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それってホントに「うつ」? 間違いだらけの企業の「職場うつ」対策|吉野聡|「うつ状態」の診断書に要注意

仕事場ではうつ状態となるのに会社を休めばピンピンしていて遊びにも出かけられる。そんな会社うつを徹底解説。タイプ別の対応を迫られる「従来型」と「現代型」という2つのうつを画一的に捉えぬよう注意喚起を行う。職場におけるうつ対策をアップデート。

うつ病でないのにうつ?

これまで何度も登場してきた「DSM‐Ⅳ」という診断基準では、一〇種類の「パーソナリティ障害」を、その特徴ごとにさらに三つのカテゴリーに分類しています。

[クラスターA]  風変わりで自閉的、 妄想 を持ちやすく奇異で閉じこもりがちな性質を持つ。

① 妄想性パーソナリティ障害 ──とくに理由のない 猜疑 心 や不信感が強く、 頑固 で理屈っぽく執着する

② 統合失調質パーソナリティ障害 ──社会的関係への関心のなさ、孤独を選ぶ傾向、感情的な平板さ

③ 統合失調型パーソナリティ障害 ──奇妙な信念(テレパシーや迷信)や行動があり、対人関係が極端に 狭い

[クラスターB]  感情の混乱が激しく、演技的で情緒的なのが特徴。ストレスに対して 脆弱 で、他人を巻き込むことが多い。

④ 反社会性パーソナリティ障害 ──良心の 呵責 なく犯罪的な行動をくり返す。人に対して不誠実で 欺瞞 に満ちた行動をする

⑤ 境界性パーソナリティ障害 ──衝動的で、感情の起伏が激しく、そのため対人関係がいつも不安定になる。リストカットなどの自傷行為をくり返すことも多い

⑥ 演技性パーソナリティ障害 ──役者の演技のような行動で、常に周囲の関心を集め、自分が注目の 的 であろうとする。思いどおりにいかないと感情を爆発させ、自傷行為などに至ることも多い

⑦ 自己愛性パーソナリティ障害 ──極端なナルシスト。常に自分は優越的ですばらしく特別で偉大な存在でなければならないと思い込むため、他人への思いやりに欠け、 傲慢 な態度をとる [クラスターC]  不安や恐怖心が強い性質を持つ。周りの評価が気になり、それがストレスとなる性向がある。

⑧ 回避性パーソナリティ障害 ──自分に自信がなく、他人から拒絶されることや、批判されること、恥をかくことに非常に敏感で、そのために社会的な交流を避けようとする傾向を持つ

⑨ 依存性パーソナリティ障害 ──過剰にかまってほしいという欲求があり、それを維持するために服従的な行動をとる。甘えが強く、重要なことも自分で決められず人の判断に任せる傾向を持つ

⑩強迫性パーソナリティ障害──秩序やルールなど細かいことにこだわりすぎ、完璧を求めるあまり柔軟性に欠け、まったく融通が利かず、社会的には効率性がないとされる傾向を持つ  このように、一口に「パーソナリティ障害」といっても、じつにさまざまな種類の「パーソナリティ障害」が存在します。

僕は統合失調症と診断されて長いがこればっかりは病気とうまく付き合っていくしかないと半ば寛解を諦めている。相変わらず聞こえる幻聴とふとした日常の出来事による不安要素が肥大した妄想などに悩まされています。幻聴が聞こえたらかなりやばいので精神科の受診をお勧めします。不安や妄想なら普通の人にも起こることだが幻聴は別格。

うつ病と似て非なる「内因性精神障害」

このように、「統合失調症」は、一つの病気であるにもかかわらず、陽性症状と陰性症状というまったく異なる二つの症状を示すという特徴を有しています。また、陽性症状に関しては、周りから見ても明らかに病的だとわかることが多いのに対し、陰性症状の場合、一見したところ症状がうつ病と 酷似 していることが多く、 臨床 経験を積んだ精神科医でなければ区別がつかないケースも少なくありません。

じつは、この陰性症状を主とする「統合失調症」の患者さんがうつ病と誤診されて、近所の内科で漫然とうつ病の治療(抗うつ薬の投与と自宅療養)を受け続け、徐々に症状を悪化させていくという例が数多く見られるのです。 「統合失調症」は、職場環境を整え、職場のストレスを軽減することだけでは病状の改善は期待できません。治療の中心は薬物療法であり、実際に治療薬も、ここ数年で飛躍的な進歩を 遂げています。 「統合失調症」の治療は、近所の内科医などでは対応が困難な場合が多いため、いかに早期に専門の精神科の治療を受けられるかが、 予後(その後の経過)にも大きな影響を及ぼすのです。

僕のケースの場合は母親がうつ病で長いこと入院していたことから精神科受診のハードルが低かったこともあり統合失調症と診断されるのに時間はかからなかったが、やはり精神科の受診は抵抗感があり国の制度の利用にはなかなか踏み切れないでいた。すぐに治るものではなく長期にわたる治療が必要とわかり医療費の上限を決めてくれる制度(自立支援受給)などを使うようになった。障害者と診断されれば他にも支援(障害年金など)があるのでケースワーカーなどと相談してみてください。

うつの人の病気を理解する会社環境を作っていくための指針となる書籍。仕事から離れれば元気になるからといって仕事が問題なくできるかというとそれは別物。やはり仕事環境が悪いと言わざるを得ない。会社としてどのような取り組みが行われるかでうつ対策も様々。うつを怠け者扱いするブラック企業にならないために。

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