というフォームに行動を落とし込み、実践するだけ。 「もし19時になったら、ジムへ行く」 「もしミーティングが開始されたなら、1回以上発言する」 「もし電車に乗ったら、単語を5つ覚える」 といったふうにです。
行動によって変動はありますが、2カ月ほど続けると努力を無意識のレベルにでき、習慣として定着します。
このメソッドを使うと、成功率が2~3倍上がるそうなので、試してみない手はないですよね。
また、毎週〇曜日は「〇〇の日」などと、完全に決めてしまうのも手です。「いつ、〇〇に行こうかな」といったことすら考えない。
こんなちょっとしたことが、続けることにつながるのです。
僕は早起きが苦手なのですが、週に2回火曜と金曜は早起きの日と決めて朝活しにカフェの開店時間と同時に入店します。毎日はきついけど曜日を決めてしまえば案外長く続けられるもの。この習慣は途切れることなく5年以上続いています。継続すれば条件反射的に行動に移れるようになるのでようになるので始めのうちはキツイけど続けてみましょう。
しつこく続ける人が結局成功するという事実を事例を挙げつつ布教します。継続するのが苦手な人にもできるようその方法を教えてくれる書籍。
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