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「人間という名の家畜」自分が家畜だと感じたら読んでみると良い

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あなたが手にしている、あるいは手に入れようとしているその幸せは、本当にあなたが求めるものだろうか?社会の常識やルール、教育に従って生きていくことで得られたものは?教育という名の洗脳により人間という家畜に成り下がってはいないだろうか?常識という檻から抜け出す秘訣を解いた10〜20分程度で読み終えることができる書籍。

あなたが手に入れようとしているその幸せは本当にあなたが求めるものか?

人や社会から言われてきた「これが幸せ、これが成功」という情報にとらわれていませんか?もしあなたが自分の心に正直になった時に、何か自分の心底にあるものとはズレを感じるのなら、その幸せはあなたの本心から湧き出てきたものと言えるでしょうか?誰かに言われたことを自分が欲しているものと思いこんでいたのではないでしょうか?

紋切り型の幸せにとらわれていると、自分にとっての本当の幸せとは何か考える間も無く過ごしている人が多いのではないだろうか。むしろ幸せだと感じることよりも、そんなこと考えもしないぐらいの日常を送り日々過ごしていける幸せもあるのではないかと思い至る。結婚や仕事での成功、子供の有無など幸せとされる様々な要件は僕にとって少し遠い出来事のようだが、妥協してでもそれらを得ようとは思わない。

早く起きた朝には朝食を食べに外へ、読書を楽しみ、ブログなどを更新。結構楽しくやりながら、日々生活を送っている。健常者と違い社会との接点という点では格差を感じることもあるが、自分の好きなものに囲まれ物質的には結構恵まれているのでそれでも良いと思っているが、それでは精神的に豊かになるどころか、貧しくなってしまっていると著者は言う。井戸の外にも世界があることぐらいは承知しているが、自分の周りに壁を作ることで快適に過ごせると言う人も少なからずいると言うこと。何も著者の言うように〝大きな飛躍〟など必要ないと言うのが僕の考え。

前情報なしに体験できることは少なくなっている

ネットやSNS等で情報が氾濫する昨今、前もって得た情報が持つバイアスに引っ張られてしまうケースが多々ある。それを情報に操作されていると主張する。何かが流行るとこぞってそれを手に入れようとするがコマーシャルやマーケティングにうまく乗せられただけで本当に欲しいかどうかは要確認としている。SNSなどによる口コミが重要視される現代はそういった前情報なしでものを買ったり食べたりする機会は減っているようにも思えるが、「○○のプリンが激ウマ!」と言うSNSへの投稿を信じて踊らされてみるもの余裕のあらわれではないかと思う。

学校教育はまさに家畜化教育!?

酷い言い方をすれば、学校教育はまさに家畜化教育になっています。私たちはより従順で善良な一般市民と言う痒くになるよう、教育を受けます。ベルトコンベアーに乗せられたものが次々に機械の流れ作業に取り込まれ、パッケージ化されていくように、敷かれたレールに乗っかって流されていく一生。「そのように生きるのが安全で幸せ」と教えられ、その生活形式から飛び出すと危険がたくさんあるように感じます。

こういった表現をすることで、レールから外れた人間の心をつかもうとでも考えているのか。著者のプロフィールを見ると苫米地式コーチングの認定コーチ、ヒーラー、メッセンジャーといったちょっと引いてしまうプロフィールが載っている。自分の価値観をしっかり持ち他からのインプットを上手に捌ける人間にとっては学校教育が家畜化だなんて思うことはないだろう。

ただ学校からドロップアウトした人間を自分たちの金儲けのカモにしているとしか考えられないとひねくれた目で見てしまう僕。僕自身、自己啓発本はよく読むのだが絶対超えてはいけない一線としてセミナーや講演会への参加を捉えています。大抵ぼられるだけで書籍に書いてあった以上のものを得られることはないだろうと勝手に思っているのでww 何より自分の言いたいことを一冊の本に落とし込むことすらできない人の言うことは信用ならないというスタンスでいます。

幸せの定義

あなたがもし今「あ〜、幸せだあ」と感じることができたら、あなたは幸せになれます。

つまり幸せを感じるのにお金も名声も地位も評判もいい仕事もいらないのです。あなたが幸せだと感じた時、あなたはすでに幸せです

これは当たり前のことを書いているだけだと感じた。お金も名声も地位も欲しそうな著者に言われても響かない。レールを外れて自分らしく生きる時代と言うが、レールを外れることは思いの外デメリットが多いのも真実。いまだにリスタートが難しい社会構造の日本では、レールを外れないで生きていく人を否定することは憚れる。

『KindleUnlimited読み放題書籍』だったので読んで見たが、得るものは少ないように感じた。レールを外れて苦悩している人にとってはいいかもしれないが、それを超えてきた人にとっては身のある書籍とはならないだろう。

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