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公認会計士試験 大学在学中一発合格者が語る心が折れない勉強法|谷崎 玄明|資格試験に共通する短期合格のための極意とは?

資格試験勉強中に心が折れてしまう原因を徹底的に分析し、それを克服するための勉強法や心の持っていき方を紹介。効率よく勉強する方法や実際に著者が実践した方法なども紹介。心が折れて挫折する前に楽しく継続する方法論を知っておくだけでアドバンテージに。

計画信仰からの脱却

計画を立てて、その計画通りに勉強を進めていけば、合格にたどり着ける。とは、わたしは思いません。

むしろわたしは、計画は必要がないと思っています。いえ、断言しましょう。計画は立てなくて良い。むしろ計画は立てない方が良いといっても過言ではありません。計画を立てることが得意であると自負している方はそのままで良いですが、苦手もしくは得意ではないと感じている場合は、立てなくて結構です。

なぜなら、わたし自身が一度も計画を立てていないからです。二年間という長期間の勉強期間でしたが、一度も計画は立てませんでした。

いいえ、ごめんなさい、格好をつけました。厳密には 立てることができませんでした。 わたしが最も苦手だったこと。それがこの「計画を立てる」ということであったのです。でも、結果として合格している。そして一発合格の短期合格。であれば、計画は勉強において必須ではない。これがわたしの出した「答え」です。

長期的な勉強と聞くと、計画に沿って順々に勉強をする印象を持つ方が多くいますが、「勉強には勉強計画が必要」というのは、どこか宗教のようなもので、根拠なき信仰であり、わたしはこれに合意できません。

ジョン・トッド氏は計画について次のように述べています。

たとえばあなたが立派な勉強計画を立てたり、日課の予定を立て、それらをことこまかく一枚の紙に書き込むことは、造作ないことだ。しかし、それを机上のことだけにせず実行に移すのは容易いことでない。逐一計画した通りにはなかなか実行できないので、すぐに辛抱強く努力することを諦めてしまう。

『自分を鍛える!』ジョン・トッド

勉強を計画的にできる人は案外少ないかと思います。習慣にすることはできても計画的にできるかというと意外とできない。記憶する難しさは単元によって様々だし、なかなか計画どおりに成果が上がらなかったりするので計画は無意味だ。

テキストについて

受ける試験によって、どんなテキストや教科書を使うかは試験によってそれぞれです。しかし、もし選べるとしたら、どんなテキストが良くて、どのように使うべきなのでしょうか。

わたしの個人的なテキストの選び方や使い方について説明していきます。

カラフルorシンプル

公認会計士試験の場合は、多くの受験生がそれなりの大金をはたいて予備校に通います。資格の大原やTACが大手で、CPA会計学院も最近は有名だそうです。わたしは資格の大原の通信講座二年コースでした。

資格によって様々な出版社が様々なテキストを出版しており、カラフルなテキストもあれば、白黒もしくは二色刷のものもあります。分冊もあれば、一冊のものもあります。大事なことは自分が購入したテキストを信じて勉強を進めるべきです。

テキストを選べないのであれば、そのテキストを信じるしかないのですが、もしテキストを選べるのであれば、わたしはカラフルよりもシンプルなテキストを推奨します。

資格の大原のテキストは白黒で、わたしがその出身だからこそ白黒が好きなのかもしれませんが、今でもテキストを選ぶときは白黒か二色刷のものを好んで使っています。

なぜ白黒や二色刷がわたしに合っていたのかを改めて考察してみると、おそらく「アレンジ」できるからでしょう。自分の好みのマーカーで色を付けて強調できる。それが勉強の楽しさを深め、また、マーカーを引くという行為自体が記憶に結びつくこともありました。

そもそもテキストに色がついていた方が覚えやすい人もいるので、あくまでどちらがあなたにとって「心地良いか」を考えてみてください。

テキスト選びでその後の勉強の進捗状況が変わってくるのはあるあるだ。有名どころのテキストを買っておけば大抵のことは網羅されており安心なのであとは好みの問題かも。

資格試験受験で心が折れてしまわないための勉強法について語られた書籍。実際に直面した壁やそれを乗り越えた勉強法が書かれており、これから勉強を始める人や勉強がうまくいっていないと感じる人に息抜きに読んでみても良いのかなという内容になっております。

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