どうして嫉妬してしまうのか、劣等感はなぜ消えないのか、どうやったら嫉妬の攻撃をうまくかわせるのか、脳科学と心理学の観点から解明していきます。嫉妬と劣等感が起こる仕組みを知って、新しい「考え方」を身につけると、他人のことが気にならなくなり、仕事も人間関係もスムーズになります!
愛情を横取りされる=死に直結
自分が飼っている犬の前で、「うわ〜!かわいいね〜!」と別の犬の頭をなでたら、飼い犬に嫉妬の発作が起きます。最初のうちは、他の犬を飼い主がかわいがっているのを見て見ぬふりをしているのですが、そのうちに「キャン!キャン!」と吠え出します。それでも他の犬をなでていると、「ドーン!」と体当たりをして、他の犬との間に入ってきます。食べ物が奪われる、というのと同じように、「飼い主からの愛情が奪われる」も犬にとっては死活問題。「自分が捨てられてしまうかも!」という意識が働いているかどうかはわかりませんが、それに近い恐怖があるからこそ、「ビビビッ!」と嫉妬の発作を起こして、それまでのかわいかったワンちゃんとはまったくちがった顔になってしまうのです。
犬だけに限らず、人間の恋愛とかでも同じことが言えそうです。死活問題かどうかは別として、恋人を取られる恐怖からか嫉妬心が渦巻き、普段と違った冷静ではない行動をとってしまうことがあります。本能がそうさせているのかどうかはわかりませんが、子孫を残すという観点から見ると当然の防衛本能なのかもしれません。
自信を持って堂々と人生を歩める!
低い自己肯定感を高くするのは、ものすごく大変な作業なのです。「私は愛されている!」「私はすばらしい!」という言葉を連呼すると、表面的には自己肯定感を高めることができますが、「やっぱり中身がともなうのはなかなか難しいよな!」と思うのです。表面的には自己肯定感が高くなったような錯覚を起こしますが、いざ予測していないことが起こった、というときに、馬脚を現してしまうのです。いくらでも自己肯定感が高いフリはできるものの、「やっぱり本質的に自己肯定感を上げるのは難しいかも‥‥」といつからかあきらめていました。
自己肯定感が低いのは、人からの嫉妬が原因であることがあるそうです。嫉妬の影響が少なくなったら、当たり前のように「自信を持って行動できる」ようになる。それにより自己肯定感も高まり、さらに周囲からの嫉妬は少なくなるといった良い循環が生まれます。嫉妬の影響を受けなくなると、人がなんと言おうと関係ないと「自分軸」で行動できるようになります。
気づかないうちに、いつも周りの人と比べている
人はいつも、「あの人よりもあの部分は私の方が上」「どっちが上で、どっちが下?」というふうに「優劣」を考えています。そして、普通の人には「優劣の錯覚」という、自分は優れていると感じる機能が脳についているため、どこにいても「自分は平均よりも上!」と思っています。だから、たいていの場合は、「この人は偉そうなことを言っているけど、私の方が上!」と思ってしまうのです。
こうした優劣の錯覚があるため、人は嫉妬の発作を起こしやすくなるようです。基本自分は相手よりも上と思っているため、自分より下の立場の人が自分の持っていないものを持っていたりすると超絶反応で嫉妬の発作を起こしてしまうのです。持っている車や時計、恋人の有無や住んでいる家の価値や預貯金、比べられる要素はいくらでも転がっているのでそこから抜け出すのは難しいでしょう。なので自分は平均よりも上などという幻想は捨て、自分より2ランクぐらい上を見るぐらいにしておけば嫉妬は消えて無くなるように思います。人は自分より下のものが自分より良いモノを持っているときに嫉妬を強烈に感じるのだから。
どうやったら「私はすごい」と思えるの?
嫉妬や劣等感から解放されてくると、自動的にセルフイメージは高くなって、カリスマ性を発揮することができるようになります。セルフイメージが高くなるというよりも、本来の自分の姿に戻っていく、という感じに。巷には「セルフイメージを高くする」「自己肯定感を上げる」などの本がたくさん出ています。それってとっても大切なことだったりするのです。なぜなら、周囲の発作は、「弱者が自分よりも優れたものを持っている時に起こる」という条件があるから。
「自分はダメ」「自信がない」と思ってしまったら、周囲の嫉妬センサーが反応します。それによってさらに自分が「弱者だ」と思い込むように。このようにセルフイメージや自己肯定感が低いと、悪循環に陥りがち。嫉妬を恐れて謙虚にすればするほど、嫉妬の攻撃は増していき、自己イメージが低くなるので、セルフイメージをどんどん上げていきましょう。
嫉妬や劣等感を消すには自分を弱者だと思わないこと。卑屈になって縮こまっていると、ますます嫉妬の攻撃を受けることに。堂々と自分を表現することでこれらは消えていきます。ちょっとした刺激で現れる嫉妬や劣等感などの醜い感情にもう苦しむ必要はありません。
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