一代で財を成したビジネスエリートたちは何にお金を費やしているのか?ポルシェは買うのにマイホームは買わないなど彼らの行動原理を具体的な形で示す。シンプルなお金のルールがわかれば彼らのように「生き金」使いになれるはず!
時間あたりの情報量に注目
ビジネスエリートの知識と情報の取得方法についてお話しします。
情報というと、一般的にマスコミが流す情報があります。そのなかでもテレビは、その情報伝達のスピードが速く、映像で情報を見られるというメリットがあると通常は考えられています。
しかし、ビジネスエリートは、テレビを見ません。一番の理由は「テレビを見る時間がないほど忙しいから」ですが、理由はそれだけではありません。
彼らの多くは、口をそろえて「テレビは、時間あたりの情報量が少ない」と言います。
例えば1時間のニュース番組を視聴するのと本を1時間読むのとでは、得られる情報が多いのは、圧倒的に後者。費用対効果優先で考えるビジネスエリートならば、「テレビを見る時間は無駄」という結論に達するのも納得です。
加えて、タイムシフト(自分が都合のいいときに番組を見る)ができないのもテレビのデメリットだといえます。
もちろんハードディスクレコーダーに保存するなどの選択肢もありますが、情報に速報性を求めるなら、オンエアの時間に合わせてテレビの前に座らなければなりません。テレビは自分が必要なときに必要な情報を仕入れる、という使い方がしにくいのです。
多忙を極めているビジネスエリートならば、「必要なときに必要な情報を必要なだけ取りたい」のが本音です。インターネットで好きなときに瞬時に好きなだけ情報が得られる現在、情報収集の手段として、テレビはかなり「窮屈」に感じるのでしょう。
テレビは欲しい情報が流れるまでに無駄な情報を視聴しなくてはならず効率が悪いと思います。世の中を知りたいというならばまあ良いのですが、欲しい情報にアクセスしたいのなら他の方法を取るべき。例えば歌番組で自分のお気に入りのアーティストが出るまで聞きたくもない他のアーティストの歌を聴かなくてはならず無駄が多い。なので僕は歌番組は録画でしか見ません。
個人の不利が否めない株式
では、株式投資にはどんな特徴があるでしょうか。
まず、素早く換金できるところが不動産と違います。いくらで買いたい・売りたいと注文を出しておけばすぐに売買が成立し、いつでも換金できます。これは非常にメリットが大きい特徴です。
ただし、流動性の高い資産であることの宿命として、瞬時に価格が乱高下します。最悪の場合、企業倒産で株式が紙切れ同然になることもありえます。これは、不動産にはないデメリットだといえるでしょう。
サラリーマンが流動性の高い株式投資を始めると、値動きが気になって仕事に手がつかなくなります。冗談ではなく、本当にそうなのです。
私が外資系企業で見た光景です。
外資系企業の社員はストックオプションを持っていることが多く、そのため自社株の価格が動き出すと、仕事どころではなくなっていました。皆、株の値動きに目が釘づけになっていたのです。
デイトレーダーならともかく、サラリーマンがそんなことをしていたら、いつか会社をクビになってしまいます。株式投資と会社員の仕事の両立は、とても難しいといえるでしょう。
その点、不動産は値動きがあるといっても、毎日乱高下するようなことはありません。「不動産価格が上がってきたな」と気がついてから数か月様子を見ていても、売買のタイミングを逃すことはありません。
つまり、流動性があまり高くないので、ある程度余裕を持って売り買いできる。
「個人には不動産が向いている」と、ビジネスエリートが考える理由の一つです。
また株式だと、どれだけ時間とお金をつぎ込んだところで「株のプロにはかなわない」という現実があるように思います。
プロの情報量、分析力、業務用ハイスペックコンピュータなどの環境と比べると、個人ではかなわないなと感じます。
新聞記事やテレビ番組のニュース解説しか情報がなく、普通のパソコンしか持たず、しかも日中は別の仕事をしているサラリーマンが、プロと同じ土俵に上がれるはずがありません。とても勝負にならないのです。
株式投資を本気でやろうと思ったらハイスペックなマシンと膨大な情報量、分析力が必要となり、プロのようにチームでそれにあたっている人たちには到底敵いません。そしてそんなプロたちでも長年に渡りインデックスのパフォーマンスを上回り続けるのは難しい。投資関連の雑誌やテレビで長年に渡り注目の投資家であり続けるのは難しいしそんな人見たことない。ならばもうインデックス投資でいいのではということ。お金や労力は他のところにかけるようにしましょう。
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