年収が700万円あってそこそこの生活ができるはずの人でも、貯金ができない人というのは一定数いる。財布がブタ状態になるなどの悪習慣があなたの家計を圧迫しているのかも。蓄財のパワーを倍増させるテクニックとは?
支出をコントロール
これからの時代、収入を上げることが難しいだけでなく、運用益を上げることも難しい。唯一自分でコントロールできるのが支出を管理することなのだ。しかも、これまで受けた相談者の中には節約だけで1億円以上貯めた人もいるくらい、節約はすごいパワーを持っている。節約をなめてはいけない ただ、節約といっても、1円単位で生活費を切り詰めて暮らすということではない。もっと「お金を意識する」ことが肝心なのだ。レシートやカードで財布がパンパンの状態になった〝ブタ財布〟にしていたり、給料が振り込まれたらそのまま銀行の口座を確認しなかったり、お金に無頓着になっていないだろうか。お金は〝寂しがり屋〟なのだ。意識を向けてくれない人には、お金は集まってこない。手取り年収が思うように上がらないこれからの時代を生き抜くためには、あなたのお金との向き合い方が問われているのだ。あなたの未来はあなた自身で変えられる。変えられるなら変えてみようじゃないか。
収入が上がらないなら支出をコントロールするしかない。それには固定費を減らすこと。スマホ代やサブスクリプション、家賃など意外と削れるものは多いのではないだろうか?逆に車など維持費はがかかるものなどはサブスクに変えたり必要な時だけレンタカーを借りるなどという方法もある。消費性向を改めて見直し今の自分にあったものにアップデートすることで蓄財は可能に。
家計シミュレーション
私たちファイナンシャル・プランナーが行う家計シミュレーションは、あくまでも予測にすぎない。もし貯蓄が底をつく段階に直面すれば、誰でも真剣に節約に取り組むはず。だからもし家計破綻という結果が出ても、それが必ず現実に起きるということではない。こうしたシミュレーションを行うのは、家計が健全か、それとも病気が潜んでいるかを判断するのが目的だ。いわば、健康診断におけるレントゲン写真のようなものと考えればいい。そのシミュレーションで破産の予測が出た家計には、なんらかの〝病気〟が潜んでいるということになる。では、吉井家の問題はどこにあるのだろう。まずは一つずつチェックしてみよう。吉井家で最も早くやってくる大きなイベントがマイホーム購入だ。首都圏で価格3000万円のマンション購入は贅沢とはいえず、どちらかと言えば年収の割には控えめな選択だ。住宅ローンの借入額については、住宅ローンの年間返済額を年収(額面)の2割以内に抑えるのが望ましい。年収700万円に対し、吉井家の住宅ローン返済額は年間124万円で年収の 17・7%。この範囲に収まっている。だが、マンションを買うと、出ていくお金は住宅ローンだけではすまない。毎月の管理費、修繕積立金のほか、固定資産税や火災保険料なども必要になる。こうした維持費を考慮せずに「毎月のローン返済額が今の家賃と変わらない」という点だけに目を奪われてマイホームを買うと、住居費が想定外に膨らんで家計を圧迫してしまう。次の大きなイベントは自動車購入。大衆車クラスといえども、車両価格に取得時の費用を合わせれば200万円程度はかかる。さらに、維持費として自動車保険や車検費用なども必要だ。ガソリン代や駐車場代も合わせて考えれば、自動車を持つのにかかる費用は大衆車クラスでも年あたり60万円程度になると考えなければならない。35歳から70歳まで35年間の総費用は2000万円を超える計算になる。さらに吉井家の家計にのしかかってくるのが教育費だ。サラリーマン家計の最初の破綻は多くの場合、教育費の負担が増える時期に訪れる。以前なら、子どもが小さい時期には教育費がほとんどかからないのが普通だった。だが、最近は小学校に上がる前の子どもがいくつもおけいこ事に通うのは珍しくない。さらに、小学生になれば塾やおけいこ事を掛け持ちするのが普通だ。こうしたことにお金をかけ始めると、教育費は際限なく膨らんでいく。教育費はかかるのではなく、かけるものなのだ。
マンション購入や車の購入は買った後に発生する支出にもきちんとフォーカスしておかないと維持するのが精一杯で他のことができないなんてことになりかねない。車ならば手放せばいいが、マンションとなるとどちらにしろ悲劇。
レシートだらけのブタ財布を卒業
①まずレシート箱を1つ用意する。 ②気がつくたびに財布の中のレシートをこの箱に放り込む。 ③週に1度、または月に1度、とにかく定期的に箱の中のレシートを取り出してチェック。買ってOKだったものには○、ムダ遣いだったものには×をつける。こうすると、自分の使っているお金のうち何がムダだったか、だんだん認識できるようになる。不思議なもので、これを続けているうちに買い物にいっても自然に自分の頭の中でこれは○、これは×と判断できるようになって、ムダ遣いがなくなるのだ。○や×をつけたレシートは、そのまま捨ててもかまわない。もっとも、このレシートは家計簿の代わりになるので、整理して保存できればさらにいい。A4サイズのノートか用紙(コピーなどの裏紙で可)を用意し、レシートを日付順にノリで貼っていく。何に使ったかわかりにくいレシートには覚えているうちにメモを書いておくといい。そして、レシートを買った紙を時系列で並べて保管する。ここまでできれば、家計簿がなくてもやりくり費を費目別に分析することが可能になる。
僕はレシートは買ったその日のうちに処理しています。便利な家計簿アプリやExcelで入力すれば数分で完了する作業なので面倒くさがらずにやるようにすれば大丈夫。最近ではキャッシュレス決済が浸透してきて日常で使うお店はほぼいける。なので、家計用のものを作れば支出の履歴が家計簿がわりになるので便利です。
サラリーマンだと年収を上げるのが難しい時代に突入しています。ならば支出を抑えて蓄財のパワーを確保しましょうという趣旨の書籍。習慣ひとつとってもお金が貯まるかどうかが決まるものも。
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