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仕事が速い人は、「これ」しかやらない ラクして速く成果を出す「7つの原則」|石川 和男

「仕事が速い人」と「遅い人」の違いを徹底的に分析し紹介。仕事を最速で終わらせるコツを徹底解説していく。読めば、明日から仕事が片付く習慣をあなたのものにできます。

あらゆることに「期限」を決めろ

仕事が速い人は「終わらせる力」を利用している 仕事が速い人の第1原則は、「とにかく期限を決める」こと。 期限が迫ったときに生まれる、ものすごい行動力をうまく利用するのです。

○ 仕事が速い人が身につけている「3つの能力」

「はじめに」で、「仕事の力の入れどころ」の大切さについて述べました。それを正確に 把握 して仕事を早く終わらせるには、次の3つの能力が必要になります。

1.自分が注力すべき仕事を、最速で処理する能力

2.人(や物) に任せるべき仕事を、うまく任せる能力

3.自分が注力すべき仕事とそうでない仕事を、適切に見分ける能力

本章では、これらの能力からとくに重要なものを 仕事が速い人の「7つの原則」 としてご紹介していきます。

まずは、「自分が注力すべき仕事を、最速で処理する能力」から見ていきましょう。

○ 期限を決めれば「行動力」が生まれる

最初の原則は、「とにかく期限を決める」こと。

「30 分後にはじまる会議の発表資料がまだできていない……」

「1時間後にお客様へプレゼンする資料が未完成のままだ……」

誰でも一度や二度は、このような経験がありますよね。

思い出してみてください。そのときの自分の仕事の「スピード」を!   期限が迫ってきた途端に猛烈な行動力を発揮していませんでしたか?  そう、期限を決めることは「行動力」を生み出す最速最強の方法なのです。  以前、こんなクイズを知人から出されました。

「どんなに仕事が忙しくても絶対に残業しない人には、どんな人が多いと思う?」  皆さんは答えがわかるでしょうか?

要領のいい人? 頭のいい人? いいえ、違います。

答えを聞いた私は思わず膝を打ちました。

その答えは「 保育園に子どもを預けているお母さん!」  言われてみれば、子どもを保育園に預けていた時期、週の半分は私が迎えに行っていました。そのときは、日中どれだけ忙しくても時間通りに子どもを迎えに行っていました。あらゆる手を使って「期限」に間に合うよう会社を出ていたのです。

したがって、仕事の速度を上げたければ「とにかく期限を決める」習慣をつけましょう。

案外仕事、タスクに期限を設けずただひたすら仕事をこなす人は多いもの。この仕事が終わったら次の仕事といった具合に終わるまで次に進めないのでダラダラしがち。例えば部下が相談があると言ってきた場合、今ある仕事をどのくらいの時間で区切りのいいところまで終わらすことができるか正確に把握できてますか?毎日仕事に期限をつけて40分でどこまで終わらすみたいなことをやっていればこんな時も正確に時間を伝えられます。ひいてはそれが生産性に。

仕事は時給で考える

できる人は「費用対効果」を常に計算している 経費や資産購入は、無駄な出費と考えて、コスト削減に走りがち。 しかし、そのせいで本来の仕事のパフォーマンスが落ちては本末転倒。 仕事が速い人は、常に「費用対効果」を意識しています。

○ そのコストカットは、本当に「得」か?

最速で仕事を終わらせるために、「自分が注力すべき仕事とそうでない仕事を、適切に見分ける能力」について、お話しします。

先ほど、「他人の時間はお金で買える」と言いましたが、そのためには「自分の時間の価値を知っておく」必要があります。

たとえば、こんな話があります。 「隣町のスーパーの大根が 50 円安かったから、わざわざ買いに行ったのよ。私って、賢い主婦よね。半日がかりで、電車賃は往復400円かかったけど……」

もちろんこれは笑い話ですが、あながち笑ってばかりもいられません。

私たちの日常でも、 目先の利益を追い求めるあまり、長期的に見て損をしたり、時間を失ったりすることがよくある からです。

だから私は、 いつも「費用対効果」を考えるように意識 しています。

費用対効果といっても、ちょっとしたことです。

たとえば、 30 分以上列車に乗車する際、私はグリーン車を利用するようにしています。

グリーン車の値段はそれぞれですが、決して安い額ではありません。単純に「お金」だけを見れば無駄のように思えます。

しかし、私は安くない値段を払って乗るグリーン車だからこそ、その時間を有意義に過ごそうという思いにかられます。だから原稿執筆や読書などがとてもはかどります。

さらにまわりを見わたすと、ゲームで遊んでいる人より、仕事をしている人が目立ちます。そのような光景を見ると、「自分もまだまだ努力しないといけないな」といい影響を受けるのです。

確かに移動を快適に仕事場として活用できればそれに越したことはない。タクシーを使ったりグリーン車で仕事をしたり。人の上に立つ様になれば自ずと時給も高くなります。自分の時給を考えて時給に見合わない仕事は部下に振ったり外注したりする必要があります。単純作業で時間を無駄にしないように。

仕事が速い人の仕事術から仕事術から自身の仕事を振り返る。案外無駄が多いことがわかったり新たな気づきも得られます。逆にそれができている人は共感できる書籍。

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