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日本一カンタンな「投資」と「お金」の本|中桐 啓貴|シンプルな方法が一番儲かる

投資を始めてみたものの日々のトレードで資金を減らしたり、順調に行っていたと思われたらちょっとずつ積み増したいた利益が暴落で一気に飛んだ。そんな経験をして狼狽売りしてしまいのちの株価上昇のタイミングを逃してしまったとか色々。こうした経験から投資を始めた人の9割は数年で市場から退場しています。そうならないための投資の本。

金持ちは株で資産を増やしている

「あなたは、まず2つのことを理解しなければいけません。1つは、 投資は丁か半か、上がるか下がるかという『当てもの』ではない ということです。正確な情報と確立された理論にもとづいて分析し、リスクをとるということです」

隆一は身を乗り出していた。儲け方の話に近づいてきたと思ったからだ。 「利益を上げようとすれば、それなりの情報収集や勉強と訓練が必要になります。しかし、いくら情報を集めても、分析しても、利益が出るか否かは将来のことですから、予想した結果になるとは限りません。だから、 不確定な将来にむけて、今決断するという意味でのリスクテイクも必要になります」 「情報収集、勉強と訓練、それにリスクテイクですか……」

隆一は、やはり自分には無理ではないかという思いがこみ上げてきた。 「不安にさせるようなことを言ってしまったようですね。投資を体系的に学ぶことは簡単ではありませんが、これまで私のところにきた中で一人の脱落者もいませんよ。私の講義が終わるころには、投資のことが腑に落ちているはずです。それほど心配をする必要はありません」

世の中のお金持ちと呼ばれる人たちは株でお金を増やしている。アメリカではプロのファイナンシャルプランナーなどに相談するのが当たり前でそして資産を築くための基礎をきちんと学んでいます。年齢によって変わるステージに合わせた資産配分を相談したりそう言うのも。日本だと投資は半丁博打的な要素が多いと勘違いしている人がまだ多く。多くがそうした市場の動きに一喜一憂して資金を減らし株式市場から退場しています。そうならないための金融リテラシーが本書で学べます。

億万長者になるチャンス

「これは約200年前の1801年に、当時の1ドルを株式、債券、金、現金にそれぞれ投資をしたら、200年後にいくらになっているかというグラフです」

「先生、この一番上の折れ線グラフ、株式は1ドルが 60 万ドルになったと書いてあるんですけど……。 60 万倍なんて、こんなことはあり得ないですよね」  隆一は「あり得ない」と何度も呟いた。

「このグラフを最初に見た人はほぼ全員あなたと同じ反応をします。ただ、これが長期投資の成果であり、 1ドルが年利7%で200年経つと 60 万ドルになるのです。 そして、このお金がお金を産む、をもう少し正確にいうと、〝資本が資本を産む〟のが資本主義の考え方です」 「よく お金持ちはさらにお金持ちになる と言われるのは、こういうことなんですね」

隆一は妻が「お金持ちになって、一度ぐらい新宿の伊勢丹で値札を見ずに洋服を買ってみたい」と言っていたのを思い出した。 「そう、この 資本主義のロジックを理解すればするほど、お金持ちになる確率は高まるのです」

過去のデータを見ても米国の株式市場は常に上昇基調でした。いくつかの暴落を経験してなお上昇を続けているのです。日本の日経平均が横ばいだった時期もきちんと上昇基調を守っていました。アメリカの株式市場は成熟していて日本と比べても成長の度合いが色濃く出ています。ウォーレンバフェットが遺言状にS&P500に投資しろと書いているようにアメリカの株価指数を形成する企業は定期的に業績の良い企業に入れ替わっていて日本の株式市場と違ってインディックスは成長期業がメインとなっています。一度上場したらゴミのような会社でも残り続ける日本ではこうはいきません。

長期で見れば株価は上がる

「もう一つ大切なポイントがあります。 株式会社の仕組みは『複利』になっているという点です。 まずは『単利』と「複利』の違いについて簡単に説明しておきましょう」

「先生、わかりやすくお願いします」

「これまでの説明はわかりにくいと?」

「いえいえ」

「では、『単利』は利息をそのまま出すだけですが、『複利』は利息をまた元本に組み込みます。つまり100万円を 10%複利で運用すれば、1年目に 10 万円の利息がでますが、それをまた元本に組み込むので2年目の元本は110万円になり、2年目の利息はその 10%で 11 万円、またそれを元本に入れ121万円になるというように増えていきます」

「複利とは魅力的な仕組みですね」

「株式会社の仕組みも同じです。利益から税金、株主への配当金を払った後のお金は手元に残ります。そのお金を使ってまた新しい設備や人を雇って、前年同期比での売り上げ増を目指していきます。 前の年の利益を内部に溜め込み、そのお金を使って前年以上の利益を得ようとする わけです。利息を元本に組み込み、利息+元本にまた利息がつく複利の仕組みと同じですね。つまり、株式会社は『複利』でお金が増えていく、『複利マシーン』としての側面を持つのです。この株式会社=複利マシーンという考え方は、長期投資をする上で重要になります」

「なるほど、株価が長期的に上がる仕組みがわかりました。その会社が成長をしていく限り株価はずっと上がっていくということですね」

「その通り。世界的に有名な投資家である ウォーレン・バフェットは、『あなたの株式への投資期間は?』と聞かれると〝永遠だ〟と答えています。 永遠というのは大げさとしても、長期で投資をしていれば、株式は上がっていく。だからこそ200年間で米国株は 60 万倍にもなるのです。 ただ、 60 万倍といっても年率に直すと実は7%前後。いかに複利の効果がすごいか、ということが分かりますね」

年利7%で複利運用していけば老後までにそこそこの資産を築くことができます。まだあなたが若ければ1億円も夢ではありません。毎月給料天引きで米国のS&P500系等のインディックスに長期積み立て投資すればいいだけ。それには仕組み化が必要でもしリーマンショックのような暴落が起きた時もきちんと継続して積み立てすること。そうすれば株価は長期で見ればきちんと上昇基調に乗るようになります。それに複利の効果が加わりあなたの老後は安泰いうわけです。

投資というとFXとかデイトレードとかそうした投機目的なものを思い浮かべる人が多いのでは?そうではなく堅実に1億稼ぐ方法をレクチャー。投資の考え方を経済の動向や歴史から裏付けるまともな本なのでご安心を。

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