優れた技術で発電設備のコンパクト化や蓄電池の高性能化を実現し、日本の再生可能エネルギー業界を牽引するグローバル・リンク。東日本大震災後の電力供給が不安定な時期に、「低価格」「設置が簡単」「省スペース」を実現した独自開発の小型の太陽光発電&蓄電システムで被災地の人々の暮らしを助けるために創業された同社は、その後も「日本の未来に安心を」をテーマに、産業用太陽光発電、風力発電、地熱発電など、再生可能エネルギー分野へ次々と進出し、優れたアイデアや高い技術力により、単にエネルギーを生み出すだけでなく、地域の活性化にも一役買っている。
2015年のもうひとつのトピック「SDGs」
近年、欧米の投資家のあいだでは、「環境(Environment)」「社会(Social)」「企業統治(Governance)」に配慮している企業を重要視して投資を行う「ESG投資」が主流となりつつある。全世界の資産運用残高のうちESG要素を考慮したものは、現在のところ、およそ3割にすぎない。しかし、欧州に限って言えば約6割を占めているのだ。 こうした新たな指標を重視することは、企業の持続的成長や中長期的収益につながるだけでなく、財務諸表などからでは見えにくいリスクを排除できると、多くの欧米の投資家は考えている。 日本では、COP 21 に比べるとSDGsの認知度はあまり高くないが、SDGsが地球上の全人類を対象とした共通目標である以上、国も企業も、そしてわれわれ一般市民も、われ関せずではすまされない。ましてや、日本企業がこの目標への取り組みに出遅れてしまえば、今後、グローバルな競争で勝ち抜くことは難しくなるだろう。企業のCSR担当者だけでなく、企業の経営者も、このことを肝に銘じておくべきである。
持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。まだまだ認知度が低いSDGsだが、国際的枠組みで提唱されている以上、やはり念頭に置いておくべきものだ。一般市民レベルまで浸透してこそのものという側面もあるので、意識していったほうが良いだろう。
時代は「売電」から「自家発電」へ
そもそも、再生可能エネルギーの買い取り価格は、普及を目的に、政府があえて割高に設定している。太陽光発電の普及が進むにつれて買い取り価格が年度ごとに下がることは、あらかじめ法律で決まっていたことなのだ。 とはいえ、買い取り価格が下がってくれば、売電の旨みは少なくなる。エネルギー事業者のなかには、太陽光発電は儲からないと考え、見切りをつける事業者も出てくるかもしれない。 その一方で、住宅用の太陽光発電では、電気を売るのではなく、自家消費型、いわゆる「自家発電」のメリットに注目する人が増えている。ここでも鍵となるのは蓄電池の存在だ。 蓄電池を併設しない従来の太陽光発電の場合、夜間や悪天候の際は太陽光では発電できないため、電力会社から電気を購入する必要があった。しかし、蓄電池を併設することで、昼間に太陽光で発電した電力をためておければ、夜間や悪天候時であっても電力の自家消費分を賄うことができるようになる。こうして電力会社から買う電気の量を抑えることができれば、電気代の節約になる。
再生可能エネルギーが論じられる時、いつも売電による利潤の追求が語られる。個人レベルでも太陽光発電で発電した電気を売って利益を得ることばかりがクローズアップされるが、環境のためを思って導入するなら、自分で使う分のエネルギーを確保できて、災害の際は蓄電してあった電気を利用できるというメリットだけでも導入する価値はありそうだ。何より地球に優しい運動に参加できるということをメリットと捉えられれば意識も高まるというもの。原発が事故によってその危険性を露呈した形になった今、エネルギーはどうやって生み出すか、どのようにして生み出されたエネルギーを選択するかというのも選択できるようになれば良いと思う。
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