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文系でもよくわかる 宇宙最大の謎!|松原 隆彦|時間の本質を物理学で知る

時間はこの先永劫存在し続けるのか?そもそも時間の生い立ちは?普段生きていく上で当たり前となっている時間の流れを当たり前ではないという概念を与えその揺らぎを体感してみよう。

すべての物は分解すると素粒子になる

素粒子という言葉がすでに何度も出ているので、あらためて簡単に説明しておこう。素粒子は、それ以上分解できない粒子のことだ。

私たちの身の回りにある物質は、みなさんもご存じのとおり、すべて原子の集まりでできている。その原子は、原子核と電子で構成されている。

このうち電子はそれ以上分解できない素粒子だ。一方、原子核は陽子と中性子でできていて、さらに陽子と中性子はどちらも「クオーク」と呼ばれる粒子が3つ集まってできている。このクオークはそれ以上分解できないので素粒子だ。

さらに、クオークがどうやって3つ束ねられているのかといえば、「グルーオン」と呼ばれる素粒子をやり取りすることで力が働き、結びついている。

また、光の粒である「光子」も素粒子のひとつだ。ほかにも素粒子はいくつかあるが、本文の中で少しずつ紹介していこう。

私たちの身の回りにあるすべての物は、無数の電子とクオークの集まりでできていて、そのほか、限られた種類の素粒子が相互作用をしながらこの世の中は動いている。

全ての物は分解すると素粒子に。その素粒子の相互作用で世の中は動いている。物質の最小単位について細かい要素、光の粒である光子などについても言及。より最小単位の構成物について掘り下げます。

ビッグバンという名前はライバルの皮肉だった

宇宙が膨張し続けているということは、時間をどんどん遡れば、その昔には宇宙は極小で、密度も温度も極めて高い状態だったと考えられる。そうすると、今のように原子や分子といった形で存在することはできず、陽子や中性子ぐらいしかない状態が昔はあったはずだ。そんな火の玉のような宇宙がだんだん膨張して冷えていき、今のような姿になっていった──。

このようなビッグバン理論を最初に考えたのが、ジョージ・ガモフというアメリカの物理学者だ。ただ、「ビッグバン」という名づけ親は彼自身ではない。

ガモフがビッグバン理論の概念を提唱したとき、「宇宙がそんな小さいものから大きくなったなんておかしい!」と反対する人がいた。そのうちの一人、イギリスの天文学者でSF作家でもあったフレッド・ホイルがラジオ番組で、「ガモフの理論はおかしい。そんな理論は『ビッグバン(bangはバンという擬音語)』と呼んでやれ」と揶揄するように言ったところ、そのことを人づてに聞いたガモフがその名を気に入ってそのまま使い始め、正式名称として定着した。

ビッグバンというネーミングの裏話。こうした経緯で言葉が定着することもあるんですね。豆知識として知っておくと役に立つ時が来るかも(笑)これだけ世の中に広まったことを名前を使われたフレッド・ホイルはどう感じているだろう。

文系でも宇宙について知りたい!そんな欲求に応える書籍。時間の本質を物理学で知るための土台をわかりやすく教えてくれます。

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