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これも修行のうち。実践!あらゆる悩みに「反応しない」生活|草薙 龍瞬

何か不具合や困難に直面したとき「これも修行のうち」と割り切って物事に取り組めますか?そうでないなら今からすぐにこれを口癖にしてみてください。嫌なことは自分を磨く最高のツールです。

動じない自分を作る「と言葉」

「感情を外から眺める」練習の第一歩は、自分の反応に〝気づきの言葉〟をつけ足すことです。たとえば、 「──と(私は)怒っている」 「──と(私は)反応している」 「──と(私は)不満を感じている」という具合に、言葉で確認するのです。「反応を客観視する」ことがポイントなので、言い方は工夫してかまいません。たとえば、 「と、怒ることはできるけど……さて、どうしたものかな」と考えなおす。 「(ひどい、と立腹したあとで)ソレ、怒っていいですか?」と聞き返す(けっこう怖いかも)。 「と、ワタシ怒ってるし」と、 他人事 のように言ってみる。いずれも、「──と」以下を強調して言う(念じる)ことが、ポイントです。この「と言葉」は〝意識〟を〝気づき〟に使うことで、反応を客観的に観察するとともに、 反応の量を減らす 意味があります。たとえば「怒り心頭」は〝意識の大半〟を〝怒りの感情〟に使っている状態ですが、「と(私は)怒っています」と〝気づき〟に使えば、怒りに使う意識の量は減ります。その結果、怒りが少し収まります。意識を気づきに使えば使うほど──「と言葉」で心を客観視できればできるほど──怒りに使う意識の量が減り、結果的に怒りが静まるというしくみです。

感情が昂っているとき有効な鎮静化の癖。これが習慣になっている人は本当に強い。無駄にイライラして消耗しないで済むほかにも様々な効能が。客観視するため一度、高い位置から自分を見つめてみましょう。

「相手も大変なんだ」と考える

もうひとつの心がけは「悲の心から入る」ことです。これは、人と向き合う最初に、相手の悲しみ・苦しみを見るという心がけです。たとえば、意見が食い違って対立している相手がいるとします。そのときも、こちらの要求や怒りをぶつけるのではなく、相手が感じているであろう苦労・苦痛を「まず感じ取る」ようにするのです。 「わかってもらえない上司の存在が苦痛だ」──そんなときも、「あの人にもいろんな事情があるのだろう」と考えてみます。こうして〝悲の心〟を忘れないようにすると、面白いことに「心に余裕」が生まれます。「困ったものだなぁ」「はて、どうしたらよいのかな」「どのあたりが落としどころ(最善の選択)だろう」と、「方法を考える」ことに意識が向かうようになるのです。そこで、まずはこんな練習から──外を歩くときに、見かける人々に「みんな大変なんだろうな」 という思いを向けてみてください。一〇〇パーセントハッピーという人は、誰ひとり存在しません。その真実を忘れないように心がけるのです。

自分だけがうまくいっていないと思うと辛くなります。100%うまくいっているように見える人間も裏側では大変な苦労をしているかもしれません。表面ばかり見ようとせず相手の裏側まで考えることで妬みや自己卑下は解消できます。

動物の可愛さに共感する

近頃、ネコの写真集や動画が大人気だとか。まったり感にあふれる細い目、つい触れたくなるプニプニの肉球、どこを見てもフニャフニャ、フサフサした体のフォルム。「あぁ、なんて可愛らしいのだ」と〝心がネコ状態〟になってしまう人は、大勢いるでしょう。こういう心理も〝喜の心〟です。思いっきり、幸せを実感してください。 目で、心で、手で触れて、ネコを 愛でてください。手軽に純度一〇〇パーセントの幸せを手に入れる ことができます。犬でもいいし、インコでも、動物園の動物たちでもOKです。動物は、食べて幸せ、寝て幸せ、というシンプルな世界に生きています。人間みたいに「もっと」「まだまだ」と欲を張らないし、暗い妄想もしません。原始的な欲求を満たせればよし(快)、という世界を生きています。人が動物の姿を見て、ほっこり、にっこりしてしまうのは、そういう素朴な快の状態に、心が共感するからです。お気に入りの動物を見て、触って、 戯れて、〝喜の心〟を堪能する──これもかなりイイ修行法です。

最近ではYouTubeなどで猫や犬の動画が数多く出回っています。僕は犬が好きで犬のチャンネルを登録して、ことあるごとに視聴しています。作業がひと段落したときや寝る前に時間が余った時など(寝る前のスマホは推奨できませんがwww)。

デジタル反応に近づかない

あらためて思い出したいのは、心には〝妄想〟だけでなく、感覚・感情・思考といったさまざまな領域があることです。そうした心の領域をすみずみまで活かして〝快〟を感じるほうが、〝 幸せの総量〟は 絶対に増える のです。だから、体を動かす。喜び(妄想ではなく)を大事にする。新しいことを知る・学ぶ──いろんな〝快〟を味わうほうが、人生の喜びは増えるのです。そのために妄想時間を減らすこと、デジタル反応に近づかないことです。少しでも「不快な妄想」を感じたら、直ちに脱出してください。手っ取り早いのは、立ち上がって、歩き出すこと。「感覚に帰る」ことです。ほんの少し「妄想から降りる勇気」を出してみましょう。

不快な妄想や不安からは全力で逃げる。これを実行するだけでだいぶ物事が楽に回り始めます。

これも修行のうちという口癖で普段の困難を自分の糧にしてしまいましょう。そんなプチ修行を数多くこなすことでいつの間にかあなたはストレスフリーな生活を手に入れることができるでしょう。

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