自分の好きな世界に没頭しすぎて、極端な行動に走りやすい「理系バカ」。一方で、他人の情報を鵜呑みにして、その場の空気に流されやすい「文系バカ」。彼らの行動パターンから見えてくる思考の偏りとは?果たしてあなたは大丈夫か?本書では、「文系」「理系」という垣根をとっぱらった、バランスのとれた知性のあり方を考える。特に、理科離れが著しい日本の現状を警告。教育、政治、メディアにおける科学の啓蒙について具体策を提案する。二つの世界を渡り歩く著者だからこそ知っている「文理融合センス」の磨き方。
こんなタイプが「理系バカ」「文系バカ」!?
たとえば、皆さんは、次のようなイメージを思い浮かべるのではないだろうか。理系=論理系、文系=情緒系 理系=細かい・几帳面、文系=アバウト 理系=オタク、文系=ゼネラリスト、もしくはミーハー 理系=横書き文化、文系=縦書き文化 理系=分類・体系化、文系=混沌混在化 理系=ファッションに無頓着、文系=オシャレに敏感 あげればキリがないが、多くの人が「理系人間」「文系人間」に対し、このようなイメージを抱いているように思う。理系人間は少数派のはずなのに、「それって理系っぽいよね」とすぐ浮かぶのは、理系人間から受けるインパクトが強いからだろうか?しかし、あえて言いたい。このような「理系」「文系」の分類をして面白がっているだけでは「文理融合」を目指すことはできない。「理系」「文系」というそれぞれの枠から抜け出せず、一元的な発想しかできない人を、ここでは「理系バカ」「文系バカ」として警告を発したいのだ。
理系、文系と分類されるようになったのはいつの日だろうか?僕の場合、高校時代大学受験のコースを決めるときには理系でしたが、いざ受験の段階では文系へとシフトしました。文系理系なんてその程度のもので、とくに垣根を作る必要はないように思います。僕が受験した時は英語のしめる割合が多かったので、英語でいつも赤点ギリギリの成績だった僕にとってはその他の教科が成績が良くてもあまり関係なかった。理系バカ、文系バカと呼ばれるように分類すると僕は文系バカに当てはまりそうだが、ハイブリッドとも言える。
文系バカ
次にあげた 10 の質問に「YES」「NO」で答えていただきたい。
- 血液型診断や占いが気になって仕方ない
- 取扱説明書は困った時にしか読まない
- たいていのことは「話せば分かる」と信じている
- ダイエットのために「カロリーゼロ」のドリンクをガブ飲みしてしまう
- アミノ酸、カルニチン、タウリンなどのカタカナ表示にすぐ飛びつく
- 「社会に出ると因数分解なんて必要ないよね」と言ったことがある
- 「インド式算数」を学ぶより、電卓を使えばいいと思っている
- 何でも平均値で物事を判断してしまう
- 抗菌コートのトイレじゃないと入りたくない
- 物理学と聞いただけで「難しくて分からない」と思ってしまう
結果はどうだっただろう? もちろん、YESが多いほど「文系バカ」である。
僕は6個当てはまりました。やはり文系バカか。
理系バカ
次の質問に「YES」「NO」で答えていただきたい。
- できれば他人と深く関わらないで生きてゆきたい
- 新型、最新テクノロジーの商品を買うために徹夜してでも並ぶ
- 相手が関心のないことを延々と話す──女性との会話も下手
- 独善的で、いつのまにか相手を怒らせている
- 「もっと分かりやすく説明して」と、よく言われる
- 分からないことは、何でもネットで検索してしまえ
- 感動するポイントが人とズレている
- 文系より理系の方が人間として「上」だと信じている
- UFOや心霊現象について語ることは犯罪に近いと思う
- 意外とオカルトにハマりやすい
結果はどうだっただろう? 当てはまるものが多いほど「理系バカ」である。
こちらは2個当てはまりました。やはりどちらかというと文系よりなのがわかる結果に。
文理融合センスを磨く5ヵ条
その① まずは聞き上手になる まず、人間関係において最も大事なことは「コミュニケーション能力」だ。一般的に男性よりも女性の方が、「コミュニケーション能力」が高いと言われている。科学的に言えば、女性の方が「対人社会能力」が優れているということだ。
その② 文系なのに科学書漬けになってみる アインシュタインは「私には特殊な才能はありません。ただ熱狂的な好奇心があるだけです」という言葉を残している。つまり、「私、文系だしぃ」という思い込みで食わず嫌いになることをやめ、何事にも興味を持つことが、 文理 融合 への第一歩だ。
その③ 理系なのにフィクションを楽しむ これは特に「理系バカ」のあなたにぴったりの極意かもしれない。理系バカの特徴の一つとして「ノンフィクション」でないと真面目に取り合わない、ということをあげた。
その④ どんな情報も、まずは疑ってかかる「年収の平均額のカラクリ」「サイレント・マジョリティ」「食品表示の裏側」などで説明したが、物事の 裏側 を読むことの大切さを忘れないように心がけたい。
その⑤ 気になったものは人に話してみる 色々なものに興味を持った。自分から色々と調べるようになった。そこまでできたら、今度は自分が仕入れた情報やニュースを人に伝えてみよう。人に伝えるというのは結構、難しいものだ。
文系理系のどちらかに偏ると今の世の中では理解できないことが多くなるので、その垣根を取っ払いたいと思っていた時に掘り出した書籍。文系理系あるあると共に、文系バカ理系バカにならないよう注意喚起します。
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