低血糖症で起こる暴力、ストレス・うつ・認知症・統合失調症……心の病に食事が深く関わっているのに、精神医学者の視野には今のところ「栄養」はない。統合失調症にビタミンB3が効く!ストレス・ウツ・痴呆…心の病に食事が深く関わっている。薬づけ医療への警告と栄養療法のすすめ。
栄養と犯罪には深い関わりがある
まさかと思うかもしれないが、栄養と犯罪は大きく深くかかわっているのである。ひとくちに犯罪といっても、 詐欺 や経済犯などの知能的な犯罪ではなく、ふつうとみられている人が、いきなり凶暴な振る舞いをする、いわゆる〝キレる〟という行動が、とくに関係が深い。栄養不足によって脳の正常な機能が低下すると、思考はもちろん停滞する。自分の行動がどういう事態をもたらすかということを、予測したり想像したりもできなくなる。否定的な感情が支配し、攻撃行動が展開される。
飽食の時代にあって、栄養不足となるケースは偏った食生活がメイン。スナック菓子を主食に、炭酸飲料を飲み続けたり極端な食生活をしている場合脳の機能が低下し思考も停滞、キレやすくなるというもの。キレた時に犯罪となるケースがあり見過ごせない事実だ。引きこもっている子供にそのような食事を与え続けている親は要注意!
「心の教育」が強調されたが‥‥
だいたい教育といえば、心を豊かにするいとなみで、心の教育は今にはじまったことではない。問題の本質が心であったとしても、その〝病める心〟を生みだしたものが、教育という次元の問題なのだろうか。もしそれが、教育とは別次元の問題から発していることとしたら、学校ごとにカウンセラーを配置しても、抜本的な改善策とはならないはずである。そもそも日本では、心の次元だけでなく、栄養という生物的な次元にも目を向けて援助できるカウンセラーは、養成されていない。脳と栄養の関係、栄養と犯罪、栄養と精神疾患という関係を理解しないことには、適切な援助はできない。若者の暴力、さらには親たちの幼児虐待、通り魔事件、配偶者への暴力、車内暴力、機内暴力など、〝暴力列島〟といいたくなる現状も、〝心〟の根底の次元にせまらなければ、増加の一途をたどるばかりだろう。
最近「食育」なんて言葉も聞かれるようになって僕らが子供の頃よりは、食に関する教育はされているように思う。若いうちから栄養に関する知識を蓄えることは大事。ダイエットをしてスリムな体型を維持するためのカロリー制限や、その際の栄養摂取方法などもインターネットの普及によりスマホでチャチャっと調べられるので昔と比べ便利である。
五つのビオタイプ
ファイファーは統合失調症の患者を、生化学的検査にもとづいて、ビオタイプと呼ぶ次の五つのタイプに分けている。
① ヒスタペニア──血中ヒスタミンが低く、銅過剰。統合失調症患者の 50%
② ヒスタデリア──血中ヒスタミンが高く、銅値が低い。統合失調症患者の 20%
③ ピロルリア──尿にピロールが検出される。亜鉛とビタミンB 6 の二重欠乏。統合失調症患者の 20%
④ 脳アレルギー──たとえば、小麦グルテン・アレルギー。統合失調症患者の 10%
⑤ 低血糖症──統合失調症患者の 20%
これらの% 数を加算すると100以上になるのは、多くの患者が複数の障害をもっているからである。このセンターでは五千人以上の、統合失調症というラベルを貼られた人たちを治療してきたが、そのうち 95% の人たちは、この五つのタイプのどれかに入れることができた。
精神疾患と栄養の関係がわかったところで、統合失調症には何が効くのか?という疑問が出てくる。この本ではビタミンB3が効くとしている。試しにアマゾンで買えるかどうか検索してみたらどうやら国産ではなく海外からの輸入もののサプリメントしか売っておらず、なんだかちょっと手を出しづらい。向精神薬を飲むか、ビタミンB3をサプリメントで補うか、といった選択に迫られるわけだが、国産が出回らないのは、なぜか?という疑問も残る。手を出していいものかどうか微妙だ。
雑誌『第三文明』の記事
別の人からも手紙が届いた。「記事に釘づけになりました。息子は二十歳ごろより発病、現在四十一歳です。幻聴、幻視、うつ、暴言などを経て、今では家の中だけの生活です」息子さんは最近では、 痴呆 みたいな感じだったという。昨年八月、医師が処方した薬に説明がついたので、読んでみたら、あまりにも副作用が多いので、これでは治るはずはないと思ったという。 この息子さんも、ビタミンB 3 をとりはじめた。一週間ほどたって、母親から電話をいただいた。受話器をとって耳にあてたとたん、明るい調子の声であいさつがあり、ご主人と交代された。ビタミンB 3 をとりはじめて二、三日で眼が輝いてきたし、顔の表情が正常だったときのようになりました、という報告だった。
なんだか信じがたい記事だが、試してみる価値はあるかもしれない。向精神薬の服用は副作用があるものも。僕が飲んでいる薬は体重の増加を伴うもので、注意して常にダイエットに励んでいないとすぐに体重が5キロぐらい増えてしまいます。
食事で心の病を撃退しようという書籍。心の病や脳に必要な栄養素を詳しく解説。統合失調症などの心の病に効く(効いた)栄養素を紹介していくもので、向精神薬の副作用に苦しんでいる人には救いの手となることもあるかもしれません。僕は向精神薬を急に辞めるのは怖いのでやめときます。
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