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自動運転でGO! クルマの新時代がやってくる|桃田 健史

近年開発が進み自動運転の技術も徐々に浸透しつつあります。世界の主要な自動車メーカーはもちろんグーグルやアップルも参入し、自動運転戦国時代に。高齢者による事故の増加により免許の返納が進む中、これからの完全自動運転レベル5の実現が待たれるところです。

そもそも自動運転とは何か?

現在では、前車との車間距離を保つ「クルーズコントロール」の場合、後方の車がカメラやレーダーで実際の距離を測りながら走っています。これが「コネクテッド」になると、走行しているすべての車が、それぞれの位置・走行している方向・走行速度、そして加速と減速の度合いを把握できます。方法としては、車と車、また車と道路側の機器、そしてGPSなどの衛星測位などによる「複合的なコネクテッド」です。 また、車の走行データや乗車している人の個人データの「コネクテッド」という領域でも多くの研究開発が進んでいて、一部はすでに量産化されています。自動車メーカーが作成した未来の「コネクテッド・ヴィークル」のイメージ映像では、車の中にいながら日常生活のほぼすべての情報を効果的にやり取りするシーンが出てきます。 例えば、ドライバーが車に対して「娘に、学校に迎えに行く時間が予定より 15 分遅れることをメールして」と話しかけます。メールの配信と同時に、車が「冷蔵庫の中で、ミルクの賞味期限が切れそうです。スーパーに注文して、娘さんを迎えにいったあとに取りにいきますか?」という具合です。 こうした高度なCVの実用例では、AVとの技術的な接点が多いことが、直感的に理解していただけると思います。 そして、AVとCVとの融合について、本格的な法整備が進み始めました。NHTSAは2016年 12 月、CVに関する技術開発や実用化に対する規則を初めて発表しました。これは、その3カ月前に同じくNHTSAが公表した、AVに関するガイドラインが深く関与しているのは当然でしょう。

ある一定の基準を満たした自動運転車が登場し、それがもし公道での走行が可能になれば事故は減るのだろうか?自動運転とそうでないものが混在する場合はまだ事故が若干減る程度だろう。安全な形で走行する自動運転車を煽るような輩も出てくるだろうし、もういっそのこと自動運転を義務化にしてしまえばいいと思う。

完全自動運転と運転補助の違い

ひとつは、「いきなり無人運転」です。つまり、完全自動運転だけを行うビジネスです。第2章で紹介した、日本でもこれから採用することになるSAEの自動運転レベル表示では「レベル5」になります。つまり、自動運転として最も自動化の度合いが高い状態を意味します。 この「レベル5」の状態を常に維持したまま走行することで、運転者のいないタクシーやバスのビジネスを考案しているのが、グーグルなどのIT企業の経営戦略です。日米欧で早期の量産化に向けた動きが進んでいて、2019~2020年には一般向けのサービスを開始する予定です。こうした動きに対して、多くの自動車メーカーが「技術的に時期尚早」という立場を取っています。 もうひとつは、多くの自動車メーカーが推奨している、段階的に自動運転の自動化を上げていく方法です。本書執筆時点で、量産されているのは「レベル2(部分自動運転)」が最高です。 今後、世界各国で自動車メーカー、大学などの研究機関、そして国などの行政機関が本格的に連携して、「レベル3(条件付き自動運転)」以上を実現するための公道実験を行う計画です。最高ランクの「レベル5(完全自動運転)」に到達するのは、2025年頃か、それ以降という判断です。   このように、自動運転の実用化に向けた2つの考え方では、自動運転の技術的な最終到達地点であるはずの「レベル5」の達成に、5年以上の差があるのです。こうした差がなぜ生じているのかを、さまざまな角度から詳しく見ていきます。

僕は統合失調症で免許の更新に行ったら、医者の診断書の提出を求められ、馬鹿正直に診断書出したら免許取り消しになりました。なので車はあるが運転はできません。煽り運転やマナーを守らず走る輩が跋扈している中、運転できないのは納得いかない。なので完全自動運転は早く実現してほしい。電車に乗る人の多さが苦手な僕はここ10年ぐらいで数えるほどしか電車に乗っていません。

2025年、人口分布による自動運転への大きな影響

2025年になると「団塊の世代」が 70 代後半になり、多くの方が自分自身でハンドルを握らなくなる可能性があります。 そうなると当然、「レベル5」の完全自動運転の需要が増えます。 この場合、バスのような公共的な交通機関での、常時「レベル5」の自動運転に乗るケースがあるでしょう。 または、自動運転と手動運転を切り替えることができる「オーバーライド型」を好む人たちもいるでしょう。そこには「いつまでも、車を自ら操作することを諦めたくない」という気持ちが強く影響しています。 さてここで、日本の人口分布を改めて見てみると、人口が多い世代が2つあることが分かります。ひとつが、戦後1947~1949年生まれの第一次ベビーブーム「団塊の世代」。もうひとつが、1971~1974年生まれの第二次ベビーブームの世代で、彼らが2025年に 50 代前半となります。 第二次ベビーブーム世代は、「団塊ジュニア」と呼ばれることがあり、「団塊の世代」を親に持つ人が少なくありません。 そのため、「団塊ジュニア」は「団塊の世代」の背中を見て、自分が高齢になった時、車とどう向き合うべきかを考えるかもしれません。「オヤジの世代は、オーバーライド型の自動運転を乗ることがあるけど……。やはり、完全自動運転の方が楽だし、コストも安いし。いまから完全自動運転に乗れば、将来も安心では?」という感じです。 こうして、人口の多い「団塊の世代」と「団塊ジュニア」の意見や考え方が、2025年の日本社会の全体に影響を及ぼしていきます。 そうなると、2025年頃、日本では完全自動運転の需要が一気に広がる可能性が高まります。なぜならば、技術的には安全性に対する十分な裏付けがある完全自動運転の普及へ向けたカギとなる社会受容性について、人口が多い層の意見が反映されるからです。

スピード違反も煽りもないただの移動手段としての車。運転する喜びはなくなるがそういう人はクローズドコースで運転を楽しめばいい。

完全自動運転導入までのロードマップ。AI、IoT、ビッグデータ全てを駆使して未来の自動車は開発されています。僕が高齢者になるまでには実用化されていてほしい。

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