客は集めるな！｜中山和義

客は集めるな！｜中山和義｜利益が上がる、社内、店内の雰囲気が良くなる、強い経営

2022年2月14日

サービスやマーケティングを無視しても強い経営というのは構築できる。売り上げを増やして利益を上げる。スタッフのやる気を醸成。良いお客様に恵まれる。そのために必要なことずべて教えます！！

メルマガ

最近は手紙よりも、メールマガジンを発行しているお店や会社が多くなってきました。

しかしメールマガジンの数が増えすぎて、読まない人が増えている気がします。

私のお店でもメールマガジンを発行していますが、以前に比べて反応率は大きく下がって来ました。やはり、手紙の魅力には勝てない気がします。コストの問題もありますが、それを超える効果があります。

会報を通じてお客様とのコミュニケーションが取れだすと、お客様にとってそのお店や会社は特別の存在になります。

そのお店や会社がどんな考えを持った人によって経営されているのかを知ることによって、ただのお店や会社ではなくなってしまうのです。

相手のことを知れば知るほど、相手に興味がわいてくるのです。

そして、お客様と経営者のきずなが強くなります。

会報を送れば、確かにお客様と経営者のきずなは強くなります。しかし、ただ会報を送っているだけでは、やがてお客様は離れていきます。お客様とのきずなを維持していくには会報以外でもこだわりが必要です。

どんなところに経営者はこだわればいいのでしょうか？

僕はこのメルマガを疑問視します。僕自身一度ネットショッピングをしたECサイトやブランドのWebサイトから毎日のようにこうしたメルマガが複数送られてきます。ほとんどが読まずに削除なのでこれを心待ちにしている人は少ないかも。一度読んでしまったらどんな内容が毎回送られてくるかがわかるので、読むのも億劫になりそのまま削除のスワイプに。ディスクリプションに書いてある内容を工夫すればいくらか読んでもらえるかもしれないので諦める必要はありませんが。

気持ちを掴むツール

通常お店から届く手紙は、セールの案内や新製品発売のお知らせなどです。

受け取ったお客様は「この前利用したお店から、宣伝の手紙が届いた」

と思うだけです。

四ツ葉のクローバーのストラップと手紙を受け取ったお客様は、どのような気持ちになるのでしょうか？

お店にはお客様からこのストラップのプレゼントに対して、お礼の手紙やメールが毎日のように届いています。「四ツ葉のクローバーのストラップ、ありがとうございます。お店からこんなプレゼントをもらったのは初めてで、とても嬉しかったです。

小学生の頃、暗くなるまで親友と四ツ葉のクローバーを探したことを思い出しました。

さっそく、携帯につけて大切にします」

こんな手紙が届くのです。

同様にクリスマスやバレンタインデーに、お客様にプレゼントをあげる場合にもメッセージカードを添えて渡します。

お客様はプレゼントよりも、本当はメッセージカードの方が嬉しいのです。

テニススクールで喜ばれている商品に、テニススクールのオリジナルビールがあります。

地ビールを作っている新潟の会社に作ってもらっているのですが、テニスのラケットをデザインしたオリジナルラベルに『ＷＩＮＮＥＲ』の文字を書き入れています。

このビールは二カ月ごとに行われる試合の勝者にプレゼントしています。試合に勝たなければ手に入らないビールです。

お客様に試合に勝った喜びをより大きく感じてもらうことができます。

しかもありがたいことに、このように苦労して得たプレゼントはその後、口コミでお客様が宣伝してくれます。「この前、テニススクールで優勝したらオリジナルのビールをもらって…」

とお客様はいろいろな人に話してくれるのです。

イベントの際のお店からのプレゼントや試供品などにもメッセージが載っているとお客様の心に止まる可能性が出てきます。あとは売ったら売りっぱなしにしないために感謝のメッセージ。そして買い物から数日か数週間経った後に「商品は気に入っていただけましたでしょうか」的な言葉と共に新商品の案内などを添付すると購買につながる可能性も。

何か特別感を感じるとお客様は購買行動に出ることがあります。お客様にそんな感覚を抱いてもらうための工夫をそこかしこに散りばめればメルマガなんかも効果的かも。

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