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アドラー心理学を実生活に取り入れてみた|小泉健一|あらゆる悩みを解決する「勇気の心理学」とは?

 

聞いたことはあっても実際にどんなものかはわからないという人も多いアドラー心理学。本書を読んでもらえたら、アドラー心理学の基本的な理論だけではなく、実生活に取り入れる方法や取り入れたらどうなれるかがわかります。

なぜ『嫌われる勇気』が売れたのか

現代の人間関係を反映させていたから だと私は感じます。

SNSが台頭し、人は誰とでも簡単に繋がれるようになりました。Twitterをはじめ、アプリのLINEやSlackなどを活用したコミュニティまで作られ、同じ趣味の人とすぐにでも繋がれる便利な世の中になりました。

その反面、簡単に繋がれるからこそ、他人と自分を比較して落ち込んでしまったり、他人の発言に傷ついてしまったり、感情が揺さぶられる機会が増えたと感じています。

アドラーは「悩みのすべては対人関係だ」と言います。仕事の悩みも、お金の悩みも、結局はそこに紐づく人間関係に関わってくると考えているのです。人間関係で、現代人は繋がりが増えたからこそ、『嫌われる勇気』のような内容が心に響く人が多かったのがベストセラーになった理由なのではないでしょうか。

『嫌われる勇気』をまだ読んでない方にはネタバレにならないよう、少しだけ内容をご紹介しますが、そのタイトルの通り、「人に嫌われることを恐れずにいよう」というメッセージがあります。

人の悩みは対人関係であるというアドラーの考えをわかりやすく解説した本です。書き方もアドラー心理学に精通した「哲人」と悩みを抱える「若者」の対話形式になります。この若者の悩みが今の現代人にとても共感できるものが多いので、それも読者を増やした要因でしょう。後述しますが、アドラーの考え方に「課題の分離」というのがあります。「自分の課題は自分でしか解決できない。相手の課題も相手しか解決することができない」という意味です。要は、 嫌われることを恐れていてもあなたを嫌うかどうかは相手が決めることであなたが考える必要はない ということ。

初めて聞く人は結構衝撃を受けるのではないでしょうか。他にも「トラウマは存在しない」ということや「人間の行動にはどんなことでも必ず目的がある」ということが書かれていて、こうした斬新かつ的確な内容が、人間関係が密になった現代人の悩みをとらえ、ベストセラーになりました。(実際にはアドラーは「トラウマは存在しない」と言っておらず、「トラウマはあるけどそれが今の行動に結びつくことはない」という主張だったので、若干誇張した言い方もあります)

また、誰にでも今すぐできる内容というのも売れた要因ではないかと思います。心理学と言えど、難しい学問的なものではなく、アドラー心理学は誰でも実践できて実生活に取り入れやすい考え方なのです。

確かに嫌われるかどうかは自身の努力ではどうにもならない。相手に主導権があるこの場合、自身の課題とは分離して考えないと辛くなるばかり。そこで嫌われる勇気が必要になってきます。自分のことを嫌ってくる相手のことなど気にせずに自分らしく生きましょう。相手の心の中なんてこちらはどうにもできないのだから。

「交友のタスク」

これは、友人や同僚、仕事のパートナーなど、人との関わりそのものになります。広く言えば「人間関係」すべてと捉えてもいいかもしれません。先にも述べたように、人の行動や感情にはすべて相手がいるというのがアドラーの考え方です。なので、 われわれは常に他者を考慮に入れて、他者に関心を持って行動するべきだと言います。

相手に興味を持つこと。これが一番大事なのではないでしょうか。私の話を少ししますが、私は初対面の人と会話を盛り上げるのが苦手で、人見知りなんだと自分で思っていました。でも、人見知りはどこからくるかというと私の場合「相手に嫌われたくない」「変なヤツだと思われたくない」というような自己保身のためでした。自分のことばかり考えているパターンが多かったのです。

相手に興味を持てば、もっと相手の話を聞きたくなるし、自分がどう思われるかなんて気になりません。ライフコーチングを学んだスクールで面白いワークをしましたのでご紹介します。それは、まず2人1組になってお互いが向かい合ってイスに座ります。そして、先生がOKと言うまでふたりで見つめ合うのです。想像しただけでも恥ずかしいですよね(笑)

最初にしたときは目をそらしてしまったり、笑って照れをごまかしたりしました。

そこで、「今度は相手の目をじっと見つめてその人自身のことを考えてみましょう。その人はどんな家族がいて、どんな人生を歩んできて、どんな夢や目標を持って行動しているんだろうと想いを馳せて想像してください」と先生は言いました。言われたとおりにやると、お互い目を見つめ合っていても不思議と恥ずかしくならなかったのです。

先生は続けます。「恥ずかしいというときは『自分が相手にどう見られているか』と自分にしか関心がいっていない。恥ずかしくなくなったときは『相手がどんな人なのだろう』と相手に関心がいっている。」 コーチングではまさに「もっとあなたのことを知りたい」というクライアントへの関心の強さがコーチにとても大事なので、こうした指導をしてくれたのですが、私は人見知りも同じことだとこのとき感じました。

アドラーの言う「交友のタスク」は、まさに相手への関心が土台になっています。自分の行動や感情の先に相手がいることを理解し、相手を理解しようとすること。そうすれば自分のことも理解してもらえ、友好な人間関係が築ける。それが自分の人生を充実させるのに不可欠なのではないでしょうか。

相手への興味関心が極端に薄い僕にとってはなかなかの難題(笑)。基本ベクトルが自分に向いているので、それが人間関係不振につながっているのだろう。もっと相手に興味を持つこと、人のことはどうでもいいと思っているとなかなか人間関係はうまくいかないものですね。

アドラー心理学を日常に取り入れ心のモヤモヤをはらしていく書籍。人の悩みの大半は人間関係に集約されるという点を踏まえその悩みを解決に導いてくれる書籍。

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