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感情的にならない気持ちの整理術|和田秀樹|「自分磨き」するより、まず感情をコントロール

イライラ、クヨクヨ、感情に振り回されると仕事や人間関係さまざまなことに支障をきたします。医学的に見ても免疫機能の低下から病気がちになったりマイナスな面があります。自分磨きよりもまず先に感情をコントロールしてご機嫌な時間を増やすことが近道。頭脳明晰で優秀な人よりもいつもご機嫌な人の方がうまくいくのです。

考えれば考えるだけ不安は膨れ上がる

★不安に思うことを考え出すとキリがない。

★考えても仕方がないことについては深く考えない。

★多少のリスクは受け入れて行動する。

悲観的に考えがちな人の共通点

これから起こりそうな出来事について、やたら悲観的に考える人がいます。

「お気に入りの靴を履いていって、雨が降ったらどうしよう」

「初めて行く場所だから、道に迷うかもしれないな」

このように考えれば考えるほど、頭の中が不安でいっぱいになって、外出するのがイヤになってきます。

あれこれ考えて不安になってしまう人は、自分の考えていることが「今一番大きな問題である」ととらえています。

そのため、1つ悲観的な考えが頭に浮かぶと、頭の中が不安一色に染まってしまいます。そして考えても解決がつかないのでずっと悩み続けるのです。

確かに、不安なことが起きる可能性は無限にありますから、考えても考えても悩みが深まるのは当然です。

これに対して、あまり不安を感じない人は、考えても解決がつかない問題については深く考えません。

「雨が降ったらそのときに考えればいい」

「道に迷ったら、人に尋ねたりすれば、なんとかなる」

というスタンスなので、そもそも雨が降ったり道に迷ったりする不安は感じないのです。

たいていの不安は実際には起こらない

あまり不安を感じない人は、“ 目の前にあること” を重視します。 だから、たんたんと履きたい靴を選び、ルートを検索して、明日の外出に備えます。

彼らは、〝なんらかの答えが出ること〟〝結果に結びつくこと〟を優先して考えたり、行動したりします。考えても答えが出ないことについては、自分には関係がないと割り切っているのです。

そもそもたいていの不安は、実際にはほとんど起きません。 飛行機が墜落したり、通り魔に襲われたりする可能性には注意する必要がありますが、確率でいえば、かなり低いでしょう。

不安に感じるのであれば、起こる確率の高いものから順に不安に感じていくべきです。そして確率の低い不安については、「ほとんど起こらない」と考えて行動していく必要があります。

多少のリスクは踏まえた上で、思い切って行動していくことが大切なのです。

目の前のことに集中すれば不安は減っていきます。

不安のうち9割は実際には起こらないと言います。それくらい確率の低いことをあれこれ考えても仕方ない。不安は実態がないものなのでどんどん膨らんで最悪のケースを想像してしまいます。よくよく考えてみるとその妄想はレアケースであることが多く実際の起こるような事象と比べ確率が極めて低い。ネットに広がる僕らを不安にさせる情報も知っている数が多いほど確率は低くても起こるかもしれないと不安になる。そこはリスクを知り対策をするだけできちんとリスクは許容するようにしましょう。

SNSに関わりすぎないようにする

★SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)は不機嫌のもとになりやすい。

★どこまで対応するのかという基準を作っておく。

★人間関係を絞り込むことで、イライラも回避できる。

SNSをやりすぎると不機嫌になる理由

現代人の不機嫌の大きな原因となりつつあるのが、フェイスブックやLINE(ライン)、ツイッターなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)です。

フェイスブックに近況を投稿し、「いいね!」をたくさんもらえると、認められたような感じがして嬉しくなります。

けれども、いいことばかりではありません。「いいね!」を増やすためには、それなりの労力がかかります。

自己愛で満たされていない人は、「いいね!」をもらいたいがために、仕事そっちのけでフェイスブックに没頭してしまうかもしれません。

また、「いいね!」をもらった代わりに、自分もいろいろなところで「いいね!」を押す必要も生じます。

そうやって、 いつもSNSのことばかり考えて過ごしていると、心に負荷がかかり、しだいにイライラしてくる わけです。

本当は、ネット上のバーチャルな「いいね!」をもらうよりも、現実社会で成果を出して認められるほうがメリットが大きいと思うのですが……。

一部の人だけに対応すればOK

私自身、ときどきフェイスブックを使うことはありますが、ほどほどでとどめるように意識しています。

LINE(ライン)については、不機嫌になるのが目に見えているので、手を出していません。

けれども、中にはどうしても仕事や友人との関わりでSNSを使わざるをえないケースがあると思います。

そんな人は、どこまで対応するのかという基準をあらかじめ作っておくことをおすすめします。一部の仲のよい人には返信するけど、あとは放っておいてもかまわない、などと割り切る のです。

「コメントしてくれないんですか?」などと言われても、「最近、忙しくて、みんなに不義理をしているんですよ」と言えば、たいていは納得してもらえます。

それでもしつこく関わりを求めるような人とは、最初から近づきすぎないのが賢明です。

SNSは友だちを増やすツールではなく、友だちを絞り込むツール。そんなスタンスで関われば、不機嫌を回避できます。

SNSよりも現実で成果を出したほうが得です。

SNSは承認欲求の塊みたいな僕に取っては一種の表現の場。しかし、ハマり過ぎてしまう人も多く「いいね!」の数をひたすらカウントしてしまう人も多いようで、ある種の人気投票のように雁字搦めになってしまう人も。芸能人やインフルエンサーならまだしも一般人には「いいね!」はそこまでこだわる必要のないものと割り切る必要があります。Instagramなどでは「いいね!」の数を非表示にできるので一般人にはこれがおすすめ。

感情的にならない、いつも冷静でいるための教科書。不機嫌でいると人生損します。自分の機嫌を取る方法をケースごとに紹介してくれてその原因を断ちます。

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