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ポジティブ・シフト 心理学が明かす幸福・健康・長寿につながる心の持ち方|キャサリン・A・サンダーソン

膨大な研究成果による人生を変えるマインドセットの作り方を紹介。マインドセットを少し変えるだけで人生の質は変えられる。心理学の研究により実証された具体的なマインドセットの作り方を学び幸福・健康・長寿へと誘う一冊。

不安を感じてもとりあえずちょっとやってみる

ある研究は、もう一度人生をやり直せるとしたら何を変えてみたいかを尋ねました。そうすると、半数以上の人が「大学に行くべきだった」「特定の職業に就くべきだった」「人間関係や結婚でもっと頑張るべきだった」などの行動しなかったことに起因する後悔を感じていることがわかりました。 一方、「タバコを吸わなければよかった」「早く結婚すればよかった」 「一生懸命働けばよかった」など、行動したことに関する後悔はわずか12%で した(その他の34%の後悔は不明でした。)この研究は、行動したことよりも行動しなかった ことを後悔する傾向が私たちにはあることを示しています。

何かを始めることはなかなかパワーを必要とするが、得られる体験も多い。重い腰を上げて動いてみるとまた違った景色が見えるので、ぜひ色々なところにアンテナを張ってみてほしい。新しいことを始める不安はその先に得られるものと比べると小さなものなので。

他者とつながりをつくる

一般的に他人に与えることは、他者とのつながりを形成する ような寄付の仕方は幸福感を高めます。例えば、ある研究では、スターバックスのギフトカード(10ドル分)を無作為に通行人に配布しました、カードを受け取った人はラッキーでしたが、カードの使い道には具体的な指示がありました。

・ある人は、そのギフトカードを使って他の人をコーヒーに誘うように言われました。

・ある人は、ギフトカードを他の人にあげるように言われ、その人と一緒にスターバックスに行ってはいけないと言われました。

・ある人は、一人でスターバックスに行って、自分のためだけにギフトカードをすべて使うに言われました。

・ある人は、友人とスターバックスに行って、自分のためにだけにギフトカードを使うように言われました。

この研究は、友人と時間を過ごすこと、誰かに贈り物をすること、そして自分自身に贈 り物をすることの相対的なメリットを調べるために計画されました。

その結果、ギフトカードを誰かのために使い、その人とスターバックスで一緒に時間を 過ごした人が、最も高い幸福感を得たことがわかりました。つまり、他人に与えることは 良いことですが、他人との関わり合いの中で与えることが幸福感にとって特に良い、といえます。

この研究結果は、ボランティア活動をすることで、他のボランティアの方や地域で困っている方とつながることによって、幸福感が高まる理由を説明しています。

誰かのために何かをする行為は自分自身の自己肯定感も上げることになるのでどんどんやっていった方が良い。誰かのためになるには自身も成長しなければならないので、それがやる気につながったりします。ボランティア活動がハードル高めだという人は推し活なんかでも良いと思います。アイドルや俳優さんなど応援を必要とする人たちに自分の時間やお金を割くことは、自身の幸福を追求する手段として当たり前のものとして浸透してきています。

ポジティブになる技術は案外簡単で、言って仕舞えばスキルと同じように身につけられるものです。そのために必要な知識を与えてくれる書籍。幸福はあなた自身のアクションでコントロール下に置くことができるものなのです。

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