やる気は訓練して身につけるもので天性のものではない。やる気のマネジメントの方法をとりまとめたのがこの書籍です。 この本で紹介する手法は、アドラー心理学の考え方をベースに、「人は目標に向かって生きる」というこの一語に焦点を合わせて、エドワード・デシやミハイ・チクセントミハイ、マーティン・セリグマンなどの心理学者が提唱したやる気のマネジメント方法やそれに付随する話題をとりあげている。第1章は総論にあたる部分。第2章から第8章までは、やる気をマネジメントする具体的方法を「7つの手法」として紹介している。
おとり商品に騙される!?
システムキッチンの製造会社が、著名デザイナーを起用したデナイザーズ・キッチンを発表しました。価格は250万円です。ところが万を持して投入したこの商品がさっぱり売れません。
そこで担当者は考えました。まず、先発の商品からデザインを若干変更し、機能をやや高めた製品を開発しました。そして、先発の商品をAタイプ、後発の商品をBタイプとして価格も300万円と高価に設定しました。
するとどうでしょう。今までまったく売れなかった250万円のデザイナーズ・キッチンAタイプに買い手がつくようになったではありませんか。
一般的ユーザーはシステムキッチンの相場なんて詳しく知らないので、300万円のデザイナー・キッチンBよりお得感がある250万円のAタイプのキッチンが選択される。この場合Bタイプのような商品を「おとり」と呼ぶ。考え方はわかるが、現在のように情報が溢れる社会において、この戦略は有効かどうかは微妙なところだ。「消費者はそんなに馬鹿じゃないよ」というのが僕の感想。
劣等コンプレックスに要注意
自分の劣等生を他人にみせるのが嫌なあまり、外出を控えるようになったとしましょう。いわゆる引きこもりです。
人前に出なければ、人から笑われることもありません。だから自分も傷つきません。これは先に見た快適ゾーンから一歩も足を踏み出さない状況といえるでしょう。
僕の場合、劣等コンプレックスがあるがゆえに、優越コンプレックスを発動!外出するさえは、なけなしの金をはたいて買ったブランド物で武装します。それが外に出るための勇気となるからです。洋服や靴、バッグなど所持している点数が少ないので自然とヘビーローテーションになり、使用頻度から言えばすぐにでも元が取れる。クローゼットの中もいつも着るものばかりで、全部一軍。
注目すべきは自分の強み
弱点の克服でなく「強みの強化」に注目する。「興味をもつ」→「上手くできる」→「さらに興味を持つ」というサイクルがあるように、「興味を持つ」と「上手くできる」は相互的に因果関係にある。何にでも興味を持ち、実際にやってみることで才能に気付くなんてこともあるだろう。
活動ログを分析する
3〜4週間続けて活動を記録し、①する必要のない活動②時間を短縮できる活動③他の人がやってもできる活動④他人の時間を浪費している活動の4つに分類し記録する。GoogleカレンダーやMacのカレンダーアプリ、evernoteなんかでもいいだろう。記録していくとどれだけ自分が無駄な時間を過ごしていたか認識できるだろう。この本ではエクセルを使ったログ分析の方法も書いてあったが、僕はエクセルが苦手なのでスルー。興味のある方はダウンロードして読んでみてください。
アドラー心理学の本というよりビジネス書といった感じでした。『KindleUnlimited』読み放題対象書籍です。
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