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なぜか好かれる人の話し方 なぜか嫌われる人の話し方|ディスカヴァー・コミュニケーション・ラボラトリー

誰かと話をしていてモヤモヤした経験がある人は多いはず。心にちくっとくる相手のほんのちょこっとの表現で傷つくことも。心にしこりを残したまま会話を続けるのだが、その人との関係はあまり良いものとはならないでしょう。言葉の裏にあるメッセージ、隠れた動機や相手に伝わっているものについて言及。

〇〇はいいよねの裏にあるもの

たとえば、「集中力は、あるわよね」とか、「顔は、いいよな」とか、「事務能力は、あるね」など。 問題は、「は」です。 この場合の「は」は、つまり、「ほかはだめ」を意味します。で、これらは、誉めことばではなく、一般的には、けなしことばとして、腹にいちもつあるときにつかわれます。もし、誉めたいのなら、「集中力があるのね」「顔もいいよな」と言わなければなりません。

小学生以上の、ネイティヴな日本人なら、当然、以上のことを理解して、つかいわけていると考えるのがふつうですので、もし、こういう誉めことばに遭遇すると、人は、「まあ、ありがとう」ということばの裏で、「なんだ、こいつ」と復讐を誓います。百歩譲って、悪気はないのだろうと理解する人でも、「常識のないヤツだ。日本語を知らない、失礼なヤツだ」と、やはり敬遠します。

でもここでほんとうのことを言うと、たとえ、あなたが自分では、単にことばづかいを間違えただけで、悪気はないのだ、と思っていたとしても、やっぱり悪気はあるのです。 心のどこかに、素直に相手を誉めるのを躊躇している部分があるのです。相手を誉めたら誉めた分だけ、何か自分が損してしまうような、劣っていることになってしまうような恐れ、あるいは、自分より優れていることに対する嫉妬が必ず存在するものです。そうでなかったら、こういう表現は出てきません。

つまり、こういう誉め方の意味するところはこうです。 「わたしには、あなたのいいところがわかります。とはいえ、わたしと比べたら、たいしたことありませんけれど」

〇〇はいいよねの「は」には毒が含まれているのです。こういうことを普通に言ってしまっているあなたはなんとなく相手に避けられる傾向にあるかもしれません。無意識にこの「は」を使って相手のできないところを指摘するような言動は言動は勘の良い人は気づいています。

コミュニケーションが複雑化

「これ、やってくれると、うれしいんだけどなあ」と「これやっとけよ」は、まったく正反対に見えるこのふたつの言い方ですが、いずれも、同じ理由から生じる、部下に対する仕事の命じ方の悪い例です。 どういう理由かというと、命じる側の自信のなさです。仕事に対する自信のなさの場合もあれば、上司としての自分への相手の敬意に対する自信のなさの場合もあります。

必要以上に、慇懃に用事を言いつけることで、ひょっとしたら、「わたしは、ものわかりのよい、いい上司」というのをアピールしたいのかもしれませんが、かえって「嫌みな人」と思うだけの人も多いでしょう。 かといって、なんの呼びかけもなく、出会いがしらに、ろくに顔も見ず、命令するというのも、どこかで、断られたり、部下に不満な顔をされたりして、自分の権威を脅かされるのを恐れている場合が多いのです。 つまり、部下は、上司の顔色を気にしますが、命令する上司のほうも、言いつけたときの部下の反応をすごく気にしているわけです。もし、気持ちよく応えてくれないとしたら、自分の存在価値が危うくなってしまうような「不安」を感じているわけです。だから、ある人は、慇懃無礼に命令するし、ある人は、有無を言わさぬ態度をとることで、部下の 反応と直面することを回避しようとする のです。 というわけで、本来ニュートラルであるべき指示のことばに、「わたしを尊敬してください」「わたしのメンツを傷つけないでください」 といったメッセージがこめられ、コミュニケーションが複雑化します。

人に物を頼むときの表現の違いはその要求をされた側の取りようによって違ってきますが頼まれているという事実には変わりがありません。僕は人から要求されるのが嫌いなのでこの要求に敏感です。断れない性格なのでこの要求を平気でしてくる人とは自然と距離を取るようになります。

なぜか好かれる人とそうでない人との違いは話し方にあった!なんとなく避けられているなと思ったらこの本を読んで自分の該当事例をチェックしてみてください。無意識にやってしまっているNG行動がきっとあるはず。

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