癌を患っていたり遺伝子性疾患があったり身体機能に障害があったりみたいに外部からの介入がなければ解決できない難しい問題がなければ、悩みのほとんどを脳内物質のコントロールで制御、解決できる。
目標がなければ不安で仕方なくなる
「どのように生きるかを知るものは、どのように生きることにも耐える」 ーフリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ
かの有名なドイツの哲学者、ニーチェが残した名言です。
人はゴールがない道を進み続けることはできませんが、明確なゴールがあれば、どんな苦境も乗り越えられるということを意味した言葉です。
ゴールがないと人は不安になります。
「マラソン大会で、事前に走る距離を教えてもらえない状況」
「先行きの見えない不確実な時代におけるキャリア選択」
「機械が台頭する世界で自分の仕事の意義が分からなくなるという状態」
このような状況では、脳が安心することはありません。
先が見えない状態、つまり何も知らない曖昧な状態において、脳は強いストレスを感じるようになっているからです。
全く知らないことに触れながら、曖昧な道を歩み続けることはできないのです。
曖昧な状態では強いストレスがかかるという脳の性質がある中で、現代社会は変動性(Volatility)、不確実性(Uncertainty)、複雑性(Complexity)、曖昧性(Ambiguity)の頭文字を取って、「VUCAの時代」と呼ばれるほど、先行きが見えません。
この時代というのが、私たちの不安に拍車をかけています。
つまり、将来に備えて何かを考える際には、不安で押しつぶされそうになり、脳には極度のストレスがかかっているということです。
そしてキャリアに関する意思決定というのは、将来に繋がる重要な決断。 当然、キャリアについて考える過程のストレスというのは相当なものになります。
なんとかして不安から解放されないと、冷静な思考はできず、キャリア形成に失敗する可能性が飛躍的に高まってしまいます。
ではどうすればいいのか?
ここで、明確な目標を設定することに意義が生まれます。
目標が明確であれば、自分の行動や体験は全てその目標への道筋につながるものだと確信できるようになります。
「進むべき方向、やるべきことが明確。どんな結果が出ても、次につながる貴重な記憶となる」
このような状態になると、脳は安全性を感じ、チャレンジするためのモチベーションを生み出しやすくなります。
不安から解放され、将来の充実した自分のことを想像してワクワクできるようになるわけです。
目標や将来に向けてのビジョンが明確な人ほど心がブレにくい。それに向けた努力も方向性がわかっているため有意義なものとなる。当たり前なことだがそれができていない人が多いのも事実。漠然とした努力は続けにくいということもあるのでぜひ目標設定は明確に。
承認欲求にワクワクしてはならない
「この仕事を成し遂げたら上司から認められて昇進できるぞ」
「SNSでいいねをたくさんもらえる投稿をするぞ」
このような欲求は「承認欲求」と呼ばれます。承認欲求というのは、人から嫌われたら人生が終わってしまうという原始時代の頃から本能に根差す欲求であり、現代の我々にとっても強力な欲求です。
しかし、人から認められ、褒められることに対してワクワクするのは健全ではありません。 なぜなら、 承認欲求を追い求める生き方では、自分の人生というものが形成されることがないからです。
自分のやりたいように行動したとして、それが他人から認められたらOK、認められなければNGというのは、窮屈で仕方がない。
他人の価値判断に依存して自分の人生が左右されるというのはとても不自由なことであり、自分の人生を形成する上での障壁にしかなりません。
そもそも、人から認められるかどうかというのは結局のところあなたには操作できません。 あなたは、「どうすれば目の前の人を幸せにできるか?」ということを一生懸命考え、あなたなりに貢献すれば良いのです。それしかできることはないとも言えます。
他者貢献というのは何も大きなことでなくても問題ありません。
「落ちているゴミを拾う」
「洗濯物を積極的に畳む」
このような小さな貢献を積み重ねていくことが大切です。
人から認められ、感謝されることを目的とするのではなく、あなたなりの貢献を重ねることを目的とする。
そして自分なりに一生懸命他者に貢献して、自分が役に立っていることを実感して初めて、自分はここにいても良いのだという安心感を得る。
そのような安心感があって初めて、心から人を信頼し、良好な人間関係を構築できるようになるのです。 人間関係がうまくいかないと感じている方は、まずは他人に貢献することを最優先に考えてみて下さい。
それだけで、他人を心から信頼し、良い人間関係を築いていくことができるようになります。
SNSの普及により人々の承認欲求が顕になった昨今。いいねというリアクションを数字として受け止められてしまうので若い子のみならずいい大人までSNS上に偽った自分を投稿する世の中。僕も含めてSNSでは背伸びした投稿をしがちになるという側面があり、自分の良いところばかりを投稿するのでみる人は隣のバラは赤い状態に陥る。中にはSNS映えを狙った投稿ばかりするためにお金を使いキャッシングの罠にハマる人も。こうなってくるともう病気だ。承認欲求よりもまずは他人に貢献することを考えると良い人間関係を築け、信頼を得られる。
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