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人生でいちばん大切な10の知恵|梅沢 重雄

どう生きれば幸せに生きられるか?人間の最大の課題だが、普段あまり意識しない領域。こうした問いにたった10のキーワードだけで答えてくれる書籍。悩める人に贈ります。

あなたが幸せな人生を送るために

戦後、『教育勅語』が廃止された要因のひとつに、「一旦緩急アレバ、義勇公ニ奉シ、以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スベシ」という下りがあります。 これが「戦争になったら勇気を出して天皇陛下のために命を捧げよ」という意味に解釈され、第二次世界大戦で特攻隊や人間魚雷、そして玉砕戦法などの壮絶な戦死につながったと判断されました。 しかし、これは大きな誤解です。この一文は「戦争や災害があったら勇気を持って公のために奉仕し、長い間続いている国家をしっかり守りましょう」という意味です。 二〇一四年二月、山梨県は大雪に見舞われました。これもまた「一旦緩急アレバ」の事態です。人々は互いに助け合い、自分の家の雪かきだけでなく、隣のお年寄りの家の雪かきもしてあげたり、ボランティアにも参加して食料の運搬や病人の世話をしたりしました。 日本航空学園は、学園の滑走路を県や自衛隊に開放し、そこから僻地への食料供給や救急のために、ヘリコプターや飛行機が何機も飛び立っていきました。このように、国や地域が大変なときに、みんなで公のために尽くすのが道徳です。国民は誰でも自衛官であり、警察官であり、消防士でなくてはならないのです。自分の安全は自分で守ることが基本であり、これを支援するために専門家の組織があるのです。

災害やコロナウィルスの拡散など国難と呼べる事象が多くある時代。国民の意識が変化するにはこのような緊急事態をどのように捌くかが国のその後を左右する。皆で国難をやり過ごすためにできることをそれぞれやることが大事ということが書かれているのだろうと思う。しかし、クローズアップされるのが「戦争になったら勇気を出して天皇陛下のために命を捧げよ」というような解釈だったりするのは残念だ。教育勅語を擁護するわけではないが解釈一つで意味はどうとでも取れる好例だ。

夫婦の良い関係があたたかい家庭をつくる

この世には男と女があり、ゆえに夫婦があります。夫婦があるから子どもが生まれ、一家を成していきます。夫と妻がそれぞれ自分の本分(本来尽くすべき務め)をわきまえて仲よくしていれば、一家は平和に治まります。 ところが昨今、日本の離婚率が年々上昇しているようです。結婚するときは誰もが離婚など考えもしないはずなのに、なぜそのようなことになってしまうのでしょう。 離婚に至ってしまう夫婦の多くは、そもそも愛というものに対する考え方をはき違えているのではないかと思います。夫は妻の幸せのためにあり、妻は夫の幸せのためにあり、愛とは奪うものではなく与えるものだということを基本に考えれば、夫婦関係が悪くなるはずがありません。 それをわからず、結婚した相手に期待や要求ばかりすると、「○○してくれない」という不満がたまります。 妻は夫の幸せのためにあるというのは、たとえば夫が毎日の仕事をしやすいように考えてあげることです。すると、夫の健康のために毎日食べる料理を工夫する、清潔な衣服を揃える、帰ってきてくつろげるように家を整えるなど、夫の身の回りの世話をすることも自然の行いとして現れてきます。夫が働いていることに、感謝の気持ちが湧いてきます。 夫が妻の幸せのためにあるというのは、妻が生活に困らないようにし、社会から守り、支えることです。妻がいつも家事をしてくれることに感謝し、朗らかでいることに感謝する。夫は仕事で辛いことがあっても、妻の心遣いに応えてがんばろうと思うのです。 夫婦共働きであっても、それなりの役割分担、心遣いというものがあるわけです。 男性、女性、それぞれの特性を尊重し合って、互いに支え合えばいいのです。

家事なんかもできる人がやればいい。男子厨房に入らずというのはもう古い。僕はお腹が空いたら自分でつくるということをやっていて、特に自分の好きな料理についてはレシピノートを作って美味しくできた料理をストックしていっています。材料さえあれば作れるので男子も料理をすると奥さんや家族にも喜ばれると思います。

勉学は職業を生み、知識は才能を伸ばす

知能とは、知識、知恵、才能のことです。人として、知能が高まるように勉強を続けましょう。 私はたまに、「勉強って、どうやったらいいのですか」という質問を受けることがあります。学校での勉強だけではなく、大人になってもずっと続ける人生に必要な勉強法としては、まず本を読むことをすすめます。 本を読むことは、たくさんの情報を得られるということです。そして、本を通じてたくさんの疑似体験をすることでもあります。本にある知識は経験となり、生きるための栄養となります。 ものごとを判断するには判断基準が必要です。本はその判断基準を築く材料となります。それを、自分自身の経験したことに生かすのです。 孔子は、人生における成長について、次のように語りました。 「吾れ十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順 がう。七十にして心の欲する所に従って、 矩 を 踰 えず」 これは次のように解釈されます。 私は十五歳で学問で身を立てる決心をし、自分の専門的な勉強を始めた。 三十歳で精神的に自立した。 四十歳で悟りを開き、人生における迷いがなくなった。 五十歳で自分に与えられた天命を知った。 六十歳では修行が進み、他人の言うことも自然に受け入れられるようになった。 七十歳になったら、もはや真理にかなって、思うがままに行動しても度を越すようなことはなくなった。 人生とは勉強である。勉強を続けることが、よく生きることだ――そう言っているのだと思います。

読書は知識量も増えるし時間潰しにもなったりするので、すきま時間などに行うだけでも様々な恩恵があるのでお勧めです。

あなたの悩みの大半を10の知恵で解決。悩んでばかりいないでいざ行動を!

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