回避性パーソナリティー障害の特徴「恥をかくのが怖くてチャレンジできない」「人に嫌われてると思い込む」。自尊心が傷つくのを恐れ、それゆえの不安や心配に支配され何もできない。そんな人が日々能動的に暮らすための処方箋。
生きるとは面倒くさいことばかり
面倒くさいことは数あれど、中でも面倒くさいのは、人に会うことだと感じている人は、かなり多いだろう。対人緊張が強く、人の顔色に敏感で、人に気をつかい過ぎる人ほど、他人は心地よい面よりも、面倒くさく厄介な面が強くなる。
人と顔を合わすだけでなく、電話に出るのも煩わしく感じ、出るのを面倒がったりする。電話一本かければ済むことを、なかなかかけようとしない。
面倒くさがりの人は、自分がじかに人と会って対応したり、交渉したりするのが煩わしいので、誰か代理の人に頼りたがる。子どもの頃は、親が代理人になり、結婚すると、パートナーがその役を引き継ぐことが多い。
自分で電話をかけて直接言えばいいことを、誰かにやってもらおうとする。じかに話せばいいことを、代理の人に頼もうとする。間に人がはさまるので、伝言ゲームのようになって、話のらちがあかないことも多い。すると、また直接言わずに、代理の人に文句を言う。間にはさまる方としては、代わりに動いてあげているのに、怒られるという理不尽なことになる。
いつも代理の人に頼ってきたので、よけいに自分で交渉したり、行動したりできなくなっている人もいる。そうなると、社会生活はなおさら面倒に感じられる。
人との接触が面倒という場合にも、大きく二通りある。一つは、人と接することに関心も興味も乏しいという場合だ。他の人が話をして盛り上がっていても、まったく我関せずで、自分のやっていることにしか関心を向けないようなタイプの人だ。
こうしたタイプの人にとって、他人とかかわることは、そもそも喜びをもたらさないので、人と付き合うことは、気をつかって疲れるだけで、何のメリットもないということになる。
昨今こうしたタイプの人も増えている。
僕のように10年以上できるだけ人との接触を避けて生きていると本当にそれが煩わしく感じる。自分の都合のいい時だけ関われればそれがベストなのだが、いかんせん相手ありきの人間関係、向こうからやってくることも。それが煩わしいのだが僕は人間失格?
回避性が楽になるライフスタイル
星新一の人生は、二代目として自分の意思とは無関係に決められていた人生を、自分自身のものとして取り戻す過程であると同時に、彼が感じてはきたが、何も言えないできた本音を言えるようになる過程であった。
回避性の傾向を抱えつつも、現実と折り合いをつけ、自分らしい生き方にたどり着いた。そして、自分らしい生き方が、結局その人を一番輝かせることになったのである。
星新一が回避的特徴とともに、自閉症スペクトラムの傾向を示していることに気づく人も多いだろう。その一方で、母親にろくに甘えることも知らず、隔離されるように育ったことは、回避型愛着の形成に少なからずかかわったと思われる。
新一の交友スタイルの特徴は、それなりに交友をもち、友達も少なからずいて、表面的には楽しむことができる一方で、親友に対してさえ本音を吐露するということがなかったという点であり、友達付き合い自体に関心が薄く、私生活では自分から人と交わろうとしないことが多い典型的な自閉症スペクトラムの特徴とは、違いを見せている。また、自閉症スペクトラムの人では、決まり事や指示に忠実で、何事も生真面目にやりこなそうとし、手抜きができない人が多いのだが、新一は違った一面を見せている。彼は軍事教練や勤労奉仕も手を抜くことをはばからなかったし、大学の実験も、ちょっとトイレに行ってくると言ったまま、どこかに遊びにふけてしまうようなことも多かったという。面倒くさいことは怠けてしまうといった点は、自閉症スペクトラムというよりも、回避性の傾向を示すものだと言えるだろう。
それなりに人との交友があり友達も少なからずいて←羨ましい(笑)僕には友達がいない。いると言えばいるのだがそれはネットという仮想空間の中での友達。実際に会ったりすることはほぼなくごく稀に推しの舞台で遭遇するが自分から声をかけることすらない。そこでコミュ障を発揮してしまうのだ。
生きるのが面倒くさいと感じている人なら共感できる事例が数多く記載。そんな人たちを分析して丸裸にする面白い趣向の書籍。
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