ストレスとは対人関係や仕事、家庭生活など様々な環境でうける実は生活に不可欠な負荷だと思う。ストレスがなければそれを跳ね返そうというモチベーションも生まれてこないし、必要以上のパワーを生み出す原動力にもならないだろう。そんな切っても切れないストレスをまるっと角のないものに変えてしまおうという書籍。
ある堅物の悟り
僕は病気になるまで、物事には 真実 の 価値や意味があると信じていた。たとえば、世の中で一番大事なのは愛だとか、戦争はいけないことだとか。努力をすることが大切だとか、怠惰はいけないとか。人間としての正しい生き方はこうだとかああだとか。他にも山ほどの 真実 の 価値や意味をもっていた。しかし、今はちょっと違う。もちろん今でも多くの価値や意味をもっているが、それらはすでに 真実 の ものではなく、僕が自分で勝手に選んだものにすぎないということがわかったんだ。しょせん、世の中のこと万事、それを右といえば右、左といえば左、白と見れば白、黒と見れば黒、どうにでもなる。人間の頭の中が真実をつくる。そういうことなのさ。大丈夫、決して投げやりになってしまったのではないよ。むしろ逆。昔に比べて、今はすごく楽に生きている。自分のペースで生きている。今は 真実 の 価値や 特定 の 意味にとらわれて生きるのが愚かなことだと思っているだけさ」そんなふうに格好良く、悟りに至ったというのです。
病気になるとちょっと弱気になるからか尖ったところが丸みを帯びてくるというのは僕だけじゃないんだ。色々な事象にこれという確固たるイメージを押し付けていた昔と違い、多様性を受け入れられるようになった。ひいてはそれが病気の自分を救うことに繋がるからだ。
物事には原因がある?
私たちは、何か問題があると「原因は何だろう?」と考えるのが当たり前になっています。「最近の若者はマニュアルがないと何にもできない」という事実があるとします。すると、必ず「どうしてだろう?」という疑問が生じます。ある評論家が、「マークシートの受験方式になって、学校では詰め込み型の受験勉強しか教えない。だから若者は創造的に考えることができない」などと言ったとします。それがもっともらしければ、「なるほどそうだったのか」と多くの人は納得するでしょう。それでおしまい。反対に、「原因不明」となるとみんなパニックになってしまいます。なんとか原因になっているものはないかと血眼になって捜しはじめるでしょう。このように私たちには、「ものごとは原因があるから結果がある」という考え方を何に関しても採用してしまう癖があるように思います。
何事も因果応報というわけか。あらゆる物事には原因があるわけで、それを血眼になって探したい気持ちはわかるが、それはさほど意味のないことなのかもしれない。
良い結果になる原因を捜そう
「症状は 動悸・めまい・発汗が主です。原因は職場の人間関係のストレスです。職場が変わって人間関係がうまくいきません。配置転換を希望しましたが上から拒否されました。家庭でも妻とは冷えきっています。それも影響していると思います。特に夜になるとこれから先のことを考えてしまって目が 冴えて眠れません。胃が重たくて食欲はありません。J先生からは安定剤と睡眠薬を出してもらっていますが、習慣になるのが 恐くて、飲んだり飲まなかったりです」と実に要領を得た説明で助かりました。が、とても防衛的な印象を受けます。どうやらカウンセリングをすすめられたことに納得がいかないようです。症状の原因がハッキリしているけど自分の意思ではどうにもならない、このうえは何か性格に問題がありとJ先生から思われているのではないかと誤解をされている様子です。「すべての原因は不眠です。職場の人間関係も性格も原因ではありません。不眠が続く、そうすると身体の疲れも取れず食欲だってなくなる。そうなれば、仕事に対する意欲だってわかない。仕事がおもしろくない。さらには人間関係もギスギスしてきて当然。こんな状況ではイライラして奥さんにつめたくする、関係もこじれ家に帰ってもおもしろくない。元をただせば全部不眠が原因なのです」
とにかく眠れないときは、もう諦めて寝ない!その日は完徹する。次の日爆睡すればいいぐらいの勢いでいた方が不眠は解消できるような気がする。毎日1〜2時間程度しか寝られないというのならば、一度諦めて寝ないという選択肢を試してみると次の日は寝不足から爆睡できます。
人間心配しなくてもあらゆる経験を積んでいくことでだんだん四角い心も丸くなっていくものなので気にしなくて良いと思います。それでもやっぱり尖ったところを治したいというのならば読んでみても良いかもしれません。
※この書籍はKindle Unlimited読み放題書籍です。月額980円で和書12万冊以上、洋書120万冊以上のKindle電子書籍が読み放題になるサービスが初回30日間無料となっております。PCの方はサイドバーのリンクより、スマホの方は下の方へスクロールしていただければリンクが貼ってありますので興味のある方はどうぞ。なお一部の書籍はキャンペーンなどで無料になっていて現在は有料となっている場合もありますのでその場合はあしからず。
【サブスク】 Kindle Unlimited
僕が利用している読書コミュニティサイト
【本が好き】https://www.honzuki.jp/
【シミルボン】https://shimirubon.jp/