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空気を読んではいけない|青木 真也|周囲の雑音を断ちきり、自分なりの幸せを摑みとりたい人へ

中学生の時は大した成績も残せなかった格闘の世界で、世界チャンピオンになった著者。トップファイターになれたその理由とは?「感覚の違う人はさっさと〝縁切り〟」「自分の考えがブレるから接待にはいかない」など、周囲に流されないための人生哲学を披露。

幸せな人生を生きるために友達はいらない

大人になった今でも友達はいない。ただ、もはや友達が欲しいとは思わない。友達がいないほうが都合がいいとさえ思っている。

友達がいれば、遊んで楽しかったり、寂しさを埋めてくれたり、自分の考えに共感してくれたりすることもあるかもしれない。

ところが、結局はどれも一時的なことに過ぎない。たとえあるときは一緒にいても、何かがあれば縁は切れる。僕は「友達だから」という理由で行動をともにしたり、ましてや一緒に仕事をすることはない。いかなる相手でも、互いにメリットがあるから関わるというスタンスを保つようにしている。結局、人間関係なんて3年後にどうなるかわからない。仕事でトラブルが起こって 仲違いしても、お互いにメリットがあれば再び手を組むことだってあり得るものだ。

友達がいることは、 揉め事が増えるだけだと考えている。 友達との関係を維持するために、時として自らの考えや信念を曲げてしまうことはないだろうか。

頼み事をされて断れなかったり、やりたくないこともやらなければいけなくなる。友達というしがらみのために、そんな窮屈な思いをするくらいならば、互いの人生において、最初から違う道を歩んでいた方が幸せなはずだ。

友達という存在がなければ、人間関係の悩みを抱えることも少なくなる。友達なんて持たずに、自分の思ったように生きる。そうすることで、やるべきことに集中できる。

小学校で爪はじきにされたことは、僕の考え方に生きている。

人はそれぞれ考え方が違う。無理して仲良くする必要なんかない。僕は、自分と価値観が違う人に対しては「お前はそれでいい」と思う。自分の考えを押し付けることはしない。一方で、「俺もこれでいい」と考える。簡単に言えば、相手の価値観を尊重するが、僕の領域にも入ってくるな、それぞれ勝手に生きようということだ。友達と合わせることで、自分の個性がなくなってしまうのであれば、誰とも仲良くしないことが一番良い。

友達ってずっと付き合っているとだんだん要求が強くなってくる存在だと思います。僕はお金の貸し借りなどお金が絡んだ瞬間からその人を切り捨てるようにしています。おかげで今は友達0。いかに仲良くなると要求が多くなるかの典型とも言える人たち。身をもって知りました。一つ例を挙げるとカミさんの誕生日プレゼントようにカンパを求めてくる人がいました。お世話になった人とはいえそんなものまで払うほどお人好しではないし、プレゼントなんて気持ちなので贈る気持ちがないのに贈ってもしょうがない。結局いくらかお金を出しましたが、その友達とは縁を切りました。

感覚の違う人はさっさと「縁切り」する

「縁切り」という言葉の持つ響きから、ネガティブなエピソードと思われるかもしれない。

しかし、お互いに考え方が異なるのだとしたら、大なり小なりトラブルはいつか必ず訪れる。 無理して関係を維持するくらいなら、お互いに嫌なことなく過ごせるように、一切の関わりを持たない方がずっといい。 和解しようと努力する暇があるなら、お互い自分の人生を進んだ方が意味がある。

たとえば、子供の喧嘩も、仲良くさせようとするのは間違っている。いじめっ子といじめられっ子が仲良くできるわけはないのだから、むしろ距離を置くことの方が重要なのだ。

また、 たとえ縁が切れたとしても、互いの利害が一致すれば、再度手を組んで一緒に仕事をすることはある。

2012年に、経営難から「DREAM」の運営会社が倒産したときがそうだった。当時は格闘技ブームが去り、日本でも団体が次々と消滅していた時期。僕自身も先行きが不透明な状態だったが、運営スタッフの方から、「今後一緒にやっていくこともできる」と言われたことがあった。

しかし、あれは今振り返っても〝悪魔の取引〟だったと思っている。要するに、僕が新たに契約する各団体との間に入ることによってお金を得ようという思惑が読み取れた。

一度は遠慮したものの、相手も「いや、こっちで交渉した方がファイトマネーは高くなる」と粘ってくる。「すみませんが、一人で自分の力を試してみたいと思っています」と言って、どうにかして縁を切ることができた。

ところが、その瞬間に「お前、今まで世話してやってきただろ」といきなり態度を 豹変 させてきたのだ。雰囲気は最悪。突然の出来事で驚くと同時に、恐怖も覚えた。

僕は世話してやった感を出してくる相手が苦手。こういう輩は少ないギブで多くのテイクを得ようとする場合が多いからだ。優しいふりをして近づいて、いろいろなことを要求してくるようになる。そして断るとあんなにしてあげたのにと大したこともしてないのに対価が得られないことに不平不満を言う。そんな輩とはさっさと縁を切るべき。

特に金銭が絡むと人は豹変します。金払いがいいと思われたらむしり取られるだけ。自分の意図に反する出費を求めてくる相手とはさっさと縁を切るこれにつきます。

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