39歳にして、DeNAの社外取締役に抜擢された著者はどのようにして桁外れのパフォーマンスを叩き出しているのか?その秘訣を紐解いていきます。これらをやるか、やらないかで、3カ月後にとてつもない差がつくことでしょう。
どんな分野でも専門家と対等に話ができるようになる
大学時代、教科書は授業が始まる前に読破していました。1冊の本を読むのにそう時間はかかりませんし、試験や授業のたびに少しずつ読むのでは、全体像がつかみにくいからです。先に全体像を把握しておけば、授業は自分の知識を確認する場となり、さらに理解は深まります。
何事も、最初に知識を仕入れておくことは大きなアドバンテージになるものです。これは、仕事も同じこと。新しい仕事をすることになったら、私はまずその分野について書籍やセミナーで一気に勉強します。
たとえばサンリオの広報対応で何か問題が見つかったときは、 そもそも広報とはどんな業務を担う部門なのかというところから対外的な問題の対処法まで、書店で 10 冊ほど本を買ってきて読み込みました。そのうえで 広報部門のマスコミ対策や、何か問題が起こったときのための危機管理のパターンを作り、どんなことがあってもスムーズに対応できるよう準備した のです。
米国法人に入社したときに人事制度の再設計を行ったときも、人事制度の考え方や設計法を勉強し、自分でベースを設計したうえで、外部のコンサルタントに意見を聞くというステップを踏みました。
このような場合、専門家任せにして新しい人事制度案を複数提出してもらい、そのなかから選ぶというやり方もあるのかもしれません。
しかし、 自社にとっての新しい人事制度を導入する意義やそのときに何が重要なポイントなのかを熟知すべきなのは、外部のコンサルタントではなく、提案者である私です。というのも、そもそもそうしたプロジェクトをやるべきだと思ったのは私なわけですから、責任を持って自分で行うべきです。 また、提案者が知識をつけてベースを設計したほうが、より望ましい制度にできるはずです。
仕事に必要な知識は書籍を複数読むことで担保されます。仕事環境下でも取引先とのビジネスに関連する書籍をあらかじめ10冊読んでいけば対等にその分野の専門家と話す事ができ、仕事の成功に一歩近づく事でしょう。10冊は無理とはじめから諦めないで一日一冊からでも読んでみることをお勧めします。読書習慣は身を助けます。得た知識は風化しないようにアウトプットしておけばさらに良い結果につながるでしょう。
現状に満足した瞬間に成長はストップする
日々の仕事に追われていると、「自分がこれからステップアップしていくために何を優先すべきなのか」が見えにくくなることがあります。自分の現状に疑問を感じたり、成長があまり感じられなくなったりしたときは「ギャップ分析」を行い、自分の棚卸しをすることが有効です。
ギャップ分析とは、自分の現状と目指すべき状態のギャップがどこにあるのかを考え、そのギャップを埋める方法を考えることをいいます。
たとえば、私は海外事業の現場から距離を置くことになったとき、「自分が時間を割いていることは何か」「自分の目標は何か」を考えました。そこで気づいたのは、それまでほとんどの時間を割いてきたアメリカ事業やヨーロッパ事業そのものは、自分がやりたいと思っていたことではないということです。
私はサンリオという新しい環境に飛び込み、自分の強みを活かして会社全体を伸ばすということに情熱を注いでいたのであって、対象が物販事業でもテーマパーク事業でも、情熱が失われるわけではなかったのです。このような気づきが生まれると、それぞれの仕事への関わり方や時間の使い方は大きく変わります。
あるいは、ほかの会社をイメージして、「 自分と同じくらいのポジションの人ならどのような視野を持ち、どんなスキルを身につけているか」と考えてみるのも、ギャップ分析として有効です。
たとえば、「同じキャラクタービジネスをしているディズニーで仕事をするとしたら、今の自分には何が足りないか」「異業種である外食産業、仮にマクドナルドで仕事をするとしたら……」などと考えてみると、自分に不足していること、これからやるべきことはいくらでも見つかります。
同じ職種の他の会社の人間のことをイメージして自社の仕事に活かすといった点は見習うべき。どうしても近視眼的になりがちな企業戦士たちがいるのは残念なこと。視野を広げて同業他社にもし自分がいたら何を強みにできるだろうと考えることは決して悪いことではありません。積極的にそのような思考を持ちましょう。
規格外なパフォーマンスはどのような日々の仕事ぶりから生まれるのか詳しく解説。初めはこれを全部取り入れるのはきついかもしれませんが、必ず自身のためになる考え方なのでぜひ試してみてほしい。
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