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ズルい仕事術|勝間 和代|時間を効率的に使い能力を付加価値のあるアウトプットにつなげる仕事術

時間を効率的に使い能力を付加価値のあるアウトプットにつなげる仕事術。それを世間は「ズルい」と言います。最大限の付加価値をもたらす働き方がズルいというなら、ずるくて結構だと思いませんか?そんな仕事術の本。

真面目に「やった」ということが言い訳になり、成果は追求しない

ほかにも、まじめにやっていれば結果はどうでもいい、まじめにやったというプロセスが大事だみたいな話はいくらでもあります。 たとえば、わたしは国土交通省の社会資本整備委員会の委員を務めており、そのなかで「道路分科会」という部署に属して、道路行政に対するさまざまな意見を表しています。 たとえば、先日も、道路についてもっと市民の声を反映させる仕組みや、PFI(Private Finance Initiative=民間資金を利用し、民間に施設整備と公共サービスの提供をゆだねる手法)のような形で民間のファンドを招く仕組みを強化できないかという提案をプレゼンテーションしてきました。 じつは、道路に対する市民の声を反映する取り組みについてはすでに行われていました。国土交通省には「道の相談室」というサイト(http://www.mlit.go.jp/road/110.htm)があって、さまざまな質問に答えたり、要望を受け付けたりする場所になっているのです。 では問題は何か? そう、この「道の相談室」自体の知名度がほとんどないことです。 また、ここに持ち込まれる相談も正直言って雑ぱくで、かつ、一般的な相談ばかりです。わたしが要望したいのは、たとえば東京都港区の飯倉の交差点を抜けて六本木方向に向かう道にある、ホテルオークラ方面への右折専用道路はほとんど使われておらず、かつ、左車線は駐車が多いので、その区間が実質、一車線になってしまっていて、恒常的に渋滞している、だから、右側一車線の右折専用区間をもう少し短くして、渋滞緩和につなげてほしい、といった細かいレベルの話ができることです。 たしかに一部はPFIでいろいろ相談してルートを決めたりしているのかもしれません。けれども、いくらそう言われても、現実には誰も知らないわけです。実際、「道の相談室」のページを見ても、正直なところ、それが何のために存在するのか、どういう点で利用者の役に立つのか、まったくわかりません。 わたしがコンサルタントとして習った4Pというフレームワークでは、商品(Product)の品質と同じくらい、価格(Price)・広告宣伝(Promotion)・流通(Place)が大事で、その4つのPのバランスをとらなければならないのですが、日本では、多くのことが、ひたすらProductの品質を追いかけて、他のPをおろそかにする傾向があります。公的なものも私的なものも、さまざまな商品・サービスについて、とにかく準備して、売り出しをするものの、拡販はほとんどなされません。 その結果、せっかくの良いものも売れないのです。あるいは知られないのです。 なぜか日本の企業経営者や官僚は、マーケティングというかコミュニケーションを軽視するようなところがあり、いいことをやっていれば誰かがきっと気がついて引っ張ってくれるだろうといった甘えの習慣があるようなのです。 これもひとつの「努力至上主義」と呼べるかもしれません。とにかくいいものは勝手に売れるという甘えた考えです。 以前、わたしは「本を書くことの5倍くらい、売ることを努力します」と言って物議を醸したことがありましたが、なぜそういう表現を使ったかというと、どんなにいいことが書いてあっても、読まれなければなんの意味もないと考えるからです。 本を書くのにも書き下ろしで数か月から半年かかりますが、それを売るには、もっと長く、ときには数年間にわたってじっくりと時間をかけなければなりません。それくらいの時間配分が必要なのです。

本を書くことの5倍くらい売ることを努力する(笑)本を書くということは発信することであると同時に営利活動なわけでそれで良いと思います。いかに人々に受けて反響が得られるか、そして読んだ内容に共感してもらえるかを考え皆執筆していうだろうが、書き終わったあとのことを放ったらかしにする作家はやはり売れないような気がする。よほど内容がよければそれでも口コミで広まっていくのだろうが。

自分の時間給で物価を見る

1日8時間働くとして、そのうち 10%を市場レバレッジに回すとしたら、0・8時間ですから 48 分円まで使えることになります。1時間のネット時給が2000円あれば、0・8×2000=1600円。本1冊は買えます。とにかく、 20 代のころのように、あまりキャリアを積んでいなくてネット時給が高くない時期にいちばんいいレバレッジは、読書なのです。 このとき、図書館で借りるという方法もありますが、図書館の近所に住んでいて、ほとんど時間のロスなく借りることができるのであればそれもいいでしょうが、少し遠いところまで行って貸し出しの手続きをして、また返却するというようなことを考えると、たとえ書籍代は浮いたとしても、その時間で稼げたお金か、あるいは稼がない場合でも、仕事か勉強のために使えた時間が図書館の往復に投資されてしまうわけですから、そのバランスも考えるべきでしょう。 フォトリーディングのような 10 万円を超えるようなセミナーもありますが、これもやはり、自分のネット時給で割って計算すると、時給1000円の人は100時間( 12 日分以上の給料)、2000円の人は50時間(1週間分以上の給料)をつぎ込むことになりますから、相当な覚悟を持って臨む必要があるでしょう。 セミナーを厳選することと、セミナーの結果を必ず、自分のネット時給を上げることに生かすことで回収する、という強い決意が必要です。   だんだんとこうやってすべて、自分の時間給換算で物価を見るクセをつけると、ある程度の許容範囲の投資については、ヒット率が100%でなくてもコンスタントに行ったほうがいいということがわかってきます。

図書館に行くべきかあるいは書店か?そして電子書籍のダウンロードなども本を買うという行為の選択肢として存在する。本屋に行って平積みになっている書籍を見るのもいいだろうが、僕の自宅からすぐのところにあった書店が潰れて最寄りの書店が徒歩10分以上かかるところになってからはほとんどAmazonで書籍を購入するようになった。検索一発で欲しい書籍が検索できるので書店で彷徨うこともない。翌日には届くし電子書籍ならその場でダウンロード可能。積極的に徒歩、選書の時間を買っていると思えば便利なサービスは使うべき。

仕事やそれに費やす労力を良質なアウトプットにつなげて最適化。要領よく仕事をこなしていると周りからはズルいと言われるかもしれませんが、それは効率的ということで褒め言葉と思いましょう。

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