Book

ゴミ情報の海から宝石を見つけ出す|津田 大介|これからのソーシャルメディア航海術

SNSの普及により情報過多な時代に。そんな中、間違った情報や行き過ぎた考え方などに触れる機会も増えたのではなかろうか?情報の取捨選択を迫られる場面も多く、それに振り回される人も多い。情報社会で生き残るためのサバイバル術がここに。

動かす メディアはどこに行く

紙の雑誌はこれからどうなると考えていますか。

出版社の売上は一九九六年をピークに年々減少しており、雑誌の売上も同じように縮小傾向にあります。 「ネットに無料記事があるから、紙の雑誌は今後なくなっていくだろう」と言う人もいますが、逆に玉石混交の情報があふれる時代だからこそ、雑誌のようにウラ取り・編集にリソースを 割き、幅広いジャンルを 網羅 的に扱う媒体の必要性も高まっていくという意見もあります。

若年層の雑誌離れや、アマゾンやアップルが展開する電子書籍ストアの日本上陸が進むにつれて、紙の雑誌の市場はさらに縮小していくとも考えられます。雑誌が生き残るには、「スマホに特化したコンテンツをつくる」といったデジタル化の方向しかないのでしょうか?

書籍はなくならないでしょうが、紙の雑誌は厳しいでしょう。

ぼくはいくつかの雑誌で連載をもっています。どれもそれぞれ特徴があって、おもしろい雑誌です。

しかし、ツイッターやフェイスブックのようなソーシャルメディアの登場によって、われわれがリアルタイムで処理しなければいけない情報は増えています。そちらに時間が取られるようになって、情報の流れは早くなる一方です。

そんな状況下で「いろいろな情報を月に一回まとめて見る」というスタイルが、しだいに読者のライフスタイルにそぐわなくなってきているんじゃないでしょうか。そうなると、月刊誌はもうマスメディアたりえないだろうと言わざるをえない。

雑誌のなかでもまだその地位を守れているのは、週刊誌だけでしょう。それさえも「七十代でもまだ楽しめるセックス」「美しい死に方」といった特集や、「○○ドリンクを飲んで健康に!」みたいなタイアップ記事が幅を利かせていて、高齢者向け・広告媒体としての色が強くなってきています。

僕は電子書籍に早い段階から移行していたのだが、やはり紙の本で持っておきたいという所有欲というのがあって、電子書籍で買って気に入ったものを紙の本でも手に入れることがたまにある。しかし、こうした要素の少ない情報の鮮度が大事な雑誌なんかはこれからさらに厳しい状況に追い込まれるだろう。

受ける 情報のチューニング

本の選び方について質問です。

たとえば、ネットリテラシーをつけるために「ウソに簡単に騙されないようロジカルシンキングを身につけよう」と考えたとします。そこでネット書店で「ロジカルシンキング」で検索すると、膨大な本がヒットします。本屋で棚を見ても同様で、やはりロジカルシンキングのコーナーには相当な数の本があり、結局どれを選べばいいのかわからなくなってしまいます。こうなると、ロジカルシンキングのよい入門書に出会えるかどうかは運まかせです。

津田さんはふだん、どのようにして本を選び、買っているのでしょうか。また、必要な本をどのようにして書店で探し出しているのでしょうか?

ぼくの場合、書店では新書、なかでも政治やメディア関連の本を買うことが多いです。

あらかじめ買いたい本が決まっているかどうかにかかわらず、新書の棚を見ながら、おもしろそうだと思ったものは片っ端から手に取るようにしています。

そして、タイトルや目次を見て気になる本だったら、深く考えずにとにかく買ってしまう。

もちろんその場では、ほんとうに必要な本かどうかはわかりません。しかし、わからなくても、そこで買わずに通り過ぎれば、本屋を出たころには書名すら忘れてしまう。そうすると、その本を二度と手にすることはないでしょう。

だから、多少なりとも気になった本なら、とにかく自分のデータベースとして買ってもっておく。そして、必要なときがきたらじっくり読めばいいのです。ぼくは本屋へ行くと、手に取った一冊と関連のありそうな本をだいたい七、八冊は購入しています。

お金を気にせず本を買いたい(笑)最近の僕はもっぱらKindle Unlimitedの読み放題書籍がメイン。一時期は新刊ばかり月20冊程度買っていましたが、他にも趣味があるのでそっちにお金を回すため書籍への出費を抑えています。

情報社会の中で玉石混淆な情報をどのように分別するか、一つの方法論を展開する書籍。SNSに馴染みのない人(あまりヘビーユーザーでない人)には参考になるのではと思いました。

※この書籍はKindle Unlimited読み放題書籍です。月額980円で和書12万冊以上、洋書120万冊以上のKindle電子書籍が読み放題になるサービスが初回30日間無料となっております。PCの方はサイドバーのリンクより、スマホの方は下の方へスクロールしていただければリンクが貼ってありますので興味のある方はどうぞ。なお一部の書籍はキャンペーンなどで無料になっていて現在は有料となっている場合もありますのでその場合はあしからず。

【サブスク】 Kindle Unlimited

Kindle Unlimitedの詳細はこちら

僕が利用している読書コミュニティサイト

【本が好き】https://www.honzuki.jp/

【シミルボン】https://shimirubon.jp/

-Book
-, , , ,

© 2024 51Blog Powered by AFFINGER5