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手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択|ミニマリストしぶ|モノを手放すことで人生に余白をデザインする

「モノを手放すことで人生に余白をデザインする」ことを提案する。どんどん不要なモノを減らし、少ない固定費(ミニマムライフコスト)で生活し、 労働時間や家事を減らす。結果、生活に余白ができる。

「増えまくる鬱病」と「FIREしたい若者たち」

コロナ禍で鬱病の人が増えた。日本国内でもコロナ以前に比べて鬱病を発症した人が2倍に、他の先進国でも2~3倍になっている。家のローンが払えない「コロナ破産」という言葉も話題に。若い世代や失業者など「経済的に不安定な人」を中心に、鬱病が深刻な問題になっている(OECD〔経済協力開発機構〕報告書)。

鬱病の増加と同じく、若者のあいだで話題になっているのが「FIRE」という言葉だ。意味は「経済的自立と早期リタイア(Financial Independence, Retire Early)」だが、FIREと言うと決まって「若いうちから仕事を辞めても人生つまらないよ」といった 横槍 が入る。

たしかに、僕も「ミニマリストしぶ」としてやりがいある仕事に就けている身だから、全く仕事をしない生き方はつまらないと思う。とはいえ僕も、仕事に疲れて「しばらく休止したいな」と手を止めることは度々ある。シンプルに休みたい時は休んで、働きたい量だけ働くのが理想だ。 「早期リタイア(=RE)」の良し悪しはいったん置いて、「経済的自立(=FI)」の根本にある「お金に縛られたくない」という願望には、僕も強く共感している。 「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」

漫画『鬼滅の刃』の第1話で出てくるセリフだ。「生殺与奪」とは「生かしたり殺したり、与えたり奪ったりすること」。この言葉に、FIREを目指す若者の思いが詰まっていると思う。よく「過労死」が話題になるが、日本の労働時間は世界トップクラスだ。

上がらない年収、はびこる過労死、終身雇用の崩壊、若者への負担が大きい年金システム。コロナ禍の不景気も、貯蓄が少ない若者ほどダメージが大きかった。

僕自身も、生存戦略としてミニマリズムを取り入れている側面が大きい。「最小限のお金でやっていける」「今の会社にしがみつかなくても、やっていける」という選択肢が欲しかった。そういう意味で「フリーター時代に月6万円で暮らしていた」という、少ないお金でサバイバルできた経験が、メンタルの健康につながっている。

ブラックな職場や人間関係。若者がFIREしたがるのもわかる気がする。高レベルのFIREでなければ今から社会人になる人たちでも十分できるのでコツコツ頑張ってほしい。会社にしがみつく必要もないし、仕事を続けたとしても匙加減でどうにでもなる。そんな働き方やFIREを目指すために社会人になりたての頃は積立投資のため節約を。

無駄に持ちすぎないための「増やし方」

「一点豪華主義」と「コンフォート原則」で循環させる 「モノの流動性」に関連して、増やす際には「一点豪華主義」と「コンフォート原則」を意識する必要がある。なぜなら、「流動性が高いモノ=リセールバリューが高いモノ」 であり、それらを買うには「安物買いの銭失い」を控え、資金を一極集中させる必要があるからだ。

僕のルーティンに「新作iPhoneを発売日に、毎年買う」という習慣がある。これもリセールバリューを意識したモノの増やし方だ。たしかにiPhoneじゃなくても、もっと安く部分的には優れた機能を持つスマホは存在するが、iPhoneには大きなブランド価値があるため、1年使用しても買値の6~7割ほどの価格で高く売れる。実質3割くらいの出費で済むのだ。でも、2年、3年と時間が経つにつれて買取価格は落ち、やがてボロボロになって買い取ってもらうことすらできなくなる。

何年も昔に使っていたガラケーやスマホが放置されている光景を目にすることがあるが、本当にもったいない。使い終わった当時にきちんと売っておけば、お金になって、ゴミにしないで済んだのに……。また、「1年後に売る」と出口を決めているからこそ、本体を傷つけないよう大切にモノを扱うようになる。 もはや良質なモノを持つことは「現金を持っている」のと同じだ。 ちなみに、この「リセールバリュー」とは中古車販売において使われる言葉で、「一度買ったものを中古で売る際の再販価格」を指している。では、何にお金を集中させるか?

シンプルに「長時間使うモノ」でいい。自分の生活から、逆算してみよう。

・スマホ(8時間。仕事から遊び、キャッシュレス決済まで何にでも使う)

・マットレス(8時間。寝る時間はもちろん、畳んで移動させる時間も含む)

・ドラム式洗濯乾燥機(3時間。洗濯乾燥だけでなく、 24 時間着用する服にも影響)

・お掃除ロボット(1時間。毎朝の起床時に、必ず床掃除をする)

このように「自分の1日」を思い浮かべてみて、長く使うモノに優先してお金を集中していく。これは「コンフォート原則」と呼ばれている、科学的にも立証された満足度の高いお金の使い方だ。

とはいえ「1つのモノに、そんなにお金を費やすのは怖い……」と勇気が出ない人もいるだろう。しかし本来、そのモノに価値を感じるかどうかに、値段の大小は関係ないはずだ。裏を返せば、心の底で「欲しい」と思いながら、値段が高いから諦めるというのは、自分の気持ちを押し殺すも同然である。

一点豪華主義。とはいえ、いいものを一回知ってしまうと、他のものも揃えたくなるのがたまに傷。やはり高額なものにはそれなりの理由がある。機能性やデザインが優れていたり、これを言うと、もっとコスパがいいという商品はいくらでもあるという人もいるがそういう人はそれでいいと思う。長く使えるからというが著名なブランド物でも短命に終わることはあるのでもし使えなくなっても諦めがつくボーダーのものを。僕は10万円近くするイヤホンが断線して半年で使えなくなりました(笑)

最小限のもので生活するために必要なマインドを紹介。こういった考え方に共感できる人はものを減らすことが苦じゃないかも。逆にものに溢れて生活するのに慣れている人でもこういう生き方もあるよと言う参考になるかも。テレビドラマとかで金持ちの家のセットを作るときはものを置かないほうがそれらしく見えると言うことも覚えているといいだろう。

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