ストレスや悩み事で脳や心が疲弊している状態の現代人。そんな状態では斬新なアイディアや前向きな対処法などは思いつきません。マインドフルネスはこうした脳の状態をスッキリさせクリーンな状態に持っていく整理術のようなもの。取り入れてスッキリしましょう。
起業家、企業が続々と瞑想を実践するワケ
スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ、松下幸之助、稲盛和夫、井深大等のトップ経営者が瞑想を習慣にしていることは有名ですが、さらに、チームワーク、リーダーシップに関心のあるビジネスパーソンが次々にマインドフルネス瞑想を実践するようになってきました。
特に2000年代以降は、経営学や企業経営におけるリーダーシップ開発、人材開発の研修プログラムの分野でも使われるようになります。個人だけなくチームで「マインドフルネス瞑想」を実践することで、仕事上のストレスが軽減され、従業員のメンタル面が調整されるということがわかってきたからです。
その結果、健康管理コストの抑制が期待でき、さらに組織全体のチームの創造性を高め、イノベーションを起こす手法として、今世界的企業が次々と社員教育に瞑想をとりいれているのです。 それにしてもなぜ今、「瞑想」がビジネスの世界でこれほど注目されているのでしょうか。
現代は街には物が、インターネットには情報があふれ、私たちは充足しています。
消費者自身が、自分が何を欲しているのかわからなくなっている、そんな世界で、新しいものを生み出し、売っていくためには、いかに既成概念を打ち破り、斬新なアイデアを出せるかが勝負になります。
そこで、瞑想をすることで雑念をとりのぞき、直感が研ぎすまされ、革新的なアイデアや企画をひらめきやすくすることが求められているのです。
たとえば、次々とアイデアを生み出すグーグルでは、2007年よりダニエル・ゴールマンが提唱したEQ(エモーショナルインテリジェンス/心の知能指数)を向上させる目的で、「Search Inside Yourself」という社内研修プログラムが人気になっています。
瞑想が生み出す斬新なアイディアは時にブレイクスルーを起こします。八方塞がりだった懸案もこれにより打開策が見えてきたりすることも。新しい視点を持って難題に挑むにはクリーンなまっさらな状態が良い。さまざまな思考の邪魔となる障壁を取り払うことでより良い解決策が見出せることも。
心の声を聞く方法
重要な決断をするとき、よく「心の声を聞く」ことが大切だと言われます。心の声を聞くとは、「自分のインスピレーションや直感、ワクワク」を信じること。
心には「理性」と「感性」という二つの側面があります。
頭脳(マインド)で考えるのが、「理性」。
身体(ハート)で感じるのが、「感性」。
「心の声を聞く」と言いますが、この場合の心の声とは、感性(ハート)の声を聞くことを指します。
脳の構造で見ると、それは「新しい脳(大脳新皮質)が鎮まり、古い脳(大脳辺縁系)が活性化した状態」です。
直感やインスピレーションは、言語や論理ではなく、身体感覚として現れてきます。 「心の声を聞く」ときに大切なのは、頭ではなく身体の感覚に繊細に意識を向けることです。
あなたが大切な意思決定をするとき、たとえば、
「どちらの企画にするか?」
「どちらの人と付き合うべきか?」
「本当にやりたいことは何か?」
といった選択を行うときには、そのときの身体感覚を感じることが大切です。
なぜなら直感やインスピレーションは、「ワクワク」などの身体感覚で感じるからです。
大自然の中で暮らす先住民は、この動物的な直感が冴えています。
たとえば、アボリジニ。彼らは水分もない乾いた大地で、水脈の位置を直感で突き止めることができるそうです。大地に横たわり、手のひらをあてて、水の音に耳を澄ましたり、風の匂いや、水蒸気を感じて遠くにある水のありかを察知します。人の足跡を見れば仲間のものかどうかわかり、さらに、その間隔や歩幅から、その人の健康状態までわかるそうです。
このような動物的直感は、もちろん現代社会に暮らす私たちのなかにも本来そなわっているものです。ただ私たちは、頭(マインド)に偏りがちになって身体(ハート)がおろそかになっているせいで、直感を感じにくくなっているようです。
直感を信じてみるのは意外と解決の糸口を探る上で良い結果を産むことが多い。たとえそうでなくともそれが自然のことわりと納得することもできる。頭(マインド)に偏りがちになって身体(ハート)がおろそかになるとEQも落ちる。バランスをとってハートにビタミンを!
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