「AV女優と童貞を合コンさせる」「24時間テレビの100kmマラソンが本当に大変なのか試す」などのバカみたいなチャレンジの面白記事をネットで発信し続けているWEBライター・ヨッピー。組織に属さず好き放題やって収入を得る彼の手法を学ぶ。
時間さえかければ誰でもできる古い大企業の仕事
いわゆる「古い大企業」の仕事なんて、はっきり言って 時間さえかければ誰にでも出来るもの がほとんどだ。そりゃそうだ。「その人にしか出来ない仕事」は再現性が低いし、属人性が高い、と言って嫌われる。どういう能力の人であれ誰でも、担当すればある程度は結果を出せるような仕組みを作るのが会社の使命と言ってもいい。「その人にしか出来ない大事な仕事」が社内にあるのなら、それを「誰にでも出来るように仕組みを作り替える」のが組織の論理で、これが「個人のやりがい」と明確に対立する概念になる。
結局のところ、ひとつの歯車であるサラリーマンからすれば「誰にでも出来る仕事」にはあんまり誇りを持って取り組めないのだ。「これは俺にしか出来ない仕事だ」と信じながら進む方が楽しくやれるに決まっている。もちろんそういう「その人にしか出来ない仕事」はどこの会社にもあるし、そういう「替えのきかない人」は確かに存在する。でも、会社としてはそれをそのまま放置する事を「リスク」だと捉えるだろう。「組織の論理」とはそういうものであるし、そうでなければいけない。
これによって 組織が優れていれば優れているほど、個人のやりがいは搾取される仕組み になっていると言っていいかもしれない。ただし、これをもって「組織」を批判するつもりは全然ない。「まあしょうがないよな」くらいに思っている。組織として仕事をこなす以上、「誰にでも結果を出せる仕組み」を作るのは当然の使命とも言えるからそれはもうしょうがない。
ただし、その「組織の論理」と「個人のやりがい」は構造的、本質的に対立する概念になっているというジレンマについては心にとどめておくといいかもしれない。歯車のスペアは多いほどいいのであって、規格は統一されている方が使いやすいのだ。
組織にどっぷり使っているとぬるま湯であることに気づきにくい。仕事の結果が自分の実力と過信して天狗になると僕のように総スカンを食らうことに。組織内の仕事には時期的な要素や裏方の働きなど目に見えない力で結果を押し上げるという特徴があります。あなたの成果を称賛してくる人がいたら謙虚に受け止めることが大事。煽てられて木に登ると木を揺らして落とそうとする輩が出現します(笑)
人脈について
独立するにあたって「人脈は大事だ」みたいな話がある。そしてそれはもちろん大事である。仕事を貰える事もあるだろうし、逆に仕事をお願いする事もあるかもしれない。なんなら投資してくれるみたいな話だってあるだろう。
ただし、ここで理解をしておいて欲しいのは、その「人脈」の元になるものはすべて自分の「実力」である、という事だ。貴方自身に価値がない限り、誰も貴方に仕事をくれないし、誰も貴方にお金をくれない。実力×人脈が結果を生むのであって、実力がゼロならいくら人脈があったところで何も生まれないわけで、そんな人脈はマジで無意味である。相手にとって、自分自身に価値がない限り結局は誰も相手をしてくれないのだ。
もちろん多少なりとも実力があるおかげで、仲がいい、とか、顔見知りだから、という事で仕事を受注出来たりする事は往々にしてあるし、僕の「ライター」という仕事も基本的には顔見知り同士で仕事をまわしあうバックグラウンドがあったりするので人脈がある事が有利である事は間違いないのだけど、それでも全然文章も書けないのに仕事を発注しようとするやつは愛人を探してる成金社長くらいしかいないのが普通である。
やはりある程度は実力が身についてないと人脈は生きてこないし、そもそもその「人脈」で持ってこれる仕事なんてたかが知れていたりする。「貴方にこそ仕事をして頂きたいんです!」と、全然知らない人から仕事を頼まれるようにならない限り、ゴリゴリ稼ぐのはなかなか難しいんじゃないかと思う。だいたいどこの業界にもそういう「人脈だけおじさん」 みたいな人がいたりして、なんか訳知り顔で変に繫いでこようとしてくれたりするんだけど、でもだいたいそういう人って業界から嫌われて知らない間にいなくなったりしてますからね。
人脈ほど頼りになるようでならないものはない。独立する際に尽力してくれた人も御祝儀的に仕事を回してくれただけで、継続するかどうかはあなたの実力にかかっています。仕事を会社から奪うわけですから敵を作ることにもつながります。1人になったとき頼れるのは自分の腕一本と覚えておきましょう。
明日クビになっても大丈夫とあるが、自分から辞めるのとクビではその後が異なります。クビになるのはちょっとどうかと思います。クビ同然で会社を去るとその後同じ業界では難しいでしょうし。
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