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病院にも薬にも頼らないカラダになる未病図鑑|渡辺賢治|未病にスポットを当てて自身で改善していく方法を紹介

体の不調はあるけれど、病院に行くほどではない。そんな「なんとなく不調」はありませんか?いつまでもその状態が続くようであれば東洋医学でいう「未病」 の状態にあります。そんな未病にスポットを当てて自身で改善していく方法を紹介。

「病気」や「病気のある部位」ではなく、「病気のタネ」を根本的に解消する

東洋医学における「未病」の治療とは、たとえば、頭痛があるなら頭の状態を診て痛みをとる、といったような部分的な治療を行うことではありません。

漢方では、「体のどこか一部が悪い」という見方はしないのです。

体のどこか一部に異常がある、何か症状が起きているとしても、それは「心や体の状態に問題があるために引き起こされている症状のひとつ」と考えます。

いいかえれば、

病気そのものより、 病気を引き起こす心や体の状態を改善することが大切  

といえます。たとえば、頭痛を起こした場合、頭痛薬や鎮痛剤を飲めば一時的に痛みはひくでしょう。しかし、そのうちまた、頭痛を起こしてしまうという繰り返しになります。 「頭痛を引き起こすような心と体の状態」を探り、その状態を改善して「頭痛を引き起こさない心と体」にすることで、頭痛を治そうとします。頭痛そのものではなく、まさに〝頭痛のタネ〟を根本的に解消するというのが漢方なのです。

病気を「治す」のではなく、「病気にならない心と体の状態」をめざす

漢方の治療法は、「頭痛があればこの薬を使う」「下痢をしていればこの薬を使う」などと一律に決まっているわけではありません。

「心身の状態」は、人それぞれさまざまです。自分の心と体の状態を総合的に考えて、どんな対処法がふさわしいかを、自分で見極められるようになるのが理想です。

また、同じ「頭痛」という症状を示す人どうしでも、その人によって治療法が異なります(漢方ではこれを「同病異治」といいます)。逆に、異なる症状を見せている人でも、同じような体や心の状態、体質にあれば、同じような対処が適切なこともあります(これを「異病同治」といいます)。

病気を未然に防ぐこと過度なストレスを抱え込まないことぐらいしかやっていませんが僕は意外と健康体。精神科にはかかっていますが、それが原因でストレスにはめっぽう弱いので、そうするようになりました。そのおかげかそれ以外のところではわりかし健康。僕ぐらいの年齢になると病気で入院したりする知り合いが増えてきて健康に関して興味を持たざるを得なくなります。そんなわけで未病について知りたくなりました。

睡眠は、「貯蓄」はできないが「負債」は早目に返すことが大事

睡眠不足が長く続くと、睡眠不足による心や体への影響もより大きくなります。しかし、「来週は忙しくなって睡眠不足になりそうだ」と思って今週末に寝だめをしたとしても、翌週のハードワークや睡眠不足が心身にこたえなくなるわけではありません。

睡眠は、「貯蓄」ができないのです。しかし、「負債」は返済できます──というより、返済しなければなりません。

「睡眠負債」という言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

睡眠不足は、「睡眠負債」。また、先に「健康貯金」のお話をしましたが、睡眠負債は「ツケ」であり、「健康負債」です。このツケがたまって負債が大きくなっていくと、「なんとなく不調」があらわれてきて、そしていずれは破産──心身の破綻、心や体の病気の発症や、最悪の場合は生命の危機に至ります。

それゆえ 睡眠不足が続いたら、どこかで不足を補う、負債を返済する必要がある のです。その負債の返済法には、「睡眠」しかありません。 24 時間闘える健康ドリンクを飲んでも、睡眠負債は返せません。

睡眠不足が続いたときは、休みの日などに、早目に床に就く、あるいは生活リズムが狂わない程度に、少し遅めに起きるなどして、いつもより睡眠時間を長くとります。

もっとも、睡眠負債がかなりたまってしまうと、1回の睡眠では返済しきれないこともあります。また、「長時間眠って自然にすっきり目覚めても、その晩眠れなくなってしまう」という方もいるでしょう。そういう方は、いつもより 30 分~1時間程度長い睡眠を数日に分けてとる、という〝分割払い〟〝リボ払い〟でもOKです。

また、休日に昼寝をするのも一手ですが、このときには少しだけ注意が必要です。

昼寝は、「午後3時くらいまでに、1回 20分程度まで」がベストです。夕方遅くなって長時間の昼寝をすると、心と体はこれを「夜の睡眠の前倒し」と判断してしまうことがあるからです。そうして、昼寝の目覚めを朝の目覚めと勘違いして、体内リズムが朝モードになってしまうのです。すると、夜になっても心や体が夜モードにならず、夜の睡眠を妨げる原因になってしまいます。

いずれにしても睡眠負債は、倒産の事態を招く前に、借金で首が回らなくなる前に、返済していきましょう。そして、「健康貯金」を増やしていきましょう。

睡眠不足は負債と考え貯まりすぎる前に返済していこうというもの。睡眠不足が続くのを誇らしげに語る人がいるが、そんな昭和的な自慢はもう流行りません。体調管理ができていないと逆に評価が下がる要因となります。睡眠負債は都度返していきましょう。

未病という言葉を漢方薬のCMで聞いたことがある人は多いだろう。未病を掘り下げて学ぶことで病気を未然に防ぐことが可能になります。原因を潰していく作業により健康な体に。

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