ビジャレアルの育成改革に携わった日本人女性の人と組織を変える挑戦。スペインで最も堅実な育成機関と評されるこのチームのカンテラ(育成組織)。自前の下部組織からの選手が多勢いることからもわかるその育成方法とは?
引退後5年で6割が自己破産
次に彼のことを知ったのは、彼が亡くなったというニュースでした。
以来、私はずっと自分を責めています。
「自分の対応は正しかったのだろうか?」
「何かできることがあったのではないか」
「私は、本当に彼を助けたいと思っていたのだろうか」
その後、私は世界のあちらこちらで元選手が引退後のキャリア形成に苦しんでいることを知ります。
元NBA(全米プロバスケットボールリーグ)選手の約 60% が、現役を退いて5年以内に自己破産するそうです。2008年と少し古いデータではありますがNBA選手協会が調べたものです。
フットボール界はといえば、元イングランドのプレミアリーグ選手の 60% が引退後5年以内に自己破産していました。これはフットボールの元プロ選手を支援する慈善団体Xプロが 13 年に発表した調査結果です。
この当時で平均週給3万ポンド(約420万円)を稼いでいた選手たちの一部のことながら、引退後、税金の未払いや投資の失敗、ギャンブル、離婚の際の慰謝料などで出費が膨らみ、破産にいたったのだそうです。日本でも高年俸のプロ野球選手が、怪しい投資や不動産の損益で経済破綻したニュースを耳にしたことがあります。
10 代でプロになり一時的とはいえぜいたくな暮らしをした後、故障や、チームにフィットしない、思うように力が伸びないといった理由で、所属クラブのランクが下がる。ランクに比例して、収入も落ちてしまいます。それなのに、若くしてスタジアムの 眩い光を浴びた選手は自身のフットボールバブルがはじけたことを自覚できないのです。 「高級車から軽自動車に乗り換えられる感覚が備わっていないと、プロとしてキャリアを積んでいくことはできない」 彼らが生活水準を落とすことができない様子を、私たちはこのように例えます。
一度上げてしまった生活水準は落とすことが難しい。それが選手の 60% が引退後5年以内に自己破産という結果につながる。有名になると怪しい輩が近付いてきて投資話を持ちかけたりして財をなくす選手も多い。テレビや週刊誌ではその手の話をよく取り上げるがお金に関する教育が不十分だとそうなる。プロ選手ほどの収入があった人なら堅実な投資で引退後にまあ普通の生活を仕事をしないでも得られるはず。
7つの人材育成術で人と組織を変えた「教えないスキル」とは?下部組織からの人材育成でスタープレーヤーを自身の組織から生む方法論。
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