インタビューをする機会がある人必見!相手から今まで聞いたことのない話を聞き出すそのテクニックは日常の僕らの会話にも応用できそうです。例えば好きな人から趣味嗜好を聞き出したり、成功している上司から仕事の秘訣を聞いてみたり。様々なシーンで活躍する聞き出すスキル。これからは必須なスキルとなっていくでしょう。
コミュニケーション上級者になるためには
結局のところみんな対人関係というかコミュニケーション術に悩んでいるみたいだったので、そういう人にボクが言いたいのは、無理して「面白い人」になろうとする必要はないってこと。面白いことを話すためにはセンスが必要だから選ばれし者にしか向いてないけど、相手の面白さを引き出す「聞く能力」を磨くには、最低限の空気の読み方さえできれば努力次第でなんとかなるはず。バンドを組んでもヴォーカルやギターみたいな目立つパートをやりたがる人が多くて、ドラムは常に人材不足でニーズがあるのと同じで、世の中には自分の話をしたい人が多いから、どう考えても聞く側になったほうが楽なのだ。それは、ちょうどその前日に出演した某イベントが、ボクが出なかった前半にも、ボクが参加した後半にも、人の話をろくに聞かず、相手が話していると強引に割って入り、自分の話を始めて、しかもそれがつまらなくてオチもないという、厄介な中年女性が出演していたことで痛感させられた次第なのである。
バンドだと目立つギターやボーカルが人気でベースやドラムはいざバンドを組もうとした時やっている人が見つからないなんてことが過去にはあった。最近では裏方的なリズムを刻む彼らの働きにも注目が集まるようになり地位が向上しているように思う。女性のドラマーが注目を浴びてソロデビューして女優にまで活動の幅を広げる時代だ。皆が目をつけないところに目をつけるようなコミュニケーションがそうさせているのだろう。
優等生的なことしか答えない相手には
そしてRev.from DVL所属、千年に一度のアイドル・橋本環奈の場合。 「ブログとかインタビューとか読んでて思ったのが、ネガティブ的な要素がゼロだってことなんですよ。アイドルぐらい病みやすい商売もないのに、弱音とかまったく吐かないですよね?」とストレートに聞いてみたところ、「弱みを見せるのは嫌です。だって言葉は悪いですけど、ウザくないですか?」とハッキリ言ってくれたから、その時点でまず見る目が変わった。とにかく彼女、「ネガティブなことを言ってもいいと思うんですよ。それも個性だと思います。でも、私は言いたくない。恥ずかしい」と言い切るぐらいのタイプなのである。続いて、「ブログも自分のことを書くより、メンバーのことを紹介していきたいっていう匂いがすごいするんですよ」と聞くと、「なんでわかったんですか(笑)」「やっぱりグループで売れたいんです」「何度言っても不仲説って出るじゃないですか。私がこういうふうに話題になったからって理由もわかるんですけど、ライブを観たら、メンバーがウザいほど仲いいのがわかるので」と返されて、彼女のブログが面白くない理由がわかってきた。彼女は自分の面白さをアピールすることに、これっぽっちも興味がないのだ。結局、「天使すぎるアイドル」とか「千年に一度のアイドル」とか持ち上げられ続けて、謙遜してもアレだし、そこに乗っかっていったら嫌われるしで、彼女は最初からやりにくいポジションにいるのである。 指原莉乃 みたいに「お前、ブスだなー」的ないじられ方をすると「えー! ちょっと何言うんですか!」とか受け身を取りやすいけれど、褒められるのはやりにくくてしょうがない。
アイドルグループで人気に偏りができるのは仕方のないことだが、一番人気になった娘が彼女のようにメンバーのことを気にかけていれば仲違いなどは避けられるだろう。それでもやはり人気に対する妬み嫉みは生まれてくる。なんであの子ばかりと思う気持ちがさらにファンを減らす要因になっていることに気づくべきだ。本当に人気のある娘たちはファンにもメンバーにもきちんと配慮がある態度を取っているので。
時に長い時間をかけて付き合わねば
最近になってボクが出演した『情熱大陸』を見たらしい人がツイッターで、こんなことをつぶやいていた。 「吉田豪さんの情熱大陸見た。『レアな話の聞き出し方講座』みたいなモデル化しすぎた構成になっていて、インタビューの現場での、相づちの打ち方やどんな雰囲気だったかがわかりにくかった。できれば二時間番組位で見たいなぁ」まあ、あの番組を見た人ならわかるだろうけど、あれは二〇一二年の十二月三十日という、情熱大陸の年内最後の放送だったから、もともとはスペシャル企画的な感じで、大物のインタビューをどれだけ番組内に組み込めるか考えた結果、だったらインタビュアーを軸に据えればいいんじゃないかってことでボクが題に選ばれたようなものだったので、ボクがどうやって相手を攻略していくかをそのままドキュメント的に流すわけでもないから、そこを期待していた人には物足りなかったのかもしれない。
相手から話を引き出すには自分の引き出しも多く持つことが大事。知らない話が出てきた時、そこを深掘りできるかが成否の分かれ目となる。インタビューの達人が明かすその心得は普段の会話でも生かせそうだ。
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