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トップリーダーに学ぶ人を惹きつける「自分の見せ方」|佐藤 綾子|年金も会社の存続も永久保証ではない!

「人生100年時代」日本人の人生に対する考え方は大幅にアップデートされました。定年後、悠々自適な老後が待っていると思っていると思わぬしっぺ返しを喰らうことも。それにいち早く気づいた若者たちは若いうちから自身の老後までの人生設計を100年換算でするように。

鈴木亮平 俳優

NHK大河ドラマの歴代主役は、演技をうまくやれば国民的スターになることが約束されています。その中でも2018年の大河ドラマ「西郷どん」の主人公、西郷隆盛役を演じた鈴木亮平さんは、際立ったものがありました。

最初のころの彼の体格を覚えている人も多いでしょう。2016年 11 月の主役発表時点の体重は 74 kg と伝えられていました。もともと西郷さんは大柄で、体重100キロあったと言い伝えられています。ドラマの中には取っ組み合いや相撲の場面もあり、役柄に近づくためにも、相撲をやりつつ体重を増やすことが大事。特に物語がラストに近づくにつれて、体重を増やしていく必要がありました。

そこで彼が挑戦したのが、早稲田大学相撲部で猛練習して食べまくり、少しずつ増量していくことでした。死に直面する場面で鉄砲に撃たれて倒れたときの彼の二重あごは、一度見た人には忘れられないでしょう。

薩摩弁も見事でした。さっと問いかけられて「ありがとうございます」と言うところを、「あいがとさげもす」と言う。これを完全にマスターしたので、撮影終了後のインタビューでも自然に薩摩弁で答えが出ていました。その陰には、東京外国語大学(英語専攻) 卒業という彼がもともと持っていた語学の素質がありました。

努力は人を裏切らない。適当にやっていれば、体重を増やすことも薩摩弁をマスターすることもできない。隆盛の上司に当たる薩摩藩主の島津斉彬役で共演した名優、渡辺謙さんに必死に食い下がり、武士としての立ち居振る舞いを学ぶこともできなかったでしょう。

何より役作りのためにそこまでするのかと舌を巻いたエピソードだ。その後、大河が終わると普段通りの体型に戻すわけだが、それもまたストイック。俳優としての仕事は高給であるが、自分にお声がかからなければすぐに淘汰される世界。厳しい実力主義の世界で生き残るには常軌を逸した努力が必要というわけだ。彼のそのストイックなイメージは視聴者に植え付けられたので、これは大成功というわけだ。

孫正義 ソフトバンクグループ会長兼社長

東京・恵比寿にあるホールで、私はソフトバンクグループの孫正義会長兼社長の言葉に耳を傾けていました。この日、「企業家賞」創設 20 周年を記念した「企業家レジェンド大賞」にファーストリテイリングの柳井正会長兼社長と孫さんが選ばれ、その受賞スピーチでした。

実は孫さん、アメリカのオバマ前大統領やトランプ大統領もスピーチなどで好んで使う、 比喩の使い方の名人 なのです。

孫さんはこの日、まずこう言いました。「私は大ぼら吹きだとよく言われます」(ここで間を取るポーズ)。「『ほら』というのは英語で何と言うか知っていますか?」(会場をぐるっと見回し、またポーズ)。「『ほら』というのはね、英語で『ビジョン』というのです」と言うと、「なるほど、そういうことか」と会場は大笑い。

もちろん、本当は違います。ほらは英語で「ビッグトーク」。孫さんは「私たちは大きな野望を持たないといけない。そこが大きな目標、向かう場所であり、その下に理念があり、戦略があり、計画があるわけです」と説きました。

孫さん流のウィットに富んだジョークだがあながち間違っていないのではと思った。世の中の企業やリーダーが掲げるビジョンには夢物語みたいなのが多く、目先の目標のようなものとは比にならないぐらい実現が難しそうなものばかりだ。しかし、これが一度実現すればレジェンドになれるというわけだ。

人に自分自身を売り込むのに必要な要素を実例を示しながら紹介。ちょっと凡人には実現不可能なものから身近なものまで。もし自身で無理ならばこうした特徴を持つ人についていくというのも一つの手段だ。

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